オプション取引のインザマネー(ITM)とは?意味・具体例・ATM/OTMとの違いを忖度なく解説

ICHIZEN Capitalのイチ押しポイント!


  • インザマネー(ITM)とは「今すぐ権利行使すれば利益が出る」状態のこと
    • コールは「原資産価格 > 行使価格」、プットは「原資産価格 < 行使価格」でITMになる
    • ITMのオプションには「本質的価値」があり、プレミアムの中核を構成する
  • ITM・ATM・OTMの3分類を理解すればオプション戦略の基本が分かる
    • ATM(アットザマネー)は行使価格と原資産価格がほぼ同じ、OTM(アウトオブザマネー)は本質的価値ゼロ
    • プレミアム=本質的価値+時間的価値。ITMほど本質的価値が大きくデルタも高い
  • ITMでも「利益確定」とは限らない。プレミアム支払いとの損益計算が必須
    • 日経225オプションではSQ時にITMの買建玉は自動権利行使される
    • 仮想通貨オプション(Deribit等)でもITMの概念は同じだが、現金決済が基本
  • 売り手視点のリスクも知っておくべき
    • ITMオプションの売り手は損失が膨らみやすく、特にコール売りは理論上無限大の損失リスク
    • 権利行使すべきか転売すべきかは残存期間と時間的価値で判断する
木田 陽介

インザマネーはオプション取引の最重要用語の一つです。「ITMだから儲かる」と思い込む初心者が多いですが、実際はプレミアムの支払いとの差し引きで損益が決まります。この記事では、コール・プット別の具体例から売り手のリスクまで、現場で本当に必要な知識を整理しました。

木田 陽介
(株)ICHIZEN HOLDINGS

代表取締役

この記事の執筆者/監修者

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

監修 木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

目次

インザマネー(ITM)とは?オプション取引の基本用語

インザマネー(In The Money / ITM)とは、オプションを今すぐ権利行使した場合に本質的価値(利益)が発生する状態を指します。オプション取引において、原資産の価格と権利行使価格(ストライクプライス)の関係を示す最も重要な概念の一つです。

具体的には、コールオプション(買う権利)では「原資産価格が権利行使価格を上回っている状態」、プットオプション(売る権利)では「原資産価格が権利行使価格を下回っている状態」がインザマネーです。いずれも「権利を行使すれば差額分の利益が得られる」ポジションにあることを意味しています。

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項目内容
用語インザマネー(In The Money / ITM)
意味オプションに本質的価値がある(権利行使で利益が出る)状態
コールオプションのITM原資産価格 > 権利行使価格
プットオプションのITM原資産価格 < 権利行使価格
対義語アウトオブザマネー(OTM)=本質的価値ゼロ
関連用語アットザマネー(ATM)=行使価格と原資産価格がほぼ同じ
本質的価値の計算コール:原資産価格 − 行使価格/プット:行使価格 − 原資産価格

インザマネーは「マネーネス」(ITM・ATM・OTMの3分類の総称)の一つです。オプション価格(プレミアム)の構造やギリシャ指標(デルタなど)を理解するうえで、まずこの3分類を正確に押さえることが出発点になります。

コールオプションとプットオプションのインザマネー|具体例で理解する

インザマネーの条件はコールとプットで正反対です。ここでは現実的な数値を使って、それぞれの具体例と損益計算を確認します。

コールオプションのインザマネー

コールオプション(買う権利)は、原資産価格が権利行使価格を上回っているときにITMです。たとえば、日経225オプションで行使価格40,000円のコールを持っているとき、日経平均が42,000円であれば、40,000円で買う権利に2,000円分の本質的価値があります。

このとき本質的価値は「42,000円 − 40,000円 = 2,000円」です。ただし、このコールオプションをプレミアム500円(1枚あたり500円 × 1,000倍 = 50万円)で購入していた場合、実質的な利益は本質的価値2,000円からプレミアム500円を引いた1,500円(1枚あたり150万円)になります。ITMであっても、プレミアム支払い額との差し引きで最終損益が決まる点が重要です。

プットオプションのインザマネー

プットオプション(売る権利)は、原資産価格が権利行使価格を下回っているときにITMです。行使価格40,000円のプットを持っているとき、日経平均が38,000円に下落すれば、40,000円で売る権利に2,000円分の本質的価値が生まれます。

プットの買い手は、相場の下落局面で利益を狙うポジションです。たとえばプレミアム300円で購入していれば、本質的価値2,000円 − プレミアム300円 = 1,700円が利益になります。ヘッジ目的で保有株の下落リスクに備えるケースでも、プットがITMになれば保険としての役割を果たしたことを意味します。

コール・プットのITM条件を一覧で整理

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オプションの種類ITMの条件本質的価値の計算具体例(行使価格40,000円)
コール(買う権利)原資産価格 > 行使価格原資産価格 − 行使価格日経平均42,000円 → 本質的価値2,000円
プット(売る権利)原資産価格 < 行使価格行使価格 − 原資産価格日経平均38,000円 → 本質的価値2,000円

ITM・ATM・OTMの違い|マネーネスの3分類を比較

オプションの状態は、インザマネー(ITM)・アットザマネー(ATM)・アウトオブザマネー(OTM)の3つに分類されます。この3分類を「マネーネス」と呼び、オプション価格の構造やリスク特性を理解するための基本フレームワークです。

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マネーネスコールオプションプットオプション本質的価値特徴
ITM(インザマネー)原資産 > 行使価格原資産 < 行使価格プラス権利行使で利益が出る。プレミアムは高い
ATM(アットザマネー)原資産 ≒ 行使価格原資産 ≒ 行使価格ほぼゼロ時間的価値が最大。価格変動の影響を受けやすい
OTM(アウトオブザマネー)原資産 < 行使価格原資産 > 行使価格ゼロ権利行使しても損。プレミアムは安い

ATMのオプションは時間的価値が最大になるという性質があります。これは、原資産価格が行使価格の付近にあるとき、ITMにもOTMにも動く可能性が最も高いためです。一方、ディープITM(行使価格から大きく離れたITM)は時間的価値が小さく、本質的価値がプレミアムの大半を占めます。

OTMのオプションは本質的価値がゼロのため、プレミアムは時間的価値のみで構成されます。満期までに原資産が行使価格を超えなければ無価値で消滅するリスクがありますが、その分プレミアムが安く、少額で大きなリターンを狙う投機的なポジションとして使われます。

本質的価値と時間的価値|オプションプレミアムの構造

オプション価格(プレミアム)は「本質的価値」と「時間的価値」の2つの要素で構成されています。プレミアム = 本質的価値 + 時間的価値という関係式は、インザマネーの意味を深く理解するうえで欠かせません。

本質的価値とは

本質的価値は、オプションを今すぐ権利行使した場合に得られる利益の金額です。ITMのオプションだけが本質的価値を持ち、ATMやOTMの本質的価値はゼロになります。計算は単純で、コールなら「原資産価格 − 行使価格」、プットなら「行使価格 − 原資産価格」です。

たとえば、行使価格40,000円のコールオプションで日経平均が42,500円なら、本質的価値は2,500円です。この2,500円はオプションの「最低限の価値」であり、ITMが深くなるほど本質的価値は大きくなります。

時間的価値とは

時間的価値は、満期までの残存期間に対して「原資産が有利に動く可能性」に付けられる価格です。残存期間が長いほど、またボラティリティ(価格変動性)が高いほど、時間的価値は大きくなります。

重要なのは、時間的価値は満期に向かって必ず減衰する(タイムディケイ)という性質です。ATMのオプションが最も時間的価値が大きく、ディープITMやディープOTMでは時間的価値は小さくなります。満期日にはすべてのオプションの時間的価値がゼロになり、ITMのオプションは本質的価値のみが残り、OTMのオプションは無価値で消滅します。

ディープインザマネー(Deep ITM)の特徴

行使価格から大きく離れたITMを「ディープインザマネー」と呼びます。ディープITMのオプションはデルタ(原資産の価格変動に対するオプション価格の感応度)が1に近く、原資産とほぼ同じ値動きをするのが特徴です。このため、株式の代替ポジションとして使われることもあります。

ディープITMはプレミアムのほとんどが本質的価値で占められ、時間的価値はわずかです。そのため、タイムディケイの影響を受けにくい反面、プレミアムが高額になるため必要資金は大きくなります。

インザマネーの注意点・よくある誤解

インザマネーという状態を正しく理解しないまま取引すると、思わぬ損失につながることがあります。初心者が陥りやすい誤解と注意点を整理します。

インザマネーでの注意点
  • ITMでも「利益確定」とは限らない。プレミアム支払額を差し引いて損失になるケースがある
  • ITMオプションの売り手は損失リスクが大きい。特にコール売りは理論上無限大の損失
  • SQ(特別清算指数)日にITMの買建玉は自動権利行使される(日経225オプション)
  • 満期前に転売(反対売買)すれば時間的価値も回収できるが、満期まで持つと時間的価値はゼロ
  • 取引中もリアルタイムでマネーネスは変動する。「今ITM」でも「満期時OTM」はあり得る

「ITM=利益確定」ではない理由

最も多い誤解が「インザマネーなら必ず利益が出る」という思い込みです。オプションの買い手はプレミアム(オプション料)を支払っています。本質的価値がプレミアム支払額を上回って初めて、実質的な利益が発生します。

たとえば、行使価格40,000円のコールをプレミアム1,000円で購入し、満期時の日経平均が40,500円だった場合、本質的価値は500円ですがプレミアム支払いは1,000円です。ITMにはなっていますが、差し引き500円の損失になります。損益分岐点は「行使価格+支払プレミアム」(この例では41,000円)です。

売り手から見たITMのリスク

オプションの売り手にとって、ITMは不利な状態です。コールオプションの売り手は、原資産価格が行使価格を上回るほど損失が膨らみ、理論上の損失は無限大になります。プットの売り手も、原資産がゼロに近づくほど損失が拡大します(ただし原資産がゼロ以下にはならないため損失は有限)。

売り手はプレミアムを受け取る対価として、このリスクを引き受けています。ITMが深くなるほど、権利行使(アサインメント)される可能性が高まるため、証拠金の管理と損切りラインの設定が不可欠です。

権利行使か転売か|残存期間で判断する

ITMのオプションを持っている場合、満期まで保有して権利行使するか、満期前に反対売買(転売)するかの選択が生じます。満期前に転売すれば、本質的価値だけでなく残っている時間的価値も回収できます。一方、満期まで持つと時間的価値はゼロになり、本質的価値のみが受け取れます。

一般的には、残存期間が長く時間的価値が大きいうちは転売、満期が近く時間的価値がほぼゼロなら権利行使(または自動行使に任せる)が合理的です。ただし、手数料やスリッページも考慮して判断する必要があります。

木田 陽介

初心者の方に伝えたいのは「ITM=勝ち」ではないということ。プレミアムの支払いコストを忘れると、ITMなのに損をする場面に面食らいます。損益分岐点の計算は必ずエントリー前に確認してください。

日経225オプションと仮想通貨オプションでのインザマネー

インザマネーの概念はすべてのオプション商品に共通しますが、具体的な決済方法や自動行使のルールは商品ごとに異なります。日本で取引できる主な2つの市場を確認します。

日経225オプション|SQでの自動権利行使

日経225オプション(大阪取引所)では、SQ(特別清算指数)日にITMとなっている買建玉は自動的に権利行使されます(※1)。逆にOTMの建玉は自動的に消滅(権利放棄)します。決済方法は現金決済で、実際に日経平均の構成銘柄を受け渡すわけではありません。

SQ値は毎月第2金曜日(メジャーSQは3・6・9・12月)に算出されます。ITMのコールの場合、「SQ値 − 行使価格」× 1,000が受取額です。SQ日を跨いで保有するなら、SQ値が損益分岐点を超えるかどうかが勝負になります。

仮想通貨オプション|Deribit等の暗号資産市場

暗号資産(仮想通貨)のオプション取引でも、ITM・ATM・OTMの概念はまったく同じです。Deribit(デリビット)はビットコイン・イーサリアムのオプション取引量で世界最大級のプラットフォームで、満期は1日〜12か月、複数の行使価格が設定されています。

仮想通貨オプションの決済は原則として現金決済(USD建て)で、ITMのオプションは満期時に自動行使されます。伝統金融のオプションとの違いは、24時間365日取引可能であることと、ボラティリティが極めて高い点です。ボラティリティが高い分、時間的価値が大きくなりやすく、プレミアムは割高になる傾向があります。

ICHIZEN Capitalの視点|ITMを実トレードでどう使うか

用語解説だけでは実際のトレードに活かせません。ここでは、ICHIZEN Capitalが暗号資産の実運用経験を踏まえて、インザマネーの実務的な使い方と判断基準を整理します。

ITMオプションの買いは「方向性への確信」があるときに有効

ITMのオプションを買うメリットは、デルタが高い(0.5超〜1.0に近い)ため、原資産の値動きに対する追随性が高い点です。ディープITMのコールはデルタがほぼ1で、株や先物のロングとほぼ同じ値動きをします。しかもオプションの買い手の最大損失はプレミアムに限定されるため、先物のロングよりリスクが限定的です。

ただし、ITMオプションはプレミアムが高額になるため、「方向性に強い確信がある + 損失を限定したい」という場面で使うのが合理的です。方向性が不明確なら、ATMやOTMの方がコスト効率は良くなります。

暗号資産オプション特有の注意点

暗号資産市場では24時間365日価格が動くため、日経225オプションのように「SQ日まで待つ」という感覚と異なり、常にマネーネスが変動しています。ビットコインのボラティリティは日経平均の数倍に達することもあり、ATMだったポジションが数時間でディープITMやディープOTMに変わることは珍しくありません。

このため、暗号資産オプションではポジション管理の頻度を上げる必要があります。「ITMだから安心」と放置せず、デルタやガンマの変動を定期的に確認しましょう。利益が出ているITMポジションは、満期を待たず途中で転売して利益を確定する判断も重要です。

税金の取り扱い

日本の居住者がオプション取引で利益を得た場合、日経225オプションは「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税(税率20.315%)の対象です(※2)。一方、暗号資産オプション(Deribit等の海外プラットフォーム)の利益は「雑所得」として総合課税(最大税率約55%)が適用されます。税制が異なるため、取引する商品によって手取りの利益率が大きく変わる点に注意が必要です。詳しくは仮想通貨の税金はいくらから?の記事で解説しています。

よくある質問

インザマネー(ITM)とは何ですか?コールとプットで違いますか?

インザマネーとは、オプションを権利行使すれば利益が出る状態です。コールオプションでは「原資産価格 > 行使価格」、プットオプションでは「原資産価格 < 行使価格」のときにITMとなります。条件は正反対ですが、いずれも本質的価値がプラスである点は共通しています。

インザマネーとアウトオブザマネー・アットザマネーの違いは?

ITM(インザマネー)は本質的価値がプラスの状態、ATM(アットザマネー)は行使価格と原資産価格がほぼ同じで本質的価値がほぼゼロの状態、OTM(アウトオブザマネー)は本質的価値がゼロで権利行使しても損になる状態です。この3分類を「マネーネス」と呼び、オプション価格の構造を理解する基本になります。

インザマネーのオプションは必ず利益が出ますか?

いいえ、必ず利益が出るとは限りません。オプションの買い手はプレミアム(オプション料)を支払っているため、本質的価値がプレミアム支払額を上回って初めて実質的な利益になります。損益分岐点は、コールなら「行使価格+支払プレミアム」、プットなら「行使価格−支払プレミアム」です。

本質的価値と時間的価値はどう計算しますか?

本質的価値はコールなら「原資産価格−行使価格」、プットなら「行使価格−原資産価格」で計算します(マイナスの場合はゼロ)。時間的価値は「プレミアム−本質的価値」で求められます。時間的価値は残存期間とボラティリティに依存し、満期に向けて必ず減衰します。

ディープインザマネー(Deep ITM)とは?通常のITMとどう違う?

行使価格から大きく離れたITMを「ディープインザマネー」と呼びます。デルタが1に近いため原資産とほぼ同じ値動きをし、株の代替ポジションとして使われることがあります。プレミアムのほとんどが本質的価値で占められ、タイムディケイの影響を受けにくいのが特徴です。

日経225オプションでインザマネーになった場合、SQではどう処理されますか?

日経225オプションでは、SQ日にITMの買建玉は自動権利行使されます。決済は現金決済で、コールなら「(SQ値−行使価格)×1,000」が受取額です。OTMの建玉は自動的に消滅(権利放棄)されます。SQは毎月第2金曜日に算出されます。

インザマネーのオプションは権利行使すべきですか?転売すべきですか?

残存期間が長く時間的価値が残っているなら、転売(反対売買)する方が本質的価値+時間的価値の両方を回収できるため合理的です。満期が近く時間的価値がほぼゼロなら、権利行使か自動行使に任せるのが一般的です。手数料やスリッページも含めて判断しましょう。

仮想通貨(ビットコイン)オプションでもインザマネーの概念は同じですか?

はい、同じです。Deribit等の暗号資産オプションでもITM・ATM・OTMの定義は変わりません。ただし24時間365日取引可能であること、ボラティリティが高くマネーネスの変動が激しいこと、税制が異なること(暗号資産は総合課税、最大約55%)が伝統金融との主な違いです。

インザマネーのオプションを「売る」側のリスクは?

ITMオプションの売り手は損失が膨らみやすく、特にコールの売り手は理論上無限大の損失リスクを負います。ITMが深くなるほど権利行使(アサインメント)される可能性が高まるため、証拠金の管理と明確な損切りラインの設定が不可欠です。プットの売り手も原資産がゼロに近づくほど損失が拡大します。

インザマネーかどうかは満期時だけで判断するのですか?

いいえ、マネーネスは取引時間中もリアルタイムで変動します。「今ITM」でも満期時にOTMになる可能性はあります。最終的な損益は満期時(SQ時)のマネーネスで確定しますが、取引中のマネーネスもプレミアムの評価やデルタの把握に重要です。

まとめ|インザマネーの理解がオプション戦略の出発点

インザマネー(ITM)は、オプションが本質的価値を持ち、権利行使すれば利益が発生する状態です。コールは「原資産 > 行使価格」、プットは「原資産 < 行使価格」でITMとなり、ATM・OTMとの3分類(マネーネス)がオプション価格の構造を理解する土台になります。

ただし、ITM=利益確定ではありません。プレミアムの支払いコストを差し引いて損益を計算する習慣をつけることが、オプション取引の第一歩です。売り手視点では、ITMが深くなるほど損失リスクが拡大するため、証拠金管理と損切り設定が不可欠になります。

オプション取引の基本から学びたい方は、オプション取引とは?の記事も参考にしてください。また、4つの基本形を理解すれば、ITMの概念をさらに実践的に活用できます。

参考文献

※1 JPX北浜投資塾「日経225オプション 決済方法」https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/column/futures_option/option/06.html
※2 国税庁「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1522.htm
※3 野村證券「イン・ザ・マネー」https://www.nomura.co.jp/terms/japan/i/inthemoney.html
※4 IG証券「インザマネーとは」https://www.ig.com/jp/glossary-trading-terms/in-the-money-definition
※5 iFinance「イン・ザ・マネーとは」https://www.ifinance.ne.jp/glossary/derivatives/der013.html

※当サイトの情報は投資判断の参考となる一般的な情報提供を目的としており、特定の暗号資産(仮想通貨)への投資を勧誘するものではありません。暗号資産取引にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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