オプション取引で億り人になれる?成功者の手法・必要資金・リスクと税金を忖度なく解説

ICHIZEN Capitalのイチ押しポイント!
- オプション取引で億り人になった実例は存在する。ただし再現性は低い
- 日経225オプションのプット買いで暴落時に数百倍のリターンを得た事例、現物株+オプション戦略で3年で1億円に到達した事例がある
- 一方で資産7億円の投資家がオプションで全額失った失敗談もあり、成功の裏に大量の退場者がいる現実を理解する必要がある
- 億り人を狙える戦略は「買い」が基本。売りは破産リスクがある
- コール買い・プット買いは損失がプレミアム(購入代金)に限定されるため、最悪でもゼロ。レバレッジ効果で数十倍〜数百倍の利益が狙える
- 売り(ネイキッド)は理論上損失無限大。億り人を目指すなら買い戦略が大前提
- 税金は申告分離課税20.315%。FX・先物と損益通算できる
- 日経225オプションの利益は雑所得ではなく申告分離課税。損失の3年繰越控除も可能
- 億り人達成後は約2,000万円超の税金が発生する。確定申告は必須
- 始めるハードルは意外と低い。ミニオプションなら約1万円から
- 日経225ミニオプションは通常の10分の1の単位で取引可能。買い手なら数万円の元手で始められる
- 楽天証券・SBI証券・松井証券など主要ネット証券で取引可能。口座開設には投資経験の審査がある
木田 陽介オプション取引で億り人になった人は実際にいます。ただ忖度なく言うと、「誰でもなれる」とは口が裂けても言えません。成功者の陰には大量の退場者がいて、特に売り側で破産した例は枚挙にいとまがない。この記事では夢と現実の両面を、事実ベースで正直に解説します。


監修 木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役
2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。
オプション取引の「億り人」とは?基本を押さえる
「億り人」とは、投資で資産1億円以上を達成した個人投資家を指す俗称です。オプション取引は、その高いレバレッジ効果から「少額の元手で億り人になれる可能性がある」として注目を集めています。
オプション取引とは、ある資産(日経平均株価や個別株など)を「将来の特定日に、あらかじめ決めた価格で買う(または売る)権利」を売買する取引です。権利を買うのに支払う代金をプレミアムと呼びます。このプレミアムは原資産の値動きに対してレバレッジが効くため、相場が大きく動いたとき、数倍〜数百倍のリターンを生むことがあります。
たとえば、日経平均が暴落する局面で「プットオプション(売る権利)」を事前に数万円で買っていた場合、暴落幅が大きければ数百万円〜数千万円の利益になるケースが過去に実際に起きています。これが「オプション取引で億り人」のイメージの源泉です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 億り人の定義 | 投資で資産1億円以上を達成した個人投資家の俗称 |
| 日本で主流のオプション | 日経225オプション(大阪取引所に上場) |
| 取引の種類 | コール(買う権利)とプット(売る権利)の売買 |
| レバレッジ効果 | プレミアムの数十倍〜数百倍の利益が出ることもある |
| 買い手の最大損失 | 支払ったプレミアム(購入代金)のみ=損失限定 |
| 売り手の最大損失 | 理論上無限大(ネイキッド売りの場合) |
| 税率 | 申告分離課税20.315%(FX・先物と損益通算可能) |
| 最低資金目安 | 買い手:数万円〜(ミニオプションなら約1万円〜) |
重要なのは、オプションの「買い」と「売り」ではリスク構造がまったく異なるという点です。買い手は損失が限定される一方、売り手は理論上無限の損失を被る可能性があります。億り人を目指すなら、この違いを正確に理解することが出発点になります。
オプション取引で億り人になった実例
「オプション取引で億り人は本当にいるのか」という疑問に対して、答えはイエスです。日本国内・海外を問わず、オプション取引で資産1億円以上を達成した事例は複数確認できます。ただし、いずれも相応のリスクを取り、相場環境にも恵まれた結果である点は見落とせません。
- 日経225オプション+現物株で3年で億り人に到達した事例
- JPX公式が紹介するデリバティブの先駆者の成功談
- 資産7億円の投資家がオプションで全額失った失敗談
事例1:現物株+オプション戦略で3年で億り人(emi氏)
株探ニュースで紹介された個人投資家emi氏は、現物株への投資にオプション取引を組み合わせ、約3年で資産1億円に到達しています(※1)。氏の手法の特徴は、現物株のポジションを持ちながら、相場の急変動時にオプションの買いで追加利益を狙うという「複合戦略」でした。
特に注目すべきは、相場が停滞する「冬の時代」にもオプション売り(カバードコール等)でインカムを得ていた点です。億り人に到達した投資家の多くは、一発勝負ではなく、複数の手法を組み合わせて段階的に資産を積み上げています。
事例2:デリバティブの先駆者として億り人に(かかと氏)
大阪取引所(JPX)の公式コンテンツ「ヘッジ&テイク」で紹介されたかかと氏は、2000年の日経平均銘柄入替をきっかけに先物・オプション取引を開始し、億り人に到達した投資家です(※2)。
取引所の公式メディアで紹介されている点は、この事例の信頼性を高めています。かかと氏は株式投資からデリバティブへ転換する中で、オプションのレバレッジ効果を活用しつつ、リスク管理を徹底する姿勢が成功の鍵だったと語っています。
事例3:海外の独力ミリオネア(米国オプション市場)
Business Insider Japanで紹介された米国の43歳男性は、インデックスファンドに頼らず、オプション取引を軸に独力でミリオネア(約1億円以上の資産)を達成しました(※3)。氏はオプションの売り戦略(カバードコール・キャッシュ・セキュアード・プット)を軸にポートフォリオを構築しており、「毎月の安定収入」をベースに資産を増やした点が特徴です。
この事例は、「一攫千金型」ではなく「安定収益積み上げ型」でも億り人に到達できることを示しています。ただし、米国市場は個別株オプションが充実しており、日本市場とは環境が異なる点に留意が必要です。
失敗事例:資産7億円の投資家がオプションで全額失った話
成功談だけを並べるのは不誠実です。マネーポストWEBで紹介された資産7億円の億り人投資家www9945氏は、ワラント(オプションの一種)に手を出し、他の投資で得た利益をすべて失ったと語っています(※4)。
この事例が示すのは、「億り人になること」と「億り人であり続けること」はまったく別の課題だという現実です。オプション取引の高いレバレッジは、利益を増幅するのと同じ力で損失も増幅します。成功事例を見て夢を描くのは自然なことですが、失敗事例から学ぶことの方が、実際の資産を守るうえではるかに重要です。
億り人が使ったオプション戦略
オプション取引で億り人を目指すなら、どの戦略を選ぶかが結果を大きく左右します。成功者の事例から抽出される代表的な戦略を、リスクの大小とともに整理します。
- プット買い(暴落時の爆発力が最大の武器)
- コール買い(上昇相場で数十倍を狙う)
- 現物株+オプション(カバードコール・プロテクティブプット)
- 売り戦略で安定収益を狙う手法(リスクの理解が必須)
プット買い|暴落時に数百倍のリターン
「オプション取引で億り人」の典型的なイメージが、暴落局面でのプットオプション買いです。日経平均が急落すると、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のプットオプションのプレミアムが数十倍〜数百倍に跳ね上がることがあります。
たとえば2016年の英国EU離脱(ブレグジット)投票時や、2020年のコロナショック時には、数万円のプット買いが数百万円以上になった事例が報告されています(※5)。この「少額投資→大きなリターン」の構造が、オプション取引を億り人への道として注目させている最大の理由です。
ただし現実には、OTMのプット買いはほとんどが期限切れでゼロになります。米国の統計では、取引された全オプションのうち権利行使されるのは約17%で、80%以上が期限切れで消滅しています(※6)。プット買いで億り人を狙うのは、宝くじに近い確率のゲームです。
コール買い|上昇相場で数十倍を狙う
相場の上昇局面では、コールオプション(買う権利)の買いで大きなリターンを狙えます。株価が上がるほどコールの価値が増えるため、強気の相場観があるときに活用されます。
プット買いと同様に、最大損失はプレミアム(購入代金)に限定されるため、リスクを限定しつつレバレッジを効かせられるのが利点です。ただし、相場が横ばいや下落した場合はプレミアム全額が損失になります。コール買いで億を狙うには、上昇トレンドの初動を正確に捉える相場観が求められます。
現物株+オプション|カバードコールで安定収益
前述のemi氏のように、現物株を保有しながらオプションを組み合わせる「複合戦略」で億り人に到達した事例もあります。代表的なのがカバードコール(保有株のコールオプションを売ってプレミアム収入を得る手法)です。
この手法は一攫千金を狙うものではなく、毎月のオプション売りプレミアムを積み重ねて資産を増やす「農耕型」の戦略です。派手さはありませんが、再現性の高さでは最も現実的な億り人への道と言えるでしょう。カバードコールの詳細は「オプション取引のカバードコール」で解説しています。
売り戦略の危険性|億り人どころか破産するリスク
オプションの売り(特にネイキッド売り)は毎月安定したプレミアム収入が得られる反面、相場が急変すると損失が理論上無限大になります。「コツコツ稼いでドカンと失う」パターンの典型です。
実際に、日経225オプションの売りで巨額の損失を被り、証拠金を超える追証が発生して破産に近い状態に陥った個人投資家の事例は複数報告されています。億り人を目指してオプションを始めるなら、まず「売り」ではなく「買い」から入ることを強く推奨します。売り戦略の詳細は「オプション取引はやばい?」もあわせてご覧ください。
億り人になるには?必要資金と現実的なロードマップ
「オプション取引で億り人になりたい」と思ったとき、まず知るべきは必要な元手と、現実的な資産拡大のペースです。夢を語るだけでなく、数字で冷静に検証します。
必要資金の目安
オプション取引の買い手であれば、始めるだけなら数万円の元手から可能です。2025年に導入された日経225ミニオプションは通常の10分の1の取引単位(プレミアム×100倍)で取引でき、約1万円前後から取引できるケースもあります(※7)。
ただし、「始められる金額」と「億り人を現実的に目指せる金額」は異なります。継続的にオプションを買い続けるには、1回の取引でゼロになっても生活に支障がない余裕資金が必要です。現実的な出発点としては、最低でも100万円程度の運用資金を確保し、1回の取引に投じる金額を全体の5〜10%以下に抑えるのが堅実な設計です。
100万円→1億円のシミュレーション
元手100万円から1億円を達成するには、資産を100倍に増やす必要があります。これを年率に分解すると、たとえば複利で年率100%(資産が毎年2倍)を7年間続ければ128倍に到達します。年率50%なら約12年で130倍です。
「年率50〜100%を毎年」というのは、プロのファンドマネージャーでも維持するのが困難な数字です。ウォーレン・バフェット氏の生涯平均リターンでさえ年率約20%であることを考えると、オプション取引で億り人を目指すことの難易度が見えてきます。
現実的な億り人への道は、「オプションだけで100倍にする」のではなく、現物株・インデックス・オプションを組み合わせて段階的に資産を積み上げるアプローチです。前述のemi氏の事例がまさにこのパターンでした。
口座開設に必要な条件
日経225オプションを取引するには、証券会社で専用の先物・オプション取引口座を開設する必要があります。通常の株式口座とは別に審査があり、以下の条件が一般的です。
- 一定額以上の金融資産(証券会社により100万〜300万円以上が目安)
- 投資経験(株式・FX等の取引経験が求められる場合が多い)
- リスクの理解(オプション取引のリスクに関するテストや確認がある)
主要なネット証券では楽天証券・SBI証券・松井証券・マネックス証券などが日経225オプションに対応しています。手数料は証券会社によって異なりますが、楽天証券の場合、売買代金の0.198%(税込・最低198円)が目安です(※8)。詳しい比較は「オプション取引おすすめ証券会社」をご覧ください。
オプション取引で億り人を目指すリスクと注意点
億り人の夢を語る記事は多いですが、リスクを正確に伝える記事は驚くほど少ないのが現状です。オプション取引で億を目指す前に、最悪のシナリオを知っておく必要があります。
- 買いの損失は限定だが、プレミアムの大半がゼロになる(勝率が低い)
- 売りの損失は理論上無限大。追証で元本以上の負債を抱えるリスク
- 時間的価値の減少(セータ)が買い手に不利に働く
- ボラティリティの急変で予想外の値動きが起きる
- 流動性が低い限月・行使価格では希望通りに売買できないことがある
買い手のリスク|勝率の低さとゼロリスク
オプションの買い手は「損失がプレミアムに限定される」という安全弁がありますが、その代わりに勝率が低いのが現実です。前述の統計のとおり、購入されたオプションの80%以上が期限切れで無価値になっています。
つまり、10回買って8回はプレミアム全額を失い、残り2回のうち1回で大きく勝てるかどうかという世界です。「損失限定」は事実ですが、「少額を繰り返し失い続けて資金が尽きる」というパターンで退場する投資家は少なくありません。
売り手のリスク|追証と破産の恐怖
オプションの売り手(特にネイキッド売り)は、相場が急変した場合に理論上無限大の損失を被ります。日経平均が1日で1,000円以上動くような暴落・暴騰時には、証拠金を大幅に上回る損失が発生し、追証(追加の証拠金入金)が求められるケースがあります。
追証を支払えなければ、証券会社による強制決済が行われますが、それでも損失が確定しきれない場合は借金として残る可能性があります。「オプション売りで毎月10万円の安定収入」に魅力を感じても、1回の暴落で全てを失うリスクを天秤にかける必要があります。
メンタルのリスク|億り人を「焦る」と判断が歪む
見落とされがちなのがメンタル面のリスクです。「億り人になりたい」という強い欲求は、冷静な判断を歪めます。含み損が出たとき損切りできない、一度大勝ちすると次はもっと大きく張ってしまう、連敗が続くと一発逆転を狙ってリスクを過大に取る──これらは億り人を目指す投資家に共通する心理的な罠です。
「億り人は手段であって目的ではない」という視点を持てるかどうかが、実は最も重要な分岐点かもしれません。数字に追われず、自分のルールを守り続けられるメンタルコントロールこそ、成功者に共通する特性です。
ICHIZEN Capitalの視点|億り人達成後に待つ「税金」と「資産防衛」
多くの「億り人記事」は達成までの話で終わりますが、実際に億を稼いだあとに最大のインパクトを持つのは税金と資産防衛です。上位記事が最も手薄なこの領域を、事業者・税務の視点で正確に整理します。
日経225オプションの税金|申告分離課税20.315%
日経225オプション取引の利益は、「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象です。税率は一律20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)で、給与所得などと合算されない分離課税方式が適用されます(※9)。
たとえば1億円の利益を出した場合、税金は約2,031万5,000円になります。「雑所得で最大55%」と誤解している方もいますが、上場デリバティブ(日経225オプション含む)は分離課税のため税率は一律です。この点は暗号資産(最大約55%の総合課税)と比べて大きな税制上のメリットと言えます。
損益通算と繰越控除|損した年も申告する理由
日経225オプションの損失は、FX(くりっく365・店頭FX)、先物取引など「先物取引に係る雑所得等」に該当する商品と損益通算が可能です。さらに、通算しても損失が残る場合は翌年以降3年間にわたって繰越控除できます(※9)。
オプション取引で億り人を目指す過程では、損失が出る年も確実にあります。損した年こそ確定申告をして繰越控除を適用しておくことが、トータルの税負担を減らすために極めて重要です。億り人達成の翌年に前年の損失を繰り越せれば、実際の税負担が数百万円単位で変わることもあります。
億り人になったあとの資産防衛
1億円の利益を出しても、税金を納めた残りの約8,000万円をどう守るかが次の課題です。億り人に到達した投資家の中には、達成後もハイリスクな取引を続けて資産を溶かすケースが少なくありません。前述のwww9945氏の事例がまさにそれです。
「稼ぐ」と「守る」はまったく別のスキルです。達成後は資産の大部分をインデックスや債券など低リスク資産に移し、オプション取引に充てる資金は全体の10〜20%に絞るという戦略が合理的です。「億り人になること」よりも「億り人であり続けること」のほうが、はるかに難しい課題であることは覚えておくべきでしょう。



億を稼いで「やった!」と浮かれた翌年に、2,000万円超の税金通知が届いて青ざめる──これ、実際にある話です。稼いだ瞬間に税金の計算を始めること。そして、全額を次の取引に突っ込まないこと。この2つが、億り人を「一瞬の出来事」にしないための鉄則です。
よくある質問
オプション取引で億り人になった人は実際にいるのか?
はい、実在します。日経225オプションと現物株を組み合わせて3年で1億円に到達した事例や、JPX公式が紹介するデリバティブで億り人になった事例、米国のオプション取引でミリオネアになった事例が確認されています。ただし成功者の陰には多くの退場者がおり、再現性が高い手法とは言えません。
オプション取引で億り人になるにはいくらの元手が必要?
取引を始めるだけなら数万円(ミニオプションなら約1万円〜)から可能です。ただし現実的に億を目指すなら、最低100万円程度の余裕資金を確保し、1回の取引額を全体の5〜10%以下に抑えるのが堅実です。100万円から1億円にするには資産を100倍にする必要があり、高い難易度であることは認識しておくべきです。
オプション取引の売りと買い、どちらが破産リスクが高い?
売り(特にネイキッド売り)の方が圧倒的に破産リスクが高いです。買い手の最大損失は支払ったプレミアムまでですが、売り手の損失は理論上無限大です。相場の急変時に追証が発生し、元本以上の負債を抱えるケースも報告されています。億り人を目指すなら、まず買いから始めることを強く推奨します。
オプション取引で大儲けできる確率はどのくらい?
購入されたオプションの約80%以上は期限切れで無価値になるとされています。「数百倍のリターン」が出るのは残りの一部であり、かつ大きく動くタイミングを正確に捉えた場合に限られます。継続的に利益を出しているトレーダーは全体のごく一部です。
日経225オプションで一攫千金を狙うにはどの戦略が有効?
一攫千金を狙うなら、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のプット買い(暴落時)またはコール買い(急騰時)が代表的な戦略です。少額のプレミアムで大きなリターンが狙える反面、ほとんどのケースで全額失います。より現実的な億り人への道は、カバードコール等の複合戦略で段階的に資産を積み上げるアプローチです。
オプション取引の利益にかかる税金は?確定申告は必要?
日経225オプション取引の利益は申告分離課税で税率は一律20.315%です。確定申告は必要です。FXや先物取引と損益通算ができ、損失は3年間繰越控除が可能です。1億円の利益なら約2,031万5,000円の税金が発生します。利益が出ている年はもちろん、損失が出た年も繰越のために申告することを推奨します。
オプション取引とFX、どちらが億り人になりやすい?
一概には比較できませんが、オプション買いには「損失限定・利益無限大」という構造があるため、一発のリターンの爆発力ではオプションに優位性があります。一方、FXは流動性が高くスプレッドが狭いため、デイトレ等で安定的に利益を積み上げるスタイルに向いています。税制上はどちらも申告分離課税20.315%で同一であり、損益通算も可能です。
オプション取引の失敗で借金を抱えることはある?
買い手の場合は、最大損失がプレミアム(購入代金)に限定されるため、借金を抱えることは基本的にありません。一方、売り手(特にネイキッド売り)の場合は、相場急変時の追証が支払えなければ、証拠金を超える損失が借金として残る可能性があります。この違いは取引を始める前に必ず理解しておくべきです。
まとめ
オプション取引で億り人になった実例は確かに存在します。日経225オプションのプット買いで暴落時に巨額のリターンを得た事例、現物株とオプションを組み合わせて段階的に資産を積み上げた事例など、アプローチはさまざまです。
しかし、億り人の成功談の裏には、はるかに多くの退場者がいるという事実を忘れてはいけません。購入されたオプションの80%以上は無価値で消滅し、売り側で破産した事例も複数報告されています。オプション取引で億り人を目指すなら、以下の3点を守ることが最低限の条件です。
- まず「買い」から始める(売りの無限損失リスクを理解するまでは手を出さない)
- 1回の取引に全資産を投じない(1回あたり運用資金の5〜10%以下)
- 税金と資産防衛を「稼ぐ前」から計画する(損した年も確定申告して繰越控除を活用する)
オプション取引の始め方は「オプション取引のやり方」、税金の詳細は「仮想通貨の税金」もあわせてご覧ください。
(※1)株探ニュース「すご腕投資家 某OL(emi)さんの場合 特別編」https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201911010353
(※2)JPX大阪取引所「ヘッジ&テイク デリバティブ取引の先駆者たち」https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/movie/futures_option/hedge_n_take33.html
(※3)Business Insider Japan「独力でミリオネアとなった43歳男性」https://www.businessinsider.jp/article/2508-self-made-millionaire-built-wealth-seven-figure-portfolio-trading-options/
(※4)マネーポストWEB「資産7億円の億り人投資家のオプション取引失敗」https://www.moneypost.jp/1208503
(※5)ダイヤモンド・ザイ「オプションの買いで大儲け」https://diamond.jp/articles/-/27075
(※6)option-dojo「オプションの勝率とパフォーマンス」https://www.option-dojo.com/column/2004_12_13.html
(※7)日本取引所グループ「日経225オプション制度概要」https://www.jpx.co.jp/derivatives/products/domestic/225options/01.html
(※8)楽天証券「オプション手数料」https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fop/option/commission/
(※9)マネーフォワード「先物・オプション取引の確定申告」https://biz.moneyforward.com/tax_return/basic/52937/
※当サイトの情報は投資判断の参考となる一般的な情報提供を目的としており、特定の暗号資産(仮想通貨)への投資を勧誘するものではありません。暗号資産取引にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。








