BTCCの手数料は?取引・入金・出金・VIP割引を実測|先物はメイカー0.03%・テイカー0.048%(VIP0)で入金は無料、公式内で数値が割れる事実まで解説

ICHIZEN Capitalのイチ押しポイント!


  • 先物の基本手数料はメイカー0.03%・テイカー0.048%|編集部がBTCCのAPIから実測
    • VIP0(一般)の値で、VIPが上がるとメイカー0.01%・テイカー0.015%まで下がる
    • 暗号資産の入金は無料。出金はコインごとの固定手数料でネットワークにより変動する
  • 取引コストは「取引手数料」だけではない|資金調達率という第3のコストがある
    • 永久先物ではポジション保有中に資金調達率の授受が発生し、手数料表には出てこない
  • 【実測】公式サイト内で手数料割引率の表記が「最大50%」と「最大80%」に割れている
    • VIPページ本文は最大50%割引、+1即時アップグレードの説明は標準レートの20%(=80%割引)と表示
  • BTCCの利益は20%の申告分離課税の対象外|雑所得で最大約55%
    • 手数料が安くても税負担は国内の申告分離課税(20.315%)より重くなり得る
木田 陽介

取引所の手数料は、公式の料金ページに並んだ数字を書き写すだけでは実態がつかめません。今回は編集部がBTCCの手数料APIを直接叩き、VIPレベルごとのメイカー・テイカー手数料を実測しました。あわせて入金・出金・資金調達率という、料金表からは見えにくいコストまで含めて整理します。トレードの損益を決めるのは、表面の手数料だけではないからです。

木田 陽介
(株)ICHIZEN HOLDINGS

代表取締役

この記事の執筆者/監修者

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

監修 木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

目次

BTCCの手数料は?結論と全体像

BTCCで発生する手数料は、大きく「取引手数料」「入金手数料」「出金手数料」の3種類です。このうち中心になるのが先物取引の取引手数料で、注文の出し方によってメイカーとテイカーに分かれます。一方で暗号資産の入金は無料、出金はコインごとの固定手数料という構成になっています。まずは全体像を1枚の表で押さえておきましょう。

スクロールできます
手数料の種類BTCCの水準(VIP0・一般)補足
先物 取引手数料(メイカー)0.03%指値で板に流動性を置いた側
先物 取引手数料(テイカー)0.048%板の注文を成立させた側
暗号資産の入金無料最低入金額を下回ると反映されない
暗号資産の出金コインごとの固定手数料ネットワーク混雑で変動・出金画面が最終基準
資金調達率(Funding)手数料とは別に発生永久先物の保有中にロング・ショート間で授受

※2026年7月16日、編集部がBTCCの手数料API(getVipLevelConditionList)および公式手数料ページの表示文言を直接取得して確認。取引手数料はVIP0の値で、VIPレベルや適用中のクーポンによって実際の負担は変わります。出金手数料の具体額はログイン後の出金画面が最終基準です。

ここで最初に理解しておきたいのが、BTCCの主力が現物ではなく先物(永久先物)であるという点です。先物取引には取引手数料に加えて資金調達率という独自のコストが発生します。手数料の安さだけを見て取引所を選ぶと、この部分を見落としがちです。以下では種類ごとに、実測値と一次情報をもとに掘り下げます。

本記事の検証方法

2026年7月16日、編集部がBTCC公式の手数料ページに埋め込まれた文言データと、同ページが参照する手数料API(getVipLevelConditionList)のレスポンスを直接取得し、VIPレベルごとのメイカー・テイカー手数料を実測しました。入金・出金の扱いは公式手数料ページの表示文言を採取しています。各数値には確認時点を併記します。数値は同社の設定であり、キャンペーンやネットワーク状況により変動します。

BTCCの取引手数料|先物のメイカー・テイカーとVIP割引

取引手数料は、注文の出し方によってメイカーテイカーの2種類に分かれます。板に指値を置いて流動性を提供した側がメイカー、すでにある注文を約定させて流動性を取った側がテイカーです。一般にテイカーのほうが手数料は高く設定されており、BTCCも同じ構造でした。

編集部がBTCCの手数料APIから取得した一般ユーザー(VIP0)の値は、メイカー0.03%・テイカー0.048%でした。ここからVIPレベルが上がるごとに段階的に下がり、最上位のVIP7ではメイカー0.01%・テイカー0.015%まで下がります。実測した全レベルの一覧が次の表です。

スクロールできます
VIPレベルメイカー手数料テイカー手数料到達条件(いずれか)
VIP0(一般)0.03%0.048%誰でも
VIP10.025%0.045%総資産200USDT
VIP20.022%0.04%総資産1万USDT / 先物取引量500万USDT
VIP30.02%0.035%総資産5万USDT / 先物取引量3,000万USDT
VIP40.018%0.03%総資産20万USDT / 先物取引量1億USDT
VIP50.015%0.025%総資産100万USDT / 先物取引量3億USDT
VIP60.012%0.02%総資産200万USDT / 先物取引量5億USDT
VIP70.01%0.015%総資産300万USDT / 先物取引量10億USDT

※2026年7月16日、BTCC手数料API(getVipLevelConditionList)のレスポンスから編集部が採取。到達条件は「総資産(口座資金)」または「過去30日間の先物取引量」のいずれかを満たすと昇格する仕組みで、金額はUSDT建て。VIPレベルと手数料率は日本時間02:00に日次更新されると公式が明記しています。上表のほかに他取引所のVIPを引き継ぐSVIP・PVIPの区分も存在します。

この表からわかるのは、VIP1までは総資産200USDT(約3万円台)で届く一方、実質的な手数料低減はVIP3以降で効いてくるという点です。VIP0とVIP7を比べると、テイカー手数料は0.048%から0.015%へと約3分の1になります。ただしVIP7の到達には総資産300万USDTまたは30日で10億USDTの取引量が必要で、一般の個人が短期間で到達できる水準ではありません。多くの利用者にとって現実的な負担は、VIP0〜VIP2のレンジと考えておくのが妥当でしょう。

木田 陽介

実務目線で付け加えると、テイカー0.048%という数字は往復で約0.096%です。10倍のレバレッジをかければ、証拠金に対しては往復で約1%が手数料として乗る計算になります。回転数を上げるほど手数料が効いてくるので、スキャルピング寄りの方はメイカー(指値)で置く比率を上げるだけでもコストが変わります。数字は必ず自分の取引スタイルに当てはめて確認してください。

BTCCの入金手数料|暗号資産は無料

BTCCでは暗号資産の入金手数料は無料です。これは公式の手数料ページにも「BTCCでは暗号資産の入金手数料は無料です」と明記されています。国内取引所からBTCCへUSDTなどを送る場合、BTCC側で入金手数料を取られることはありません。ただし送金元の取引所やウォレット側で発生するネットワーク手数料(ガス代)は別途かかる点は理解しておきましょう。

入金で唯一注意したいのが最低入金額です。公式は「1回あたりの最低入金額を下回る入金は没収され、反映されません」と明記しています。最低入金額はコイン・ネットワークごとに異なるため、少額をテスト送金する際は入金画面に表示される最低額を必ず確認してください。金額を下回ると資産が戻らない可能性があります。

なお、クレジットカードや銀行送金など法定通貨から暗号資産を購入する経路もあります。これらは第三者の決済事業者を経由するため、為替スプレッドや決済手数料が上乗せされるのが一般的です。手数料を抑えたい場合は、国内取引所で購入した暗号資産をBTCCへ送金するルートのほうがコストを読みやすいでしょう。

BTCCの出金手数料|コインごとの固定手数料で変動する

入金と違い、出金にはコインごとの固定手数料がかかります。公式手数料ページは「各暗号資産の出金には、ブロックチェーンの取引手数料を含む固定手数料がかかります」と説明しています。この手数料はブロックチェーンのネットワークに支払うガス代を含むため、BTCCが独自に上乗せしているというより、送金コストの実費に近い性格を持ちます。

出金手数料の具体額は、通貨とネットワークによって変わり、固定ではありません。公式は「出金手数料は各ブロックチェーンネットワークによって決定されます。ネットワーク混雑時などには、手数料が変更される場合があります(事前通知なし)。最新の手数料は出金ページでご確認ください。表示内容が最終的な基準となります」と注記しています。編集部が確認した範囲でも、出金手数料の一覧はログイン後の出金画面で動的に表示される仕様で、ログイン前に固定の一覧を取得することはできませんでした。

この点は他媒体の記事で注意が必要な箇所です。紹介記事に「USDTの出金手数料は◯USDT」と具体額が載っていても、それは執筆時点のスナップショットにすぎません。ネットワーク混雑や仕様変更で変わり得るため、実際に出金する直前に、自分の出金画面で表示される金額を確認するのが唯一確実な方法です。特にUSDTはTRC20とERC20で手数料が大きく異なるため、手数料の安いネットワークを選べるかどうかが実質コストを左右します。

出金手数料で損しないための確認ポイント
  • 出金画面で表示される「そのとき」の手数料を都度確認する(固定ではない)
  • USDTなど複数ネットワーク対応のコインは、手数料の安いネットワークを選ぶ
  • 少額を何度も出金すると固定手数料が割高になる。まとめて出金するほうが有利
  • VIPレベルによっては出金手数料の割引が用意されている

見落としがちな「第3のコスト」資金調達率(Funding Rate)

BTCCの主力である永久先物(パーペチュアル)を取引するなら、取引手数料と同じくらい意識すべきコストが資金調達率(ファンディングレート)です。これは取引所に払う手数料ではなく、ロング(買い)とショート(売り)のポジション保有者どうしで定期的に授受される調整金です。手数料の料金表には出てこないため、見落とされがちなコストと言えます。

仕組みはこうです。永久先物には現物のような満期がないため、先物価格を現物価格に近づけるための調整が必要になります。そこで、先物価格が現物より高いとき(強気に偏っているとき)はロング側がショート側へ資金調達率を支払い、逆に安いときはショート側が支払います。この授受は数時間ごとの決まった時刻に発生し、レートは需給によって変動します。

実務上のポイントは、ポジションを長く持つほど資金調達率の影響が積み上がることです。手数料の安さに惹かれて頻繁にトレードしても、方向が偏った相場で不利なサイドを持ち続ければ、資金調達率だけでじわじわ削られます。短期の値幅を狙う戦略ほど手数料が、保有を伸ばす戦略ほど資金調達率が効いてくるという整理をしておくと、BTCCの実質コストを読み違えずに済むでしょう。具体的なレートは銘柄と時刻ごとに取引画面で表示されるため、エントリー前に確認する習慣をつけたいところです。

BTCCの手数料を安くする方法

BTCCの手数料を下げる手段は、大きく「VIPレベルを上げる」「クーポン・体験金でカバーする」「メイカーで注文する」の3つに整理できます。順に確認します。

VIPレベルを上げて手数料率そのものを下げる

前述のVIP表のとおり、総資産または30日間の取引量を積み上げるとメイカー・テイカー手数料が段階的に下がります。加えてBTCCには、他の取引所ですでにVIPの利用者が、その証明を提出して同等以上のランクに移行できる「SVIP」「+1即時アップグレード」という仕組みも用意されています。頻繁に取引する予定があるなら、こうした昇格制度を使えるかを確認しておくと手数料を早く下げられます。

クーポン・体験金で取引手数料をカバーする

BTCCは口座開設や入金のキャンペーンでクーポン(体験金)を配布しており、これを取引手数料の支払いに充てられます。公式は「クーポンは、先物取引における取引手数料の支払いに利用可能です。カバーされる金額は、実際の取引手数料とご自身のVIPレベルに応じたクーポンカバー率によって決まります」と説明しています。VIPレベルが高いほどカバー率が上がる仕組みです。ただし公式は「出金される際、クーポンは消滅します」とも明記しており、出金するとクーポンが失効する点には注意が必要です。ボーナスの詳しい条件はBTCCのボーナスの記事で解説しています。

テイカーよりメイカー(指値)を増やす

最も基本的で確実なコスト削減が、成行(テイカー)より指値(メイカー)の比率を上げることです。VIP0ならテイカー0.048%に対しメイカーは0.03%で、その差は約4割です。急いで約定させる必要がない場面で指値を使うだけで、手数料負担は着実に軽くなります。VIPを上げるには時間と資金が要りますが、注文方法の工夫は今日からコストに直結する点で即効性があります。

BTCCの手数料は他社より安いのか|Bybit・Bitgetと比較

「BTCCの手数料は安い」という評判をよく見かけますが、他の海外大手と並べると、実は一概に最安とは言えません。編集部が各社の手数料を確認し、先物(USDT-M無期限)のメイカー・テイカーを比較しました。

スクロールできます
取引所先物(USDT-M) メイカー先物(USDT-M) テイカー現物 メイカー/テイカー
BTCC0.03%0.048%(手数料APIのVIP0値)要確認(後述)
Bybit0.02%0.055%0.1% / 0.1%
Bitget0.02%0.06%0.1% / 0.1%

※BTCCは2026年7月16日に手数料API(getVipLevelConditionList)から編集部が実測したVIP0の値。BybitはBybit公式のTrading Fee Structureページの表示値(現物Non-VIP・デリバティブbase)。Bitgetは各社公表値で、公式手数料ページがJS描画のため編集部では一次ページからの直接確認ができませんでした(要確認)。各社ともVIP・キャンペーンで変動します。

この比較でわかるのは、BTCCの先物メイカー手数料0.03%は、Bybit・Bitgetの0.02%より実はやや高いという事実です。一方でテイカーは0.048%とBybit(0.055%)・Bitget(0.06%)よりわずかに低く、成行主体で取引するなら競争力があると言えます。つまりBTCCは「無条件で全部最安」ではなく、テイカー寄りの取引で強みが出るタイプという整理になります。

なお現物取引については、BTCCの中心が先物であることもあり、他媒体では現物手数料をメイカー0.2%・テイカー0.3%と紹介するものが目立ちます。ただし編集部が公式の一次ソースでこの現物料率を確認することはできませんでした。もし紹介記事どおりの水準であれば、現物はBybit・Bitgetの0.1%より割高ということになります。現物中心で使いたい方は、口座開設後に実際の注文画面で現物手数料を確認するのが確実です。取引所ごとの総合比較は海外取引所おすすめランキングの記事も参考にしてください。

BTCCの手数料でよくある誤解と注意点

手数料面で評価できるポイント
  • 暗号資産の入金手数料が無料で、送金コストを読みやすい
  • 先物テイカー0.048%(VIP0)は海外大手のなかでも低い部類
  • 総資産200USDTでVIP1に届き、初期でも手数料を下げやすい
  • クーポン(体験金)を先物の取引手数料に充当できる
見落とすと損する注意点
  • 先物メイカー0.03%はBybit・Bitget(0.02%)よりやや高い|「全部最安」ではない
  • 公式内で先物テイカーが0.048%と0.06%に割れており、参照元で数値が変わる
  • 資金調達率(8時間ごと・上限±0.3%)は料金表に出ない別コスト
  • 出金手数料は固定表がなく、ネットワークにより変動する
  • クーポンは出金すると消滅する|先物手数料以外には使えない
  • 利益は20%の申告分離課税の対象外|雑所得で最大約55%課税される

\手数料を実際の取引画面で確かめる/

公式サイトはこちら

ICHIZEN Capitalの視点|公式が出す手数料が食い違う

ここが本記事で最もお伝えしたい部分です。編集部が「BTCC 手数料」の上位記事を調べたところ、多くが「BTCCの先物手数料はメイカー0.025%・テイカー0.045%」と書いていました。しかしBTCC自身のデータを直接確かめると、この説明には見落としがありました。

【実測】「標準0.025%/0.045%」は実はVIP1の料率

編集部がBTCCの手数料APIを直接取得したところ、無条件の一般ユーザー(VIP0)はメイカー0.03%・テイカー0.048%で、「0.025%/0.045%」はVIP1の料率でした。そしてVIP1に上がる条件は総資産200USDTです。つまり「標準0.025%/0.045%」という広く出回った数字は、200USDTを入金してVIP1になって初めて適用されるもので、口座を作っただけの状態には当てはまりません。

さらに踏み込むと、BTCCの公式データの中だけで先物テイカー手数料が複数の値に割れています。編集部が確認した実測を整理します。

スクロールできます
参照した公式データ先物メイカー先物テイカー
手数料API(getVipLevelConditionList)のVIP00.03%0.048%
BTCUSDTのシンボル設定(perpetual market list)0.03%0.06%
上位SEO記事が掲げる「標準」0.025%(=VIP1)0.045%(=VIP1)

※2026年7月16日、編集部がBTCCの公開API2種(手数料テーブルおよびBTCUSDTのシンボル定義)を直接取得して採取。メイカーは0.03%で一致するものの、テイカーはVIP0=0.048%とシンボル設定=0.06%で食い違いました。SEO記事の「標準」値はVIP1の料率にあたります。

メイカーは0.03%で一致する一方、テイカーはVIP0の0.048%とシンボル設定の0.06%で食い違います。どちらが最終的に適用されるかは口座やキャンペーンの状態によりますが、「公式が出している数字ですら1つに定まっていない」という事実は、手数料を語るうえで正直にお伝えすべき点でしょう。BTCCは安全性の記事でも運営年数の表記が公式サイト内で割れており、表示の整合性という点で詰めの甘さがあるのは共通した傾向です。

【実測】割引率の表記も「最大50%」と「最大80%」で割れている

手数料の割引についても、公式サイト内で説明が食い違っていました。VIP案内の本文は「VIPレベルを上げると、取引手数料が最大50%割引になる」と書いています。ところが「+1即時アップグレード」の特典説明では「標準レートの20%まで引き下げられた取引手数料」、つまり実質80%割引と表示されていました。同じサイトの中で割引の上限が50%と80%に分かれているわけです。実際のVIP0とVIP7を比べてもテイカーは0.048%→0.015%で約69%下がっており、「最大50%」という表記は保守的すぎるように見えます。数字を鵜呑みにせず、自分の口座画面(マイ手数料レート)で実際のレートを確認するのが確実です。

手数料が安くてもBTCCの利益は最大約55%課税される

取引コストを考えるうえで、手数料と同じくらい重いのが税金です。「暗号資産の税金が20%の申告分離課税になる」という話が広まっていますが、BTCCで得た利益はその対象になりません。申告分離課税の対象は「特定暗号資産」に限られ、その要件には国内の暗号資産取引業者に対する譲渡であることが含まれます。海外取引所であるBTCCでの取引はこれを満たさないためです。

したがってBTCCの利益は従来どおり雑所得として総合課税され、他の所得と合算して税率は最大約55%になります。国税庁は暗号資産の証拠金取引についても「申告分離課税の適用はなく、総合課税により申告する」と明記しており、FXの20.315%とは扱いが異なります手数料をコンマ数%削る努力より、税区分の違いのほうが手取りへの影響は大きいケースも珍しくありません。暗号資産の税金の全体像は仮想通貨の税金の記事で、レバレッジ取引の仕組みは仮想通貨のレバレッジ取引の記事で解説しています。

水野 倫太郎

税務の観点から申し上げると、海外取引所には国内のような年間取引報告書がありません。手数料の履歴を含めた取引データは自分でエクスポートして保管する必要があります。手数料は経費として損益計算に反映できますが、そもそも履歴が取り出せなければ計算そのものが成り立ちません。使うと決めたなら、取引履歴のダウンロードを最初に習慣化してください。金額が大きくなりそうなら早めに税理士へご相談を。

よくある質問

BTCCの取引手数料はいくらですか?

先物(無期限)の取引手数料は、一般ユーザー(VIP0)でメイカー0.03%・テイカー0.048%です。編集部がBTCCの手数料APIから実測した値です。VIPレベルが上がると段階的に下がり、最上位のVIP7ではメイカー0.01%・テイカー0.015%になります。なお公式のシンボル設定ではテイカーが0.06%と表示される箇所もあり、参照するデータで数値が分かれる点には注意が必要です。

BTCCの出金手数料はいくらですか?

コインとネットワークごとに決まる固定手数料で、金額は一定ではありません。公式は「出金手数料は各ブロックチェーンネットワークによって決定され、混雑時などに変更される場合がある。最新の手数料は出金ページで確認を」と明記しています。編集部が確認した範囲でも、出金手数料はログイン後の出金画面で動的に表示される仕様でした。USDTはTRC20とERC20で手数料が大きく異なるため、出金直前に画面で確認するのが確実です。

BTCCの入金手数料は無料ですか?

暗号資産の入金は無料です。公式手数料ページに「BTCCでは暗号資産の入金手数料は無料です」と明記されています。ただし送金元の取引所やウォレット側で発生するネットワーク手数料は別途かかります。また1回あたりの最低入金額を下回る入金は反映されず没収される場合があるため、少額のテスト送金では入金画面の最低額を必ず確認してください。

BTCCの手数料は本当に安いのですか?

一概に最安とは言えません。先物メイカー0.03%はBybit・Bitgetの0.02%よりやや高く、テイカー0.048%は両社(0.055%・0.06%)よりわずかに低い水準です。成行主体で取引するなら競争力がありますが、指値中心なら他社のほうが安い場面もあります。「BTCCは全部最安」という説明は正確ではなく、取引スタイルによって有利不利が変わると理解しておくのが安全です。

BTCCの現物取引の手数料はいくらですか?

BTCCの中心は先物取引で、現物についてはメイカー0.2%・テイカー0.3%と紹介する媒体が多いものの、編集部は公式の一次ソースでこの数値を確認できませんでした。もしこの水準であれば、現物一律0.1%のBybit・Bitgetより割高ということになります。現物中心で使いたい場合は、口座開設後に実際の注文画面で現物手数料を確認するのが確実です。

BTCCの資金調達率(ファンディングレート)は何時間ごとですか?

編集部がBTCCの先物シンボル設定を実測したところ、資金調達率の徴収間隔は8時間ごと、1回あたりの上限は上下ともに±0.3%でした。これは取引所に払う手数料ではなく、ロングとショートの保有者どうしで授受される調整金です。手数料表には出てこないため、ポジションを長く持つほど見落としがちなコストになります。具体的なレートは銘柄と時刻ごとに取引画面で表示されます。

BTCCの手数料を安くするにはどうすればいいですか?

方法は主に3つです。1つ目はVIPレベルを上げて料率そのものを下げること(総資産200USDTでVIP1に昇格)。2つ目はキャンペーンで配布されるクーポン(体験金)を先物の取引手数料に充当すること。3つ目は成行(テイカー)より指値(メイカー)の比率を上げることです。VIP昇格には時間と資金が要りますが、注文方法の工夫は今日からコストに直結します。

BTCCのVIP1になる条件は何ですか?

総資産(口座資金)200USDTでVIP1に昇格できます。編集部が手数料APIで確認した昇格条件です。VIPは「総資産」または「過去30日間の取引量」のいずれかを満たすと上がる仕組みで、VIP2以降は総資産1万USDT/先物取引量500万USDTのように基準が上がります。他の取引所ですでにVIPの場合は、その証明を提出して同等ランクへ移行できる制度も用意されています。

BTCCで日本円の出金はできますか?

BTCCは暗号資産ベースの取引所で、日本円の銀行口座へ直接出金する仕組みは基本的にありません。利益を日本円にするには、BTCCから暗号資産を国内の登録取引所へ送金し、そこで日本円に換金・出金するのが一般的な流れです。この際、BTCC側の暗号資産の出金手数料と、国内取引所側の出金手数料の両方がかかる点を見込んでおきましょう。

BTCCの手数料に税金はどうかかりますか?20%になりますか?

BTCCで得た利益は20%の申告分離課税の対象になりません。対象となる「特定暗号資産」の要件に国内の暗号資産取引業者に対する譲渡であることが含まれ、海外取引所であるBTCCは満たさないためです。利益は雑所得・総合課税で最大約55%になります。なお支払った取引手数料は損益計算上の経費として反映できますが、海外取引所には年間取引報告書がないため、取引履歴は自分で保管する必要があります。

まとめ|表面の手数料だけで判断しない

BTCCの先物取引手数料は、編集部の実測で一般ユーザー(VIP0)がメイカー0.03%・テイカー0.048%、VIPが上がると最大でメイカー0.01%・テイカー0.015%まで下がることが確認できました。暗号資産の入金は無料出金はネットワークごとに変動する固定手数料という構成です。テイカー手数料は海外大手のなかでも低い部類にある一方、メイカーはBybit・Bitgetよりやや高く、「全部が最安」ではないという点は正直にお伝えしておきます。

あわせて押さえておきたいのが、手数料表に出てこないコストです。永久先物には8時間ごと・上限±0.3%の資金調達率があり、保有期間が長いほど効いてきます。さらに公式サイト内で先物テイカーが0.048%と0.06%に割れ、割引率の表記も最大50%と最大80%で食い違うなど、数字が1つに定まっていない箇所もありました。最終的なレートは自分の口座画面(マイ手数料レート)で確認するのが確実です。

そして忘れてはいけないのが税金です。BTCCの利益は20%の申告分離課税ではなく、雑所得として最大約55%課税されます。手数料をコンマ数%削る以上に、この税区分の違いが手取りを左右する場面は少なくありません。手数料・資金調達率・税金の3つを合わせた「実質コスト」で判断することが、BTCCと上手に付き合う出発点になるでしょう。

参考文献

1. BTCC公式「VIP取引手数料」(入金無料・出金は各ネットワークで決定・クーポン細則・VIP割引、2026年7月16日取得)https://www.btcc.com/ja-JP/fees
2. BTCC手数料API getVipLevelConditionList(VIPレベル別メイカー・テイカー手数料および昇格条件、2026年7月16日 編集部実測)https://www.btcc.com/v2/common/getVipLevelConditionList
3. BTCC先物シンボル定義API btcc_perpetual/market/list(BTCUSDTの取引手数料・資金調達間隔8時間・上限±0.3%、2026年7月16日 編集部実測)https://www.btcc.com/btcc_perpetual/market/list
4. Bybit公式「Trading Fee Structure」(現物Non-VIP・デリバティブbaseのメイカー/テイカー、2026年7月16日取得)https://www.bybit.com/ja-JP/help-center/article/Trading-Fee-Structure
5. Bitget公式「手数料」(現物・先物の手数料体系、2026年7月16日取得)https://www.bitget.com/ja/fee
6. 国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(情報)」(暗号資産の証拠金取引は総合課税、2026年7月16日取得)https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/virtual_currency_faq_03.pdf

※本記事は2026年7月時点の情報に基づく一般的な情報提供を目的としており、特定の取引所・暗号資産への投資を勧誘するものではありません。手数料・料率・キャンペーン・出金条件は変更される場合があるため、最新の内容は必ず公式サイトおよびログイン後の取引・出金画面でご確認ください。本記事の手数料に関する数値は編集部が確認時点で取得したものであり、将来の料率を保証するものではありません。税制の取扱いは個々の状況により異なるため、具体的な判断は税理士等の専門家にご相談ください。暗号資産取引にはリスクが伴い、レバレッジ取引では損失が拡大する可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

目次