オプション取引のDVOLとは?Deribitのビットコインボラティリティ指数の見方・計算方法・VIXとの違いを忖度なく解説

ICHIZEN Capitalのイチ押しポイント!


  • DVOLはDeribitが算出するビットコインの30日先インプライド・ボラティリティ指数
    • 米国株のVIX(恐怖指数)に相当する暗号資産版。ビットコインオプション市場の「今後30日の予想変動率」を年率で示す
    • Deribitは暗号資産オプション取引の約9割を占め、DVOLは事実上の業界標準ボラティリティ指標
  • DVOLの水準で相場の「温度」がわかる
    • 50〜60が平常、40以下はボラティリティ収縮(静けさ)、70以上はパニックや急変動を示唆
    • 2026年は36〜48の範囲で推移。5月に9ヶ月ぶりの安値36付近を記録後、6月末に48付近まで上昇(2026年7月時点)
  • 計算はVIXと同じ分散スワップ方式。DVOL先物で直接取引も可能
    • 30日を挟む2つの限月のOTMオプションから分散を算出し、年率換算。EMAで平滑化して出力
    • DVOL先物はUSDC建てで現金決済。ボラティリティそのものをロング/ショートできる
  • ICHIZEN Capitalでは日次のDVOL分析をトレード判断の中核に据えている
    • DVOLの4時間足・日足チャートのサポート/レジスタンスをBTC価格と逆相関で読み、エントリータイミングを判断
    • HV・Zスコア・VRP・GEXと組み合わせた総合的なボラティリティ分析で差別化
木田 陽介

DVOLはビットコインの「恐怖と欲望の温度計」です。VIXと同じ方式で計算されているので、株式オプションの経験がある方はすぐ馴染めます。ただし、BTC特有の24時間365日稼働・薄い板・急変動という特性があるため、VIXの閾値をそのまま使うと判断を誤ります。この記事では、DVOLの正しい読み方と実戦での使い方を、ICHIZENの日次分析の経験をもとに解説します。

木田 陽介
(株)ICHIZEN HOLDINGS

代表取締役

この記事の執筆者/監修者

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

監修 木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

目次

DVOLとは?基本情報

DVOL(ディーボル)は、Deribit(デリビット)取引所が算出・公開している、ビットコインの30日先インプライド・ボラティリティ(IV)指数です。正式名称は「Deribit Volatility Index」で、2021年に導入されました。米国株市場のVIX(恐怖指数)と同じ役割を持ち、「今後30日間でビットコイン価格がどの程度動くと市場が予想しているか」を年率のパーセンテージで示します。

DVOLが注目される理由は、Deribitが暗号資産オプション取引の約9割のシェアを持っているためです(※1)。ビットコインオプションの「本場」で形成される価格から計算されるため、DVOLは暗号資産市場における事実上の標準ボラティリティ指標として機能しています。

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項目内容
正式名称Deribit Volatility Index(DVOL)
算出元Deribit取引所(2019年設立・2025年Coinbaseが買収)
導入時期2021年初頭
測定対象ビットコインの30日先インプライド・ボラティリティ(年率)
計算方式分散スワップ方式(VIXと同様のバリアンス・スワップ手法)
更新頻度リアルタイム(EMAで平滑化)
対象資産BTC(ETH版のETHDVOLも存在)
確認先Deribit公式/TradingView/Glassnode/The Block
取引手段DVOL先物(USDC建て・現金決済)

伝統金融では「ボラティリティ指数=恐怖ゲージ」と呼ばれますが、Deribitは公式にDVOLを「恐怖と欲望のゲージ(fear and greed gauge)」と表現しています(※2)。株式市場のVIXは下落時に急騰する傾向がありますが、ビットコインでは上昇局面でもIVが上がることがあるためです。

DVOLの計算方法|VIXと同じ分散スワップ方式

DVOLの計算方法は、米国株のVIX(CBOE Volatility Index)と同じ分散スワップ(バリアンス・スワップ)方式を採用しています。具体的には以下の5つのステップで算出されます。

  1. 限月の選定:30日を挟む前後2つの限月(ニアターム・ファータームの満期)を選択します
  2. オプション価格の取得:各限月のオプション価格をマーケットデプス(板のBid/Ask)から算出。スプレッドが広すぎる場合は直近1分の約定価格、それもなければマーク価格にフォールバックします
  3. 不要オプションの除外:ITM(イン・ザ・マネー)のオプションと、デルタが5%未満の深いOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)オプションを除外します
  4. 分散の計算:各ストライク価格のオプション寄与分を合算して、ニアターム・ファーターム各限月の分散を算出。30日に線形補間してバリアンスを得ます
  5. EMAで平滑化:ノイズを除去するため、直近240ポイントの指数移動平均(EMA)を取り、最終的なDVOL値を出力します

この方式のポイントは、特定のストライクのIVではなく、広範なOTMオプションの価格情報を集約して「市場全体の予想変動率」を1つの数値に凝縮している点です。VIXが特定のストライクではなくS&P500オプション全体のIVスマイルから計算されるのと同じ思想です。

なお、DVOLはインプライド・ボラティリティ(IV)であり、ヒストリカル・ボラティリティ(HV=実現ボラティリティ)ではありません。IVは「市場が今、今後30日間に予想している変動率」、HVは「過去の実際の変動率」です。DVOLとHVの乖離は、オプション戦略を組む際の重要な判断材料になります(後述)。

DVOLの見方|数値の意味とBTC価格との関係

DVOLの数値は「今後30日間の予想年率ボラティリティ」を示しますが、実用的には「1日あたりの予想変動率」に変換して読むのがトレーダーの基本です。

日次変動率への変換|DVOLを√365で割る

DVOLの数値を365の平方根(≒19.1)で割ると、1日あたりの予想変動率が概算できます。たとえばDVOL=50なら、日次の予想変動率は約2.6%。BTC価格が100,000ドルであれば、1日に±2,600ドル程度の動きが想定されていることになります。

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DVOL日次変動率(概算)相場の温度感
30〜40約1.6〜2.1%低ボラ。オプション割安。買い手有利の環境
50〜60約2.6〜3.1%平常。BTC市場としてはニュートラルな水準
70〜80約3.7〜4.2%高ボラ。急変動やイベント前の緊張感
90以上約4.7%以上パニック。清算カスケードやマクロショック時

Deribit公式は「DVOLを20で割ると日次変動の目安になる」という簡易計算も紹介しています。DVOL=90なら日次4.5%、といった使い方です。

BTC価格との逆相関|株のVIXとは異なる点

伝統金融のVIXは「株価が下がるとVIXが上がる」という明確な逆相関を持ちますが、DVOLはBTC価格の上昇時にも上がることがあります。これはビットコイン市場の構造的な特徴で、急騰時にもオプションの買い需要(コール側)が増え、IVが上昇するためです。

ただし、BTC価格の急落時にDVOLが急騰するパターンのほうが典型的です。下落局面ではプット(売る権利)の需要が急増し、IVが跳ね上がります。この「DVOLスパイク」がトレーダーにとっては重要なシグナルになります。

DVOLとVIX・他のボラティリティ指数の比較

ビットコインのボラティリティ指標はDVOLだけではありません。伝統金融のVIXと、暗号資産の他の指標を比較して整理します。

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指標対象算出元計算方式特徴
DVOLBTC(ETH版あり)Deribit分散スワップ(VIX型)暗号資産オプションの約9割がDeribitで取引。事実上の業界標準
VIXS&P500CBOE分散スワップ伝統金融の恐怖指数。通常10〜25の範囲
BVIVBTCVolmex FinanceOTMオプション集約DeFi統合。Polymarketの決済ソースにも使用
CVI暗号資産全般CVI Finance(分散型)Chainlinkオラクル連携分散型ボラティリティ指数。DeFi市場向け
BitVolBTCT3 IndexOTMオプションLedgerX由来のオプション価格を使用

DVOLとVIXの最大の違い|数値レンジが根本的に異なる

DVOLとVIXを並べて見るときの最重要ポイントは、「同じ数値でも意味がまったく違う」ということです。VIXで20〜25は「やや高い」水準ですが、DVOLの50〜60は「平常」です。ビットコインは株式よりも構造的にボラティリティが高い資産であるため、このレンジの違いが生まれます。

もう1つの違いは変動のスピードです。DVOLは24時間365日稼働する暗号資産市場を反映しているため、VIXより急激に動きます。特にストレス時には板が薄くなり、DVOLが1日で10ポイント以上急騰することもあります。

2026年の新動向|3つのBTCボラティリティ指数が競合

2026年には、DVOLに加えてIBIT ETFオプションから算出される指標や、CME先物オプションベースの指標も登場しています。3つのボラティリティ・ベンチマークが、それぞれ異なる流動性プール(Deribit・IBIT ETF・CME先物)を反映しているため、指標間の乖離がリテール対機関投資家のセンチメント差を示すシグナルになり得ます。

DVOLの確認方法|無料で見られるチャートツール

DVOLはDeribitの公式ページをはじめ、複数のサードパーティツールで無料確認できます。

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ツール特徴URL
Deribit公式リアルタイムのDVOL数値。日足・週足チャート付きderibit.com/statistics/BTC/volatility-index
TradingViewDVOLのOHLC(始値・高値・安値・終値)チャート。テクニカル分析ツールで描画可能tradingview.com/symbols/DVOL/
GlassnodeDVOLの長期チャート。オンチェーンデータと並べて分析可能studio.glassnode.com
The BlockDVOL Vol of Vol(DVOLのボラティリティ)も掲載。マクロ分析向けtheblock.co/data/crypto-markets/options

トレードに使う場合、TradingViewでDVOLチャートに水平線・トレンドラインを引いて分析する方法が実用的です。DVOLにもサポート/レジスタンスが形成されるため、テクニカル分析の対象になります(詳しくは「ICHIZEN Capitalの視点」で解説)。

DVOL先物とは?ボラティリティそのものを取引する

DeribitではDVOLの値動きに連動する「DVOL先物」を提供しています。これにより、ビットコインの価格方向ではなく、「ボラティリティそのもの」をロング(上昇を予想)またはショート(低下を予想)できます。

DVOL先物の基本仕様

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項目内容
決済通貨USDC(リニア先物)
決済方法現金決済(DVOLの60分TWAP=時間加重平均が清算価格)
対象資産BTC DVOL(ETH版は後日上場予定)
用途ボラティリティへの純粋なエクスポージャー。方向性(上げ/下げ)に依存しない

DVOL先物の最大のメリットは、原資産(BTC)の値動き方向に左右されず、ボラティリティの変動だけで損益が決まる点です。たとえば「今後BTC価格が大きく動く(方向は不明)」と予想するならDVOL先物のロング、「しばらくレンジ相場が続く」と見るならショートという使い方ができます。

ただし、DVOL先物はVIX先物と比べて流動性が低く、大口の成行注文ではスリッページが発生しやすいです。取引する際はリミット注文で板を確認しながら慎重にエントリーすることが重要です。

注意点・よくある誤解

DVOLの注意点
  • DVOLが高い=「暴落する」ではない。IVはあくまで予想変動率であり、上下どちらに動くかは示さない
  • DVOLとHV(実現ボラティリティ)を混同しない。DVOLは予想、HVは実績。両者の乖離がVRP(ボラティリティ・リスク・プレミアム)
  • VIXの閾値(20=平常、30=高い)をそのままDVOLに適用しない。BTC市場では50〜60が平常
  • Deribit以外の取引所のオプション価格はDVOLに反映されない。CMEやIBITのIVとは乖離する可能性がある
  • DVOL先物は流動性が限られる。小口から始め、スリッページに注意する

最も重要な誤解は「DVOLが低い=安全」「DVOLが高い=危険」という単純な解釈です。DVOLが低い水準に長期間とどまった後に急騰するパターン(ボラティリティ・スパイク)こそが最も警戒すべき局面です。歴史的に見ても、BTC価格の大きな変動はDVOLが低い「嵐の前の静けさ」の後に発生する傾向があります。

ICHIZEN Capitalの視点|DVOLを実戦でどう使うか

ICHIZEN Capitalでは、2026年2月以降の日次オプション分析レポートにおいて、DVOLのテクニカル分析をBTCトレードの中核ツールとして継続運用しています。ここでは、実際の分析で蓄積した知見を共有します。

DVOLチャートにサポート/レジスタンスを引く

DVOLの4時間足・日足チャートには、BTC価格チャートと同様にサポートライン(下値支持線)とレジスタンスライン(上値抵抗線)が形成されます。ICHIZENの分析では、DVOLの4時間足チャートにおけるレジスタンスラインのブレイクアウトを、BTC価格の急変動(特に下落方向)の先行シグナルとして活用しています。

具体的には、2026年5〜6月の分析では、DVOLの38〜39ポイント付近に形成されたレジスタンスラインの攻防を追跡し、このラインを上方ブレイクした局面でBTC価格の調整下落が進行するシナリオを事前に提示していました。DVOLが34ポイント付近のサポートに到達した局面では、ボラティリティの拡大を見込んだ戦略の組み立てを検討するタイミングと位置づけています。

DVOLとHV・Zスコア・VRPの組み合わせ

DVOLを単体で見るのではなく、期間別HV(ヒストリカル・ボラティリティ)との比較が実戦では不可欠です。DVOLがHVを大きく上回っている状態は「オプションが割高」であり、ボラティリティ・ショート(プレミアムの売り)の参入条件を満たす可能性があります。

この乖離をZスコア(標準化した統計的距離)で定量化することで、「DVOLが異常に高い/低い」を客観的に判定します。ICHIZENの分析では、Zスコアの「点滅」(ショートサインの点灯)タイミングを、DVOL上昇→VRP(ボラティリティ・リスク・プレミアム)形成→ボラティリティ・ショート参入の判断基準として運用しています。

ただし、OI(建玉)の構造やGEX(ガンマエクスポージャー)の変化がDVOLの方向を変える可能性があるため、DVOLだけで戦略を組むことは推奨しません。DVOLはあくまで総合分析の一要素であり、OI・GEX・デルタヘッジフロー・満期スケジュールと合わせて読み解くことで精度が上がります。

木田 陽介

DVOLチャートをテクニカル分析するのは、日本語圏ではまだマイナーな手法ですが、海外のプロトレーダーは当たり前にやっています。4時間足でトレンドラインを引いて、DVOLのブレイク=BTC価格の急変動の兆候として読む。このDVOL→HV→Zスコア→VRPの流れを理解すると、オプション分析の解像度が一段上がります。

よくある質問

DVOLとは何ですか?

Deribit Volatility Index(DVOL)は、Deribit取引所が算出するビットコインの30日先インプライド・ボラティリティ指数です。米国株市場のVIX(恐怖指数)に相当し、今後30日間に市場が予想するBTC価格の変動率を年率で表示します。Deribitは暗号資産オプション取引の約9割を占めるため、DVOLは事実上の業界標準指標です。

DVOLの数値はどう読めばいいですか?

DVOLの数値を365の平方根(≒19.1)で割ると、1日あたりの予想変動率が概算できます。たとえばDVOL=50なら日次変動率は約2.6%です。BTC市場では50〜60が平常、40以下は低ボラ(静けさ)、70以上は急変動を示唆する水準です。VIXとは数値レンジが異なるため、VIXの閾値をそのまま適用しないでください。

DVOLとVIXの違いは?

計算方式は同じ分散スワップ方式ですが、3つの違いがあります。①数値レンジ:VIXの20〜25が「やや高い」に対し、DVOLの50〜60が「平常」。②変動速度:DVOLは24時間市場を反映し、VIXより急激に動く。③方向性:VIXは株の下落時にのみ上昇する傾向ですが、DVOLはBTCの急騰時にも上昇することがあります。

DVOLはどこで確認できますか?

Deribit公式サイトのStatisticsページでリアルタイム値を確認できます。そのほか、TradingView(シンボル「DVOL」で検索)、Glassnode Studio、The Blockのダッシュボードでも無料で閲覧可能です。テクニカル分析にはTradingViewが使いやすく、ラインやインジケーターを自由に描画できます。

DVOLが上がるとビットコイン価格は下がりますか?

必ずしもそうではありません。DVOL上昇は「今後の変動が大きくなると市場が予想している」ことを示すだけで、上下の方向は含みません。ただし、BTC価格の急落時にDVOLが急騰するパターンは典型的です。一方で、BTCが急騰している局面でもコール需要の増加によりDVOLが上がることがあります。

DVOL先物とは?どうやって取引しますか?

DVOL先物は、Deribitが提供するボラティリティ取引商品です。USDC建ての現金決済で、満期時のDVOL 60分TWAPが清算価格になります。ボラティリティ拡大を予想するならロング、収縮を予想するならショートを取ります。BTC価格の方向に依存しない純粋なボラティリティ取引が可能ですが、VIX先物に比べて流動性は低いため注意が必要です。

DVOLの計算方法は?

VIXと同じ分散スワップ方式です。30日を挟む前後2つの限月のOTMオプション価格を集約し、各ストライクの寄与分から分散を算出して年率に換算します。デルタ5%未満の深いOTMオプションは除外し、最終的にEMA(指数移動平均)で平滑化して出力します。Deribit公式のホワイトペーパーで詳細な数式が公開されています。

DVOLとBVIV(Volmex)はどう違いますか?

DVOLはDeribitのオプション価格から、BVIVはVolmex Financeが独自に集約したデータから算出されます。いずれも30日先のBTCインプライド・ボラティリティですが、参照する流動性プールが異なるため数値は完全一致しません。DVOLはCEXの支配的な流動性を反映、BVIVはDeFiとの統合性が強みです。両者の乖離はリテールと機関投資家のセンチメント差を示すことがあります。

まとめ

DVOLは、ビットコインオプション市場の約9割を占めるDeribitが算出する30日先インプライド・ボラティリティ指数であり、暗号資産市場における「恐怖と欲望のゲージ」です。VIXと同じ分散スワップ方式で計算されますが、数値レンジや変動速度がまったく異なるため、ビットコイン固有の閾値で読み解く必要があります。

DVOLを活用するポイントは3つです。①DVOLの水準から「市場の温度感」を把握する(40以下は静けさ、70以上はパニック)。②HVとの乖離を見てオプションの割高/割安を判断する。③DVOLチャートにサポート/レジスタンスを引き、ブレイクをBTC価格変動のシグナルとして使う。

ビットコインのオプション市場は成長を続けており、DVOLの重要性は今後さらに増していくでしょう。オプション取引に関心がある方は、まずDeribit公式やTradingViewでDVOLチャートを眺めることから始めてみてください。

オプション取引の基本から学びたい方は「オプション取引とは?仕組み・基本形・始め方を解説」、IVについてさらに深く知りたい方は「オプション取引のIVとは?」もご覧ください。

参考文献

※1 DVOL – Deribit Implied Volatility Index – Deribit Insights

※2 DVOL – Deribit Implied Volatility Index(fear and greed gauge)- Deribit Insights

※3 Demystifying DVOL Futures – Deribit Insights

※4 DVOL Explained: Bitcoin Volatility Index | RegimeRisk

※5 Deribit – BTC Volatility Index

※当サイトの情報は投資判断の参考となる一般的な情報提供を目的としており、特定の暗号資産(仮想通貨)への投資を勧誘するものではありません。暗号資産取引にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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