Hyperliquidが米国参入へKraken親会社と協議|Bitnomial経由でCFTCに提出・HYPE急伸【2026年9月】

世界最大級のオンチェーン・デリバティブ取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)が、米国市場への参入に向けて動き出しました。米大手取引所Krakenの親会社Payward(ペイワード)と協議中で、すでに米当局(CFTC)に構造案を提出済みと報じられています(Bloomberg)。この報道を受け、トークンのHYPEは約+5%急伸しました。公表・報道されている事実を整理します。
- Hyperliquidが米国参入へ。Kraken親会社Payward傘下のBitnomial(CFTC登録済み)経由で米ユーザーにパープ(無期限先物)を提供する構造。
- CFTCに提出済み・承認待ち(=まだ確定ではなく協議・申請段階)。Bloombergが報道。
- これまで米国で使えなかったHyperliquidが解禁に近づく期待から、HYPEは約+5%急伸(現在 約$84)。
何が起きたのか
Bloombergの報道によると、シンガポール拠点のHyperliquid Labsが、Krakenの親会社Payward(ペイワード)と米国市場参入に向けて協議しています。これはHyperliquidにとって初の米国進出の動きです。
- 相手:Payward(Kraken親会社)と、その傘下のBitnomial
- 提供物:Hyperliquid連動の暗号資産パープ(無期限先物)を米国の登録ユーザーへ
- 状況:CFTCに構造案を提出済み・最終承認待ち
- 出所:Bloomberg(2026年8月31日)ほか複数メディアが報道
どういう仕組み?|Bitnomial経由の「規制対応版」
これまでHyperliquidが米国で使えなかったのには理由があります。Hyperliquidは中央管理者を置かない「パーミッションレス」設計で、誰でも自由に取引できる一方、米当局は市場操作や制裁回避の懸念から慎重でした。
今回の構造は、そこを解消する狙いです。CFTCに登録済みの先物取引所Bitnomial(Payward傘下)を”窓口”にすることで、規制の枠組みの中で、米国の登録ユーザーがHyperliquid連動のパープにアクセスできるようにする——という形です。Payward側はすでにこの構造案をCFTCへ提出しています。
なぜインパクトが大きいのか
- 米国という巨大市場が開く可能性:世界最大の市場でHyperliquidが解禁に近づけば、利用者・取引量の拡大が期待される。
- 規制の追い風:2026年8月19日、トランプ大統領がホワイトハウスの会合でHyperliquidを名指しし、「CFTCが完全に合法な形で米国に呼び込むよう動いている」と発言。政権トップが後押しする姿勢を明確にした。
- 取引規模:Hyperliquidは1日あたり40億ドル超の取引を扱う規模に成長している。
- 8月19日:トランプ大統領がHyperliquidを名指しで「合法な形で米国に呼び込む」と発言 → 当日HYPEは約+11%急伸。
- 8月31日:Kraken親会社Payward経由の具体的な参入スキームをCFTCに提出と報道(本件)。
わずか約2週間で「大統領の言及」から「具体的な申請」へと進みました。抽象的な期待だった米国進出が、現実味を帯びてきたのが今回の報道のポイントです。
こうした期待から、報道後にHYPEは約+5%急伸し、$85台をつけました(現在は約$84・約13,400円)。ただし後述のとおり、これはあくまで「協議中・承認待ち」の段階での反応です。

HYPE・Hyperliquidとは?
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、ブロックチェーン上で先物などのデリバティブ取引ができる世界最大級のオンチェーンDEXです。HYPE(ハイプ)はそのトークンで、プラットフォームの成長とともに注目を集めてきました。
仕組みや高騰の背景はHyperliquid(HYPE)とは?、実際の買い方はHYPEの買い方で解説しています。板や銘柄を直接見たい場合は公式が早いです。
\世界最大級のオンチェーンDEX/
注意点|まだ「協議中」で確定ではない
- これは報道段階:Bloomberg等の報道で、協議中・CFTC承認待ちの段階。正式合意やサービス開始が確定したわけではない。
- 規制次第で流動的:CFTCの承認が下りなければ、構造や時期は変わり得る。
- 価格は急変する:期待先行で上げた分、承認の遅れや否定的な材料で反落することもある。投資は自己責任で。
よくある質問
Hyperliquidは米国で使えるようになったのですか?
まだです。現時点はKraken親会社Payward傘下のBitnomialを通じて米国参入を目指す「協議中・CFTC承認待ち」の段階で、正式なサービス開始は決まっていません。
なぜ今まで米国で使えなかったのですか?
Hyperliquidは中央管理者を置かないパーミッションレス設計で、誰でも自由に取引できるため、市場操作や制裁回避を懸念する米当局が慎重だったためです。今回はCFTC登録済みのBitnomialを窓口にすることで、この懸念に対応しようとしています。
Bitnomial(ビットノミアル)とは何ですか?
Kraken親会社Payward傘下の、CFTCに登録された米国の先物取引所です。今回の構造では、このBitnomialを窓口に、米国の登録ユーザーへHyperliquid連動のパープを提供する案が示されています。
この報道でHYPEの価格はどうなりましたか?
報道後にHYPEは約+5%急伸し、$85台をつけました(現在は約$84・約13,400円)。ただし協議中・承認待ちの段階での期待先行の動きで、今後の展開次第で変動します。
日本から使うことには影響しますか?
今回はあくまで米国市場向けの動きで、日本のユーザーの利用条件が変わるという話ではありません。日本からの利用可否や方法は、各自でリスクと規制を確認してください。
HYPE(ハイプ)とHyperliquidの違いは?
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は取引所(プラットフォーム)の名前で、HYPE(ハイプ)はそのトークンの名前です。今回の米国参入報道は、プラットフォームであるHyperliquidの話です。
承認されるとどうなりますか?
承認されれば、米国の登録ユーザーが規制の枠組みの中でHyperliquid連動のパープを取引できるようになる見込みです。巨大な米国市場が開けば、利用者や取引量の拡大につながる可能性があります(確定ではありません)。
- HyperliquidがKraken親会社Payward(傘下Bitnomial)経由で米国参入へ協議。CFTCに提出済み・承認待ち(Bloomberg報道)。
- パーミッションレス設計ゆえ使えなかった米国に、規制対応の窓口を作って参入する狙い。
- 期待からHYPEは約+5%急伸(現在 約$84)。ただし確定ではなく、承認待ちの段階。
出典
・Bloomberg「Hyperliquid in Talks With Kraken Parent on US Market Entry」(2026年8月31日)
・The Block / Decrypt / CryptoBriefing 等の関連報道
・HYPE価格:Hyperliquid API(2026年9月1日時点)/USD/JPY 約159.73円で円換算
※本記事は2026年9月1日時点で公表・報道されている情報に基づく事実の整理であり、特定の暗号資産の売買を推奨するものではありません。本件は協議・申請段階で、CFTCの承認や正式なサービス開始が確定したものではありません。価格は変動し、円換算は概算です。暗号資産の取引はリスクを理解のうえ各自の判断と責任で行ってください。

