【2026年10月最新】MEXCの評判は?口座凍結や出金できないトラブルの真相も解説

ICHIZEN Capitalのイチ押しポイント!
- 「上場の早さ」と「メイカー手数料0%」がMEXC特有の強み
- 他の取引所に並ぶ前に買えるかどうかで、草コインの損益は何倍も変わる
- 指値で買えば手数料は0円。売買回数が多いほど、この差は効いてくる
- 代わりに、日本では金融庁の警告を3回受けた無登録業者
- アプリは2025年2月から日本のApp StoreとGoogle Playに並んでいない
- 凍結や出金停止が起きても、日本の窓口に助けを求めることはできない
- 凍結の大半は自動のリスク管理で、防ぎ方は公式が公開している
- 2025年には約300万ドルを凍結された海外トレーダーに、MEXC幹部が公に謝罪した
- 上級認証を先に済ませ、自分名義から入金し、少額のテスト出金を挟むだけで確率は下がる
木田 陽介「MEXCは草コインの上場が早いらしいけど、出金できないって噂も見る。お金を入れて大丈夫なのかな…」と迷っている方は多いはずです。結論を言うと、MEXCは実在する大手で詐欺ではありません。ただし日本では無登録の業者です。この記事では公式サイトの画面と金融庁の資料を突き合わせながら、口コミのどこが本当なのかを整理しました。


監修 木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役
2016年から仮想通貨トレードを開始。2018年に仮想通貨メディアCoinOtakuに入社し、2019年に代表取締役に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。Bitgetのトレード大会では、2025年11月に取引高部門で日本勢1位・世界4位、2026年9月の「KCGI 2026」ではチーム戦で世界7位・日本1位、個人部門で世界10位。
MEXC(エムイーエックスシー)の評判を一言で紹介


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | MEXC |
| 運営開始 | 2018年 |
| 所在地 | シンガポール |
| 取扱銘柄 | 3,000種超 |
| 最大レバレッジ | 500倍 |
| 日本語対応 | サイト・ヘルプ |
| 日本円の入出金 | 非対応 |
| 金融庁の登録 | なし(警告3回) |
| スマホアプリ | 日本のストアに非掲載 |
※旧名称はMEXC Globalです。所在地は金融庁の警告資料(令和6年11月28日)の記載です。同資料には「現時点のものでない可能性がある」と注記されています。
※最大500倍は一部のUSDT建て無期限先物に限られます。
評判を一言でまとめると、草コインを早く安く売買したい人には強い、ただし資産を置く場所ではない取引所です。新規上場のスピードと手数料の安さは、他の海外取引所と比べても頭一つ抜けています。
一方で、日本の金融庁からは無登録業者として警告を受けています。出金や口座凍結のトラブルが起きても、日本の制度による保護は一切ありません。良い評判と悪い評判を、それぞれ公式の画面と一次資料で確認していきます。
MEXCの良い評判・メリット


- 実際の画面で見る、取扱銘柄の多さと新規上場の速さ
- メイカー0%を軸にした手数料の安さ
- 一部の銘柄で使える最大500倍のレバレッジ
MEXCの良い評判は、ほぼ「銘柄」と「コスト」の2点に集まっています。どちらも、草コインを狙う方や売買回数の多い方ほど効いてくる特徴です。
取扱銘柄3,000種超・新規上場スピードの速さ
MEXCが評価されている最大の理由は、新しいトークンをいち早く上場させる姿勢です。公式の開示では2026年8月時点で3,000種を超えるデジタル資産を上場しています。国内取引所の取扱数が数十種類であることを考えると、選択肢の幅はまったく別物です。
上の画像は編集部が2026年9月17日に見た市場ページです。最新上場として並んでいたMHAは1日で435%、HOOKRは86%、MCATは46%上昇していました。話題になる前に買えるかどうかで損益が何倍も変わるため、初動を取りにいく人ほどMEXCを選びます。
ただし、公式自身も上場の幅が広いぶんプロジェクトの質にばらつきが出ると認めています。時価総額の小さい銘柄は板が薄く、成行では手数料よりスプレッドのほうが高くつくこともあります。上場しているという事実は、その銘柄の安全性を意味しません。
メイカー0%を軸にした業界最安水準の手数料
手数料の安さも口コミで繰り返し挙がります。現物のメイカー手数料は0%で、指値注文で板に置けば売買コストはかかりません。テイカーでも最大0.05%で、10万円分を成行で買った場合の手数料は50円です。
サポートは24時間対応のライブチャットが用意され、サイトとヘルプも日本語で読めます。海外取引所が初めてでも操作で迷う場面は少ないでしょう。料率の詳細と、「手数料0」がキャンペーン扱いである点は後半の手数料の章で扱います。
最大500倍のレバレッジ取引
国内取引所の暗号資産レバレッジは最大2倍です。MEXCでは一部のUSDT建て無期限先物で最大500倍まで使えます。上の市場ページの画像でも、BTCUSDTの銘柄名の下に「500x」の表示が出ています。
ただし500倍は全銘柄に使える倍率ではありません。500倍では価格が0.2%逆行するだけで証拠金がほぼ消えます。1万円の証拠金で500万円分のポジションを持つ計算になるため、数分の値動きで決着がついてしまいます。
MEXCの悪い評判・デメリット・注意点


- 「出金できない」「口座凍結」という口コミの中身
- 日本円を直接入出金できない不便さ
- 金融庁の無登録業者リストに載っている意味
悪い評判は、出金と口座凍結に集中しています。そこに日本円が使えないことと、日本での規制上の扱いという構造的な弱点が重なります。
「出金できない」「口座凍結」という口コミ
口コミサイトやSNSでMEXCを調べると、「出金申請が通らない」「数か月使えていた口座が突然止まった」という投稿が一定数見つかります。MEXCの公式記事も、苦情投稿サイトで最も多いテーマが出金の停止だと認めています。
厄介なのは、凍結の理由が本人に詳しく伝わらないまま時間が過ぎるケースがあることです。海外では約300万ドルを数か月凍結されたトレーダーに、MEXCの幹部が公に謝罪した事例も起きています。原因の分類と、この事例の経緯は次の章で詳しく扱います。
日本円の直接入出金に対応していない
MEXCには、日本の銀行口座から日本円を入金する手段がありません。国内取引所で暗号資産を買い、それを送金する流れが基本です。利益を日本円に戻すときも、逆の順番で国内取引所へ送ります。
この往復には国内取引所の送金手数料と売買のスプレッドがかかります。さらにトラベルルールの影響で、国内取引所によってはMEXCへ直接送金できません。仕組みはトラベルルールの解説記事にまとめています。
金融庁の無登録業者リストに掲載されている


| 日付 | 発出元 | 警告の対象 |
|---|---|---|
| 2023年3月31日 | 金融庁 | 暗号資産交換業 |
| 2024年11月28日 | 金融庁 | 暗号資産交換業 |
| 2025年6月20日 | 関東財務局 | デリバティブの勧誘 |
※出典:金融庁(令和5年3月31日)、金融庁(令和6年11月28日)、関東財務局(令和7年6月20日)。
MEXCは無登録で日本居住者向けに営業しているとして、合計3回の警告を受けています。警告は業者に向けたもので、利用者を処分する内容ではありません。ただし登録業者ではないため、分別管理や補償といった日本の仕組みは適用されません。
2025年2月には日本のApp StoreとGoogle Playからアプリが消え、MEXCも上の画像のお知らせで状況を説明しています。警告からアプリ削除、そして日本撤退という流れは、BybitやBitgetが辿った道と同じです。MEXCが同じ道に進むと決まったわけではありませんが、縮小の可能性は前提に置いてください。
「口座凍結」「出金できない」はなぜ起きる?評判・口コミの実態も合わせて検証
- 公式が公開している凍結の作動条件
- 本人確認の不備で止まるケースと解除の窓口
- 海外で報道された凍結と謝罪の事例
- アプリストアと口コミサイトで評価が割れる理由
| 原因 | 典型的な例 | 解除の窓口 |
|---|---|---|
| 本人確認の不備 | 名義の不一致 | 出金申し立て |
| 入金元の問題 | 第三者からの送金 | 資金返還申請 |
| 取引パターン | 自己取引など | サポートの審査 |
| システム都合 | チェーンの保守 | 公式のお知らせ |
※MEXCリスクコントロールガイドラインとMEXC公式記事(2026年8月21日公開)をもとに編集部が整理しました。
MEXCは口座の動きと入金元を自動で監視しており、条件に当てはまると審査が終わるまで機能を止めます。作動する条件は公式のガイドラインで公開され、利用規約の一部になっています。
特定のチェーンがメンテナンス中で出金だけ止まることもあります。口座に問題がなくても出金できない状態になるため、まずは公式のお知らせを確認してください。
本人確認(KYC)の未完了・不備によるケース
| 項目 | 基本認証 | 上級認証 |
|---|---|---|
| 出金の上限 | 1日80BTC | 1日200BTC |
| 必要なもの | 身分証 | 身分証+顔認証 |
| 法定通貨の取引 | P2Pのみ | 1日2万ドル |
最も多く、かつ防ぎやすいのが本人確認に関する原因です。公開されている出金上限は基本認証から始まり、未認証の枠は公式資料に書かれていません。「本人確認なしでも出金できる」とする古い記事の情報は、そのまま信じないほうがよいでしょう。
審査は通常15分以内ですが、混雑時は8〜24時間かかります。身分証の名義と、入金に使う口座やカードの名義が一致しないと凍結のきっかけになります。本人確認が終わらないまま出金が止まった場合は、公式の出金申し立てフォームから申請できます。
第三者名義での送金など規約違反にあたるケース
ガイドラインが凍結の条件として挙げているのは、次のような行為です。
- 自分の複数口座のあいだで売買する自己取引や、見せかけの注文による相場操縦の疑いがある行為です
- 出所が疑わしい資金や、見知らぬ第三者からの入金です
- 本人確認の情報が一致しない状態や、口座の大量登録です
知らないうちに当てはまりやすいのが第三者からの入金です。P2Pで相手の名義が違う送金を受け取ると、入金元の問題として止められます。保留された場合は「資金返還申請」ページから返還を申し出られます。
なお、MEXCの名前をかたる偽サイトやSNSの勧誘も報告されています。「出金前に税金を払え」と言われるのは、本物のMEXCではなく詐欺の手口です。
海外で報道された資金凍結と謝罪の事例
凍結問題が世界的に知られたのが、「The White Whale」と名乗るトレーダーの事例です。2025年7月、MEXCは同一の秒に2件の注文を出したことを自動売買の疑いとみなし、約300万ドル(約4億6,800万円)が入った口座を凍結しました。本人は不正を否定し、8月からSNSで公に抗議を続けます。
著名なオンチェーン調査員が加勢したことで騒動は拡大し、2025年10月31日、MEXCの最高戦略責任者が自身のXで謝罪しました。
We apologize to @TheWhiteWhaleV2, and his money is already released.(訳:White Whale氏にお詫びします。資金はすでに解放しました)
あわせて、同種の紛争を早く処理する専用窓口を設ける方針も示されました。ただし当時は「影響力のある人物でなければ動かなかったのでは」という批判も相次いでいます。少額の個人利用者に同じ発信力はないため、凍結されない使い方を先に押さえるほうが現実的です。



この事例で大事なのは、MEXCが悪意で資金を奪ったのではなく、リスク管理の判定と説明が雑だった点です。逆に言えば、判定に引っかからない使い方をすればリスクはかなり下げられます。凍結されてから戦うより、凍結されない口座を作るほうが圧倒的に楽です。
アプリストアとTrustpilotで評価が割れる理由
MEXCの評価は見る場所で大きく変わります。海外のアプリストアでは高い点数が付く一方、Trustpilotのような苦情投稿サイトでは星1の投稿が目立ち、第三者サイトが紹介するスコアも1点台から3点台まで開きがあります。
差が出る理由は、評価する人の立場が違うからです。アプリストアには操作性や手数料に満足した現役ユーザーが集まり、苦情サイトには出金や凍結で困った人が集まります。MEXC自身も両者の開きを認め、片方だけで判断しないよう呼びかけています。
日本のストアにはアプリがないため、日本語圏のストア評価は確認できません。
MEXCの手数料を徹底解説|現物・先物・入出金


- 公式ページに表示された現物と先物の料率
- 「手数料0」はキャンペーン扱いで、基本料率とは別だという点
- 入出金の費用とMX控除の割引
| 取引の種類 | メイカー | テイカー |
|---|---|---|
| 現物(基本) | 0% | 0.05% |
| 先物(基本) | 0.01% | 0.04% |
| 先物(特別料率) | 0% | 0.01〜0.02% |
| 先物(手数料0) | 0% | 0% |
| 先物のAPI注文 | 0.06% | 0.08% |
※基本料率・特別料率・手数料0はMEXC公式の手数料ページ(編集部が2026年9月18日に確認)、APIの料率はMEXC公式記事の記載です。特別料率はBTCUSDT・ETHUSDTが0.01%、GOLD(XAU)USDT・HYPEUSDTが0.02%でした。
MEXCの手数料は注文の出し方で大きく変わります。板に指値を置くメイカーは現物0%、すぐ約定させるテイカーは最大0.05%です。
ここで押さえたいのは、口コミで語られる「先物もメイカー0%」が基本料率ではないことです。基本料率はメイカー0.01%・テイカー0.04%で、BTCやETHなど主要銘柄には「特別手数料率」、多くのアルトコインには「手数料0」というラベル付きの優遇料率が乗っています。公式ページにも「手数料率はイベントや地域によって異なる場合がある」と明記されており、優遇はいつ基本料率に戻ってもおかしくありません。編集部が確認した時点で、優遇銘柄に期限の表示はありませんでした。
現物取引の手数料
現物は指値のメイカーなら0円です。10万円分を成行で買って成行で売ると、テイカー0.05%で往復100円かかります。XRP/USDTとXRP/USDCはテイカーでも0%の扱いです。
注意したいのは板の薄さです。草コインは成行注文のスプレッドが手数料の何倍にもなることがあります。上場直後の銘柄ほど、指値で少しずつ買うほうが結果的に安く済みます。
先物取引の手数料
先物は銘柄ごとに料率が違います。BTCUSDTは特別手数料率でメイカー0%・テイカー0.01%です。証拠金2万円・レバレッジ10倍で20万円分を建てて決済すると往復40円、基本料率の銘柄なら往復160円になります。
さらに無期限先物では、取引手数料とは別に資金調達率の受け渡しが発生します。長く持つほど効いてくるため、資金調達率の仕組みも確認してください。API経由の注文はメイカー0.060%・テイカー0.080%の別料率で、MXの割引も効きません。ボットを回す方ほど差が出ます。
入出金の費用とMXトークンの割引
MEXCへの暗号資産の入金に、MEXC側の手数料はかかりません。かかるのは送金元の国内取引所の送金手数料です。出金はチェーンごとのネットワーク手数料が必要で、金額は銘柄と経路で変わるため出金画面で確認します。カードでの購入には2%の決済手数料と上級認証が必要です。
MXトークンで手数料を払う「MX控除」を有効にすると、現物のテイカーは0.05%から0.04%へ下がります。MXが不足すれば割引は自動で外れます。割引のためだけにMXを大きく持つのは、価格変動のリスクに見合いません。
MEXCの安全性・セキュリティ体制


- 準備金証明で公開されている数字
- コールドウォレットと監視体制の中身
- 保険基金と、口座側でやっておく設定
| 資産 | 準備率 | MEXCの保有量 |
|---|---|---|
| BTC | 297% | 12,202.13 |
| USDT | 119% | 18.1億 |
| USDC | 111% | 2.99億 |
| ETH | 111% | 58,917.60 |
※MEXC準備金証明ページの表示を編集部が2026年9月17日に確認しました。BTCのユーザー資産は4,106.57BTCと表示されています。
公開されている数字で見れば、MEXCの安全性は大手として標準以上です。ただしこれは自社の開示であり、日本の登録業者のような公的監督を受けたものではありません。
準備金証明による資金の透明性
MEXCは毎月、準備金証明を公開し、外部のHackenが監査しています。上の画像の時点では、ユーザー資産4,106.57BTCに対して12,202.13BTCを保有していました。マークルツリーを使うため、各ユーザーは自分の残高が集計に含まれているかを確認できます。
ただし公式も認めるとおり、準備金証明は完全な財務監査ではありません。負債の全体像や運営上のリスクまで保証するものではない点は押さえておいてください。
コールドウォレットによる資産管理と24時間の監視
MEXCはユーザー資産の大部分を、複数の署名が必要なコールドウォレットで保管していると説明しています。あわせてログインや資金移動を24時間監視する仕組みを動かしています。
注意したいのは、この監視の仕組みが、前の章で見た凍結の判定とつながっていることです。安全のための仕組みが、利用者から見れば出金停止の原因にもなります。
保険基金と、入金前にやっておくべき設定
先物保険基金は、強制決済で証拠金を超える損失が出たときに穴を埋める資金で、直近の開示では7億5,100万USDT(約1,172億円)です。別枠のガーディアン基金も、1億ドルから2年で5億ドルへ拡大する計画が示されています。
口座側では、二段階認証、アンチフィッシングコード、出金アドレスのホワイトリストが使えます。公式も、入金する前にこの3つをすべて有効にするよう勧めています。なお2018年の運営開始以来、プラットフォーム全体に及ぶハッキング被害は公表されていません。MEXCで問題になっているのは盗難ではなく、引き出せなくなるリスクです。
MEXCと他の海外取引所を比較
- 銘柄数・レバレッジ・手数料のBTCCとの比較
- 日本の規制当局との関係の違い
- 運営が撤退するリスクの見方
| 項目 | MEXC | BTCC |
|---|---|---|
| 取扱銘柄 | 3,000種超 | 公式内で表記が割れる |
| 最大レバレッジ | 500倍(一部) | 250倍 |
| 先物メイカー | 0.01%(基本) | 0.03% |
| 先物テイカー | 0.04%(基本) | 0.055% |
| 日本円 | 入出金とも不可 | 入出金とも不可 (カードでUSDT購入は可) |
| 金融庁の警告 | 3回 | 0回 |
※BTCCの手数料は一般(VIP0)の値で、BTCCの手数料記事で編集部が実測したものです。MEXCの警告3回は金融庁2回と関東財務局1回の合計です。
比べる相手は、2026年9月時点で日本居住者が新規に口座を開けるBTCCにしました。
銘柄数・上場スピード・手数料の比較
銘柄と上場の速さはMEXCが明確に上回ります。上場したばかりの草コインを狙うなら、MEXCに代わる選択肢はほとんどありません。BTCCは主要銘柄の先物が中心で、公式サイト内でも取扱数の表記が揃っていません。
手数料は基本料率で比べると、MEXCのテイカー0.04%に対してBTCCは0.055%です(BTCCは2026年9月29日の公式VIPページの一般ユーザーの料率)。20万円分を建てた場合の差は1回あたり30円で、月に30回売買しても900円ほどの差にとどまります。MEXCの優遇料率が乗る銘柄なら差は広がりますが、10倍程度までしか使わないなら500倍と250倍というレバレッジ上限の差と同じく、選ぶ決め手にはなりにくいでしょう。
出金トラブルと、日本の規制当局との関係
| 取引所 | 金融庁の警告 | 日本での現況 |
|---|---|---|
| MEXC | 2回 | アプリがストア非掲載 |
| BTCC | 0回 | 日本語サービス継続 |
| Bybit | 3回 | 2026年3月に取引停止 |
| Bitget | 2回 | 日本向け終了を発表 |
※金融庁が公表した警告の回数です(編集部が2026年9月に確認)。MEXCにはこのほか関東財務局の警告が1回あります。
出金トラブルの口コミは、どちらの取引所にも存在します。BTCCについても2026年8〜9月にXで出金拒否を訴える日本語の投稿が増えており、BTCCの評判記事で検証しました。口コミの数だけで安全性は決まりません。
差がはっきり出るのは規制当局との関係です。警告を受けた3社は、いずれもその後に日本市場の縮小や撤退へ進んでいます。Bybitは2026年3月23日に日本居住者の取引を停止し、Bitgetも2026年8月3日に終了を発表しました。
海外取引所は運営自体が撤退するリスクもある
撤退が決まると、ポジションの強制決済と出金の期限に追われます。Bitgetは2026年11月1日から決済専用モード、12月31日に未決済ポジションの強制決済という日程です。経緯はBitget撤退の解説記事にまとめています。
MEXCもアプリ削除までは同じ流れの上にあります。方針がいつ変わってもおかしくない前提で、置く金額を決めてください。警告0回のBTCCも、将来の存続が保証されているわけではない点は同じです。
\金融庁の警告履歴0回・日本語対応/
MEXCがおすすめな人・向いていない人
| 使い方 | 向き不向き | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 草コインを初動で狙う | 向いている | 少額を分散 |
| ハイレバで短期売買 | 条件付き | 低倍率から |
| ボットで自動売買 | 要注意 | API料率を確認 |
| 長期で保管したい | 向いていない | 国内取引所へ |
| 出金停止が怖い | 向いていない | DEXも検討 |
MEXCが合うかどうかは、何のために使うかでほぼ決まります。表で「向いている」「条件付き」に当てはまる方だけ、口座開設に進むのが合理的です。
MEXCがおすすめな人の特徴
最も合うのは、上場したばかりの草コインを早い段階で買いたい方です。国内取引所に並ばない銘柄を話題になった直後に売買できる環境は、他で代わりがききません。3〜10万円程度を複数の銘柄に分けて試す使い方なら、強みをそのまま活かせます。
次に合うのが、ハイレバレッジで短期売買をしたい方です。手数料が安いぶん、売買回数が多いほど有利になります。ただし最初から高倍率を使うのではなく、5〜10倍程度で強制決済の感覚をつかむことが前提です。
見送るべき人と、その場合の代替案
生活費や近く使う予定のあるお金を入れる方は、MEXCを使うべきではありません。審査に数日から数週間かかる前提で考えると、すぐに引き出せないお金しか置けない場所です。本人確認書類と入金口座の名義を揃えられない方、取引履歴を自分で管理して確定申告できない方も同じです。
レバレッジ取引の証拠金は、金融庁の警告を受けていないBTCCに分けて置く手もあります。取引所都合の出金停止そのものを避けたいなら、Hyperliquidのような分散型取引所(DEX)が選択肢です。ウォレットで自分が資産を持つため、運営に凍結される仕組みがありません。仕組みはHyperliquidのperpの解説記事で説明しています。
ただしDEXでは秘密鍵をなくすと資産は戻らず、スマートコントラクトの不具合というDEX特有のリスクもあります。BTCの最大レバレッジも40倍です。長期で保管したい方は、海外取引所ではなく国内の登録業者を使ってください。



MEXCをけなすだけの記事にはしたくないので正直に言うと、新規上場の早さは本物で、ここでしか取れない値幅はあります。問題は取引所そのものより使い方です。狙う銘柄のための作業口座と割り切れる人には、十分に使う価値があると思います。
口座開設から出金まで、トラブルを避けるMEXCの使い方
- 口座開設と本人確認の手順
- 入金と出金で事故を防ぐポイント
凍結や出金停止の多くは、口座を作る段階と最初の入金で防げます。お金を入れる前に、この章の手順を終わらせておいてください。
口座開設・本人確認(KYC)の手順
- ブラウザでMEXC公式サイトにアクセスし、メールアドレスか電話番号で登録します
- 二段階認証とアンチフィッシングコード、出金アドレスのホワイトリストを設定します
- 基本認証で、パスポートなど政府発行の身分証を提出します
- 続けて上級認証で顔認証を済ませます
大事なのは、出金が必要になる前に上級認証まで終えておくことです。大きな金額を出そうとした瞬間に認証を求められると、審査待ちのあいだ資金が動かせません。アプリは日本のストアにないため、Androidは公式サイトのAPK、iPhoneは公式が案内する方法で入手します。ブラウザ版でもすべての取引ができます。
入金は国内取引所で買った暗号資産を送る形です。必ず自分名義の取引所かウォレットから送り、ネットワークの選択を入金画面の表示と一致させてください。まず数千円分だけ送って着金を確認し、そのあと本番の金額を送ると事故を防げます。
出金は、大きな金額の前に10USDT(約1,560円)ほどのテスト出金を挟みます。凍結が起きるとしても少額の段階で気づけるからです。利益が出たらこまめに引き出し、MEXCに大きな残高を置きっぱなしにしないことが、結局いちばん効く対策になります。
草コインを狙う方は、予算が6万円なら最初は2万円だけ入れて出金までを一度通しで試してください。レバレッジ取引をしたい方も、まず1〜2万円・5〜10倍から始めるほうが安全です。取引履歴は定期的にダウンロードして保存しておきます。海外取引所の利益も確定申告の対象で、損益計算は自分で行うことになります。
MEXCの評判に関するよくある質問
MEXCの利益にはどんな税金がかかりますか?
2026年分の利益は、従来どおり原則として雑所得の総合課税です。住民税と合わせて最大で約55%の税率になります。国税庁のFAQも、暗号資産の証拠金取引に申告分離課税は適用されないとしています。
給与所得者は、給与以外の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です(国税庁 No.1900)。20万円以下でも住民税の申告は別に必要です。
暗号資産を20%の申告分離課税にする改正法は2026年3月31日に成立しました。ただし対象は登録業者を通じた「特定暗号資産」の取引で、MEXCのような無登録の海外取引所での利益は対象外になる可能性があります。適用開始は金融商品取引法の改正の施行日の翌年1月1日以降で、政令が未整備のため範囲は確定していません。
MEXCは日本人が使っても違法ですか?
金融庁と関東財務局の警告は、無登録で営業している業者に向けたもので、利用者を処分する内容ではありません。
ただしMEXCは日本の登録業者ではないため、トラブルが起きても日本の制度による保護は受けられません。凍結や出金停止には、自分で公式窓口とやり取りして対応することになります。
MEXCは詐欺ですか?
MEXCは2018年から運営されている実在の取引所で、毎月の準備金証明も公開しています。取引所そのものを詐欺と言える根拠はありません。
ただし、MEXCの名前をかたる偽サイトやSNSの勧誘は存在します。「出金前に税金を払え」と言われた場合は、本物のMEXCではないと考えてください。
MEXCのアプリは日本で使えますか?
MEXCのアプリは、2025年2月から日本のApp StoreとGoogle Playに掲載されていません。MEXCは日本語のお知らせで、iOSで一時的に利用できない状況だと説明しています。
Androidは公式サイトからAPKを入手でき、iPhoneも公式が案内する方法があります。ブラウザ版ならアプリがなくてもすべての取引ができます。
MEXCは本人確認なしで使えますか?
公開されている出金上限は基本認証から始まっており、未認証の口座に対する枠は公式資料に記載されていません。地域によっては、未認証だと入金・出金・取引が制限される場合もあります。
出金停止を避けるためにも、口座開設の直後に上級認証まで済ませておくことをおすすめします。
MEXCとMEXC Globalは同じ取引所ですか?
同じ取引所です。MEXC Globalは以前の名称で、金融庁の警告資料や古い記事では今もこの名前が使われています。
まとめ|MEXCの評判と賢い付き合い方
- 上場の速さとメイカー0%が強みで、初動を取りにいく人には代わりがありません
- 日本では金融庁2回・関東財務局1回の警告を受け、アプリもストアにありません
- 凍結の多くは自動のリスク管理によるもので、誤判定の可能性は運営も認めています
- 上級認証・自分名義の入金・少額のテスト出金で、凍結の確率は大きく下げられます
- 2027年以降も、海外取引所の利益は20%の分離課税から外れる可能性があります
MEXCの評判は、草コインの取引所としては強いが、お金を預ける場所としては不安が残るという形に集約されます。良い評判も悪い評判も、どちらも事実に基づいています。
だからこそ、使うなら役割を決めることが大切です。狙った銘柄を買うための作業口座と割り切り、入れる金額を絞って、利益はこまめに引き出しましょう。本人確認と少額のテスト出金を先に済ませておけば、口コミで語られるトラブルの多くは避けられます。
レバレッジ取引の証拠金は、警告を受けていない取引所に分けて置くのも一つの方法です。口座を使い分けておけば、1つの取引所で凍結が起きても取引全体が止まる事態は避けられます。
\金融庁の警告履歴0回・日本語対応/
参考文献(いずれも2026年9月17日に編集部が確認)
1. 金融庁「無登録で暗号資産交換業を行う者について(MEXC Global)」令和5年3月31日:https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency02/MEXCGlobal_keikokushiryo.pdf
2. 金融庁「無登録で暗号資産交換業を行う者について(MEXC Global)」令和6年11月28日:https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency02/mexc_global_keikokushiryo.pdf
3. 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(MEXC Trading Platform)」令和7年6月20日:https://lfb.mof.go.jp/kantou/rizai/pagekthp033000337.html
4. 金融庁「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」:https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/angoushisan_mutouroku.pdf
5. MEXC「取引手数料」:https://www.mexc.com/ja-JP/fee
6. MEXC「準備金証明」:https://www.mexc.com/proof-of-reserve
7. MEXC「市場」:https://www.mexc.com/ja-JP/markets
8. MEXC「MEXCレビュー2026」2026年8月21日公開:https://www.mexc.com/ja-JP/learn/article/mexc-review-2026-3-000-tokens-0-maker-fees-and-one-big-catch/1
9. MEXC「リスクコントロールガイドライン」:https://www.mexc.com/announcements/article/mexc-risk-control-guideline-17827791524314
10. MEXC「MEXCアプリ:Apple App Storeにおける更新状況について」2025年2月7日:https://www.mexc.com/ja-JP/support/articles/17827791521801
11. Cecilia Hsueh氏(MEXC最高戦略責任者)のX投稿 2025年10月31日:https://x.com/cecilia_hsueh/status/1984291339257647176
12. 国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/virtual_currency_faq_03.pdf
13. 国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm
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