ビットコイン(BTC)相場分析|30,000ドルのサポート割れを警戒、調整の下落に注意
Coinbaseは証券法違反を認識していた、SECが書簡で主張
SECによると、コインベースは連邦証券法が自社の事業に適用される可能性を認識し、そのリスクについて株主に公然と通知したという。
米国証券取引委員会(SEC)は、 規制当局には仮想通貨取引所を訴追する権限がないとのコインベースの主張に対して返答を提出した。
7月7日にSECが地方判事に送った書簡によると、コインベースは連邦証券法が自社の事業に適用される可能性を認識しており、プラットフォーム上で取引される資産が有価証券として分類される可能性について株主に公然と通知していた。
「公開会社になって以来、コインベースは、そのプラットフォームで取引される暗号資産が有価証券とみなされる可能性があり、そのためその行為が連邦証券法に違反する可能性があるというリスクを株主に繰り返し通知してきた」と規制当局の回答には書かれている。
ビットコインデータ分析
デリバティブ基本データ
取引高 | +31.50% | $16.12B |
未決済建玉(OI) | +0.75% | $13.65B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | | $34.50M |
24時間の間に精算されたショート | | $14.22M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LiquidationData
ビットコインの24時間取引高は31%増加しています。
また、直近数字の下落で、ロングの清算が増加しました。
ファンディングレート
ビットコインは高値でのレンジ相場が続いており、ポジションの大きな偏りはありません。
ファンディングレートも正常値での推移が続いています。
https://www.coinglass.com/ja/FundingRate
価格別OI分析
30,000ドル前後に大量のショートポジションが溜まっています。
また、直近二日間で29,000ドル台のロングポジションが増加しました。
レンジが長く続く中で、ポジションは徐々に溜まっていっています。
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | +10.98% | $7.43B |
24時間ショートボリューム | +19.64% | $7.70B |
https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
テクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
BTC/USDT4時間足チャート
BTC/USDT1時間足チャート
上昇のシナリオ
30,000ドルのショートポジションを燃料に高値更新からの爆上げを期待したいところですが、一度調整が入る可能性が高いです。
調整が入った後の上昇のシナリオは、28,500ドル付近で反発することができるかが重要になります。
同ラインで反発した際には、相場を見ながら28,500ドルを背に徐々にロングポジションを増やしていくのがおすすめです。
下落のシナリオ
29,730ドルの安値を割り込んだ際には、28,500ドル付近まで調整が入ると考えています。
短期のシナリオとして考えていますが、29,730ドル割れ騙しで今年最高値を更新といった流れになると、かなりの上昇が予想されるので、レバレッジは低く設定しておきましょう。
相場一言アドバイス
6月後半から高値でのレンジが続いており、かなりのOIが溜まっています。
長期的には上目線ですが、短期では一度調整が入ってもいいタイミングだと考えています。
下落の目安としては、前回高値28,400ドル付近、そこを割り込むと27,000ドルまで下落するでしょう。
直近の相場はなかなか手が出しづらいので、トレンドが出てからトレードするのがおすすめです。
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