USDT(テザー)の買い方|日本から購入する手順・おすすめ取引所・税金を忖度なく解説

ICHIZEN Capitalのイチ押しポイント!


  • USDTは日本の取引所では直接買えない。海外取引所経由が基本ルート
    • 改正資金決済法(2023年施行)で「電子決済手段」に分類されたが、USDTは国内未承認のまま
    • 国内でBTC等を購入→海外取引所へ送金→USDTに交換、の3ステップが王道
  • おすすめはBitget。USDT建てペアが豊富で日本語対応・手数料も低水準
    • 現物手数料0.1%(BGB払いで0.08%)、先物Maker 0.02%/Taker 0.06%
    • Bybitは2026年3月に日本居住者への新規取引を停止済み。代替先として有力
  • 買ったあとの税金に注意|BTC→USDT交換でも利益があれば課税
    • 日本ではUSDTは暗号資産扱い。総合課税で最大約55%(2028年から分離課税20.315%の見込み)
    • 「円に換えていないから非課税」は誤解。交換のたびが課税イベントになりうる
  • チェーン選択ミスは資金喪失のリスク。初回は少額テスト送金が鉄則
    • ERC-20とTRC-20の取り違えが最多ミス。送る側・受け取る側で同じチェーンを選ぶ
    • TRC-20は手数料が安く着金も速い。少額送金ならTRC-20が実用的
木田 陽介

USDTは海外取引所を使うなら最初に触れるコインです。ただ「買い方」だけ知っても、チェーン選択ミスで資金を失ったり、交換のたびに課税されることを知らなかったりすると痛い目に遭います。この記事では買い方の手順だけでなく、税金やリスクまで含めて実務目線で解説します。

木田 陽介
(株)ICHIZEN HOLDINGS

代表取締役

この記事の執筆者/監修者

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

監修 木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役

2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年に株式会社CoinOtakuを共同で創業。同年CoinOtakuの代表に就任。2020年に東証二部上場企業に6億円でM&A。bitgetの月間取引高で世界4位を獲得。2025年にCoinOtaku代表を退任し、同年5月に株式会社ICHIZEN HOLDINGSの代表取締役に就任。

目次

USDT(テザー)とは?基本情報

USDT(テザー)は、Tether社が発行する世界最大のステーブルコインで、1USDT≒1米ドルに連動するよう設計されています。暗号資産の中で価格が安定しているため、取引の基軸通貨や資産の避難先として世界中で使われています。

海外取引所では、ほとんどのアルトコインが「USDT建て」で取引されます。USDTを持っていれば、円やドルを介さずに暗号資産を自由に売買できるのが最大の利点です。日本から海外取引所を使うなら、USDTの入手は避けて通れないステップになります。

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項目内容(2026年7月時点)
名称USDT(Tether/テザー)
種類法定通貨担保型ステーブルコイン(米ドル連動)
発行体Tether社(2015年〜)
時価総額約1,840億ドル(暗号資産全体で第3位)
主な対応チェーンEthereum(ERC-20)/Tron(TRC-20)ほか
日本での購入国内取引所では直接不可。海外取引所・DEXで入手
税務上の扱い暗号資産(雑所得・総合課税が原則)

USDTの仕組みや準備金の詳細は、USDTとは?の記事で詳しく解説しています。本記事では「買い方」にフォーカスして進めます。

なぜ日本の取引所でUSDTは買えないのか

2026年7月時点、日本国内の暗号資産取引所ではUSDTを日本円で直接購入できません。これは取引所側の都合ではなく、日本の法制度上の制約が理由です。

2023年6月に施行された改正資金決済法で、法定通貨に連動するステーブルコインは「電子決済手段」に分類されました。国内で取り扱うには「電子決済手段等取引業」の登録が必要で、発行体や取扱業者に資産保全などの厳格な条件が課されます(※1)。USDTは、この国内の登録・保全スキームがまだ整っていないため、取扱いが認められていません。

一方で、同じ米ドル連動のステーブルコインであるUSDCは国内で解禁済みです。SBI VCトレードが2025年3月から取扱いを開始しています。「ステーブルコインだから全部NG」ではなく、発行体の制度対応の違いが扱いを分けているのです。

さらに、2025年に成立した改正資金決済法(2026年6月施行)では、信託型ステーブルコインの裏付け資産運用の柔軟化や「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」の創設が盛り込まれました(※2)。外国発行ステーブルコインの国内流通に向けた環境整備が進んでいますが、USDTの国内取扱い開始時期は未定です。

USDTの買い方|日本からの購入手順3ステップ

国内で直接買えない以上、海外取引所を経由してUSDTを入手するのが現実的なルートです。手順はシンプルで、初心者でも3ステップで完了します。

この章の内容
  • ステップ1:国内取引所でBTC等を購入
  • ステップ2:海外取引所へ送金
  • ステップ3:USDT建てペアで交換
  • チェーン選択の注意点

ステップ1:国内取引所で暗号資産を購入する

まず、日本円で暗号資産を購入します。送金に使うため、送金手数料が安くメジャーな銘柄を選ぶのがポイントです。

  1. 国内取引所(bitFlyer・Coincheck・GMOコイン等)に口座を開設する
  2. 日本円を入金する(銀行振込やコンビニ入金に対応)
  3. ビットコイン(BTC)やXRP(リップル)を購入する

送金用の銘柄としては、XRPが送金手数料と速度の面で有利です。BTCは手数料がやや高めですが、どの取引所でも確実に受け取れる安心感があります。送金手数料は取引所によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

ステップ2:海外取引所へ送金する

購入した暗号資産を、USDTを扱う海外取引所の自分のウォレットへ送金します。

  1. 海外取引所(Bitget等)で口座を開設し、本人確認(KYC)を完了する
  2. 海外取引所の入金ページで、送金する銘柄の入金アドレスを表示する
  3. 国内取引所の出金ページに、表示されたアドレスを正確にコピー&ペーストし、送金する

アドレスの手打ちは厳禁です。1文字でも間違えると資金が届かず、取り戻せなくなります。必ずコピー&ペーストし、初回は少額でテスト送金してください。送金には数分〜数十分かかるのが一般的です。

ステップ3:USDTに交換する

海外取引所に着金したら、その暗号資産をUSDTに交換します。

  1. 海外取引所の現物取引(Spot)画面を開く
  2. BTC/USDTペア(XRPで送った場合はXRP/USDT)を選択する
  3. 「売り」注文でBTC(またはXRP)を売却し、USDTを受け取る

成行注文なら数秒で約定します。これでウォレットにUSDTが入り、他のアルトコインの購入や先物取引に使える状態になります。なお、このBTC→USDTの交換は税務上の課税イベントになりうる点に注意が必要です(後述)。

チェーン選択の注意|ERC-20とTRC-20を間違えない

USDTはEthereum(ERC-20)やTron(TRC-20)など、複数のチェーン上で発行されています。送金時に送る側と受け取る側で異なるチェーンを選ぶと、資金が届かず取り戻せないリスクがあります。

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チェーン送金手数料(目安)着金時間(目安)特徴
ERC-20(Ethereum)数ドル〜十数ドル数分〜十数分対応サービスが多い。手数料は混雑状況で変動
TRC-20(Tron)約1ドル数秒〜数分手数料が安く高速。少額〜中額の送金に実用的

初めてUSDTを送金する場合は、必ず少額(5〜10ドル程度)でテスト送金してください。チェーン選択と着金を確認してから本送金に移るのが鉄則です。

USDTが買えるおすすめ海外取引所

USDTの購入に使う海外取引所は、日本語対応・USDT建てペアの充実度・手数料・セキュリティの4点で選ぶのが実務的です。2026年7月時点でおすすめの3社を比較します。

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取引所現物手数料先物手数料(Maker/Taker)日本語対応特徴
Bitget0.1%(BGB払いで0.08%)0.02% / 0.06%完全対応コピートレード・USDT建てペア豊富・日本語サポート充実
MEXC0%(Maker無料)0% / 0.01%対応取扱銘柄数が多い。新興コインの早期上場に強み
Bybit0.1%0.02% / 0.055%対応UI/UXに定評。ただし2026年3月に日本居住者の新規取引を停止

Bybitは2025年12月に日本居住者へのサービス終了を発表し、2026年3月以降は新規取引ができなくなりました(※3)。これまでBybitを使っていた方は、代替先の検討が必要です。

当メディアでは、USDT建ての取引に使う総合力の高さからBitgetをメインの選択肢として推奨しています。コピートレードやBotトレードなどの機能も充実しており、初心者から経験者まで幅広く対応できます。海外取引所の選び方を詳しく比較したい方は、海外取引所おすすめランキングもご覧ください。

海外取引所Bitgetの紹介画像

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USDTを買うときの注意点

USDTの購入自体は難しくありませんが、見落としがちなリスクや落とし穴があります。買う前に必ず確認しておきましょう。

USDTを買うメリット
  • 世界最大のステーブルコイン。流動性が高く、どの取引所でもスムーズに使える
  • USDT建てペアが最も多く、他の銘柄への乗り換えが容易
  • 1ドル近辺で価値が安定しており、暴落時の避難先になる
  • 国際送金・取引所間の資金移動が速く低コスト
USDTを買うデメリット・リスク
  • 日本の取引所で直接買えない。海外取引所経由のため手間と送金コストがかかる
  • チェーン選択ミスで資金を失うリスクがある(送金は不可逆)
  • 発行体Tether社の透明性に対する批判が根強い(完全監査は未完了)
  • 過去にディペッグ(1ドル割れ)が発生した実例がある
  • 暗号資産同士の交換でも課税される(日本の税制。後述)

送金時のトラベルルール対応

2023年6月から、日本の暗号資産交換業者にはトラベルルールが適用されています。国内取引所から海外取引所へ暗号資産を送金する際、受取人の情報提供が求められるケースがあります。

送金先の取引所がトラベルルール対応の通知システム(TRUST等)に参加しているかどうかで、直接送金できるかが変わります。非対応の取引所へは個人ウォレットを経由する必要がある場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

海外取引所に預けっぱなしにしない

USDTそのものが健全でも、預けている取引所が破綻すれば資産を引き出せなくなります。FTX破綻がその典型例です。取引に使わない長期保有分は、自分のウォレット(MetaMask等)に移して管理するのが基本です。

ICHIZEN Capitalの視点|「買ったあと」の税金と2028年改正

USDTの「買い方」記事は多くありますが、買ったあとに発生する税金まで踏み込んでいる記事は多くありません。事業者として暗号資産を日常的に扱っている立場から、税務の実務ポイントを整理します。

BTC→USDT交換でも利益があれば課税される

最も多い誤解が「日本円に換えていないから課税されない」というものです。日本の税制では、暗号資産同士の交換でも利益が確定していれば課税対象になります(※4)。

たとえば、100万円でBTCを買い、BTCが値上がりした状態でUSDTに交換すると、その差額が「利益」として課税の対象です。USDTを「避難先」として頻繁に使うほど交換回数が増え、その都度が課税イベントになりうる点に注意してください。

現行の税率|総合課税で最大約55%

2026年時点、暗号資産の売却益は雑所得として総合課税されます。所得税5〜45%+住民税10%で、最大約55%の税率が適用される仕組みです。給与所得者の場合、暗号資産を含む雑所得が年20万円を超えると原則として確定申告が必要になります。

取引記録は必ず残しておきましょう。海外取引所の取引履歴をCSVでダウンロードし、損益計算ツール(Cryptact・Gtax等)と連携させるのが実務的です。

2028年からの分離課税|税率20.315%へ

2026年3月に改正所得税法が成立し、暗号資産の税制が大きく変わる見込みです。主な変更点は以下の3つです。

  1. 申告分離課税の導入|所得金額にかかわらず一律20.315%
  2. 3年間の損失繰越控除|損失が出た年の翌年以降3年間、利益と相殺可能
  3. 暗号資産同士の交換時課税の繰延べ|BTC→USDTの交換で即課税されなくなる見込み

適用開始は2028年1月以降の譲渡からが有力とされています(前提となる金融商品取引法の改正施行翌年)。2027年中までの取引は従来どおり総合課税が適用されるため、現時点で「もう20%になった」と誤解しないよう注意が必要です(※5)。暗号資産の税金の全体像は、仮想通貨の税金の記事で詳しく解説しています。

水野 倫太郎

USDTは「ドルに連動しているから単純」と思われがちですが、日本では暗号資産として課税されるため、交換のたびに損益計算が必要です。2028年の分離課税が始まれば交換時の即時課税が繰り延べられる見込みですが、それまでの取引は従来ルールが適用されます。記録を残しておくことが何より大切です。

よくある質問

USDTは日本の取引所で買えますか?

2026年7月時点、国内取引所ではUSDTを日本円で直接購入できません。改正資金決済法の「電子決済手段」としての登録が未完了のためです。国内でBTC等を購入→海外取引所へ送金→USDTに交換、というルートが基本になります。

USDTを一番安く買える取引所はどこですか?

手数料だけで見るとMEXCが現物Maker手数料0%で最安水準です。ただし、日本語サポートの質やUIの使いやすさ、USDT建てペアの流動性などを総合的に考えると、Bitget(現物0.1%、BGB払いで0.08%)が初心者にもバランスの良い選択肢です。

USDTを買うのに最低いくら必要ですか?

海外取引所では数ドル相当から交換可能です。ただし国内取引所→海外取引所への送金手数料がかかるため、実用的には1万円程度からが目安になります。送金手数料は銘柄や取引所によって異なるので事前に確認しましょう。

USDTを買ったら税金はかかりますか?

USDTを保有しているだけでは課税されません。しかし、BTC→USDTなど暗号資産同士の交換で利益が確定した場合は課税対象です。日本円に換えていなくても利益が出た時点で雑所得として総合課税(最大約55%)が適用されます。

USDTのネットワーク(チェーン)はどれを選べばいいですか?

初心者にはTRC-20(Tron)がおすすめです。送金手数料が約1ドルと安く、着金も速いためです。ただし、受け取り側の取引所がTRC-20に対応しているか必ず確認してください。ERC-20は対応範囲が広いですが手数料が高めです。

USDTとUSDCはどちらを買うべきですか?

用途によります。海外取引所で幅広い銘柄を取引するならUSDTが基軸通貨として最も使われています。国内で日本円建てで完結させたいならUSDCが選択肢になります(SBI VCトレードが取扱い中)。発行体の透明性ではUSDCの評価が高い一方、流動性・普及度ではUSDTが圧倒的です。

USDTを日本円に換金するにはどうすればいいですか?

海外取引所でUSDTをBTC等に交換し、国内取引所へ送金して売却・出金する流れが一般的です。購入時の逆ルートになります。国内でUSDTを直接日本円にできる場はないため、この経由ルートが必要です。

Bybitは日本から使えなくなったのですか?

はい。Bybitは2025年12月に日本居住者へのサービス終了を発表し、2026年3月以降は新規取引ができなくなりました。代替の海外取引所としては、日本語対応が充実しているBitgetやMEXCが候補になります。

まとめ|USDTは「買い方」より「買ったあと」が重要

USDTは2026年7月時点で日本の取引所では直接買えません。国内でBTC等を購入→海外取引所へ送金→USDTに交換、の3ステップが基本ルートです。取引所はBitgetがUSDT建てペアの豊富さ・日本語対応・手数料のバランスに優れています。

ただし、USDTの買い方自体はシンプルでも、チェーン選択ミスによる資金喪失、暗号資産同士の交換でも発生する課税といった「買ったあと」のリスクを見落とすと痛い目に遭います。2028年からは分離課税(20.315%)への移行が見込まれますが、それまでは従来の総合課税が適用される点も忘れないでください。

「買い方」と「その先のリスク・税金」をセットで理解することが、USDTを賢く使いこなす第一歩です。

参考文献

1. 金融庁「改正資金決済法(電子決済手段・電子決済手段等取引業、2023年6月施行)」https://www.fsa.go.jp/
2. 金融庁「資金決済に関する法律の一部を改正する法律案(2025年成立・2026年6月施行)」https://www.fsa.go.jp/common/diet/217/02/setsumei.pdf
3. Bybit 日本居住者向けサービス終了のお知らせ(2025年12月発表、2026年3月新規取引停止)
4. 国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱い(FAQ)」https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/virtual_currency_faq_03.pdf
5. 改正所得税法(2026年3月成立)に基づく暗号資産の申告分離課税・適用開始は2028年1月以降の見込み

※本記事は2026年7月時点の情報に基づく一般的な情報提供を目的としており、特定の暗号資産(仮想通貨)・取引所への投資を勧誘するものではありません。ステーブルコインの制度・取扱い・税務の扱いは変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトおよび金融庁・国税庁の情報でご確認ください。税務の具体的な判断は税理士等の専門家にご相談ください。暗号資産取引にはリスクが伴い、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

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