仮想通貨サンドボックス(SAND/The Sandbox)とは?将来性/上場取引所/買い方今後の価格を解説!
今回は、SAND/サンドボックスの基本情報、3つの特徴、他のメタバース競合との比較、SANDの将来性、SANDの購入判断を順番に解説していきます!
仮想通貨SAND/The Sandboxとは?
SANDの概要
正式名称 | The Sandbox |
通貨シンボル | SAND |
時価総額ランキング | 33位(2022年2月時点) |
Twitterフォロワー数 | 81.2万人 |
発行上限 | 3,000,000,000 |
トークン規格 | ERC-20 |
トークンセール時価格 | 1 SAND = 0.008 USD (2020年8月) |
現在の価格 | 1 SAND = 4.62 USD (2022年2月) |
購入可能な取引所(日本語) | Binance |
公式サイト | 公式HP |
ホワイトペーパー(英語) | ホワイトペーパー |
SANDの基本情報まとめ
仮想通貨SANDは、「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」と呼ばれるVRゲーム内にて基軸通貨として用いられる仮想通貨です。
2021年1月に正式リリースされたThe Sandboxは、基本プレイ無料のブロックチェーンゲームで、プレイヤーは「メタバース(仮想空間)」を自由に探索し、土地やアイテムを構築、所有することができます。
ゲーム自体は元々2012年からiOS上に存在しており、4000万ダウンロードを記録するほどの人気を誇っていました。
そして、2021年1月にブロックチェーン版としてリリースされ、更なる注目を集めています。
仮想通貨SAND/The Sandboxの特徴3つ
- ゲーム内の土地/アイテムを売買し稼ぐことができる
- コミュニティで開発が進む「メタバース」
- 香港大手ゲーム会社による開発
ゲーム内の土地/アイテムを売買し稼ぐことができる
プレイヤーがゲーム内で所有している土地やアイテムなどは、NFT(Non-Fundible Token)としてゲーム内外のマーケットプレイスにて売買することが可能です。
The Sandboxはブロックチェーン技術を取り入れることで、ゲーム内アイテムの所有権に「唯一無二性」を持たせる事に成功しました。
The Sandboxで稼ぐ方法は主に以下の3つです。
- 所有している土地を売買、もしくは貸し出す
- 所有している土地内でジオラマを作成し販売
- 所有している土地内でゲームを作成し販売
実際、The Sandbox内の土地が総額2000万円で落札されたケースなどもあり、ゲームの既成概念を覆す存在として注目されています。
では「一体なぜゲーム内の土地にこれほどの価値がつくのでしょうか?」
これには様々な要因が挙げられますが、一番の理由はThe Sandboxにおける期待値の高さと言えるでしょう。
[出典:The Sandbox]
The Sandbox内で土地を購入すると、所有者は上記画像のように会社ロゴなどを貼り付けることが可能です。
ご覧の通り、米テスラ社やGemini社など一流企業の顔ぶれが集まっています。
これらの企業は「有望なメタバースであるSandboxの土地を今のうちに買っておけば、将来Sandboxの利用者が拡大したときに一気にマネタイズできる」と考えています。
こうして新たな大手企業や機関投資家が参入し、価格が高騰していったと言えるでしょう。
コミュニティ主導で開発が進む「メタバース」
The Sandboxは独自の仮想通貨SANDを発行することで、「完全コミュニティ主導」でのゲーム開発を可能にしました。
これからは、ユーザーがVRヘッドセットやPCに接続し、「メタバース(仮想空間)」上でのコミュニュケーションが世の中に浸透していくと言われています。
その中でも、ブロックチェーン技術とメタバースを融合させ、独自の基軸通貨SANDを持つThe Sandboxは特に注目されています。
SANDはガバナンストークンとも呼ばれており、SANDを保有するユーザーはThe Sandboxのゲーム方針に関する投票権を獲得できます。
さらに、ゲーム内のNFT売買は全てSANDによって行われ、ユーザーはゲームを進めることでSANDを入手していくことが可能です。
このように、The Sandboxは独自通貨SANDを発行することで、マインクラフトやRobloxなどの既存ゲームメーカーにはない、独自のコミュニティを生成しています。
香港大手ゲーム会社による開発
The Sandboxは香港に拠点を置く大手ゲーム会社「Animoca Brands社」によって開発されました。
2021年5月には1億ドル以上の資金調達を成功させ、時価総額が100万ドルを超すユニコーン企業として知られています。
提携プロジェクトには、大手dAppゲームスタジオ「Dapper Labs」、ファイナルファンタジーで知られる「Square Enix」など50以上のプロジェクトが挙げられます。
SAND/The Sandboxは今すぐ買うべき?将来性を解説!
SANDは将来性が高いプロジェクトの通貨ですが、10月末のような急騰を狙ってSANDを購入することは推奨できません。
2021年10月末に米Facebook社が社名を「META(メタ)」に変更したことで、メタバース系の仮想通貨が大きく価格上昇し、SANDの価格も上昇しました。
メタバース銘柄バブルのような状態だったので、SANDを含むメタバース系の通貨価格は今後どんどん落ち着いて、安定していくと思われます。
それに加え、SANDなどのメタバース銘柄は、投機目的の仮想通貨ではなく、実際にゲーム内で使用していく実需ベースの仮想通貨として開発されました。
つまり、SANDが基軸通貨として用いられる「The Sandbox」が、今後より幅広い層に浸透していかない限り、SANDの価格上昇は継続しにくいと考えられます。
ただその一方で、今回のFacebook社名変更により、メタバース銘柄への期待値が格段と高まったことは確かです。
本格的にSANDの実需が増加した場合は、今以上に価格が上昇することが予想されるため、もう少し価格が安定したタイミングでSANDを購入するようにしましょう。
仮想通貨SAND/The Sandboxの今後の価格予想
2021年1月、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox ver1.0」正式リリースに伴いSANDの価格は高騰。1月~4月にかけてSAND価格は$0.03~0.90、およそ30倍の上昇を見せました。
そして10月28日、米Facebook社が社名を「Meta(メタ)」に変更すると発表。メタバース銘柄は一斉に高騰し、SANDも最高価格の$8.4をマークしました。
2022年2月現在の、SANDの価格は落ち着き、$4.0~4.5を推移しています。
→SANDの現在の価格/チャート
各専門メディアが予想したSANDの価格は以下の通りです。
- WalletInvestor:2022年末に$12.25
- DigitalCoinPric:2022年末に$6.44
- PricePrediction:2022年末に$5.68~7.15
各メディアともここからの価格上昇を予想していますが、最高価格を超えるかは微妙なラインです。
購入したら、価格上昇を持ちながら長期保有する戦法がおすすめです!
SAND/The Sandboxの取引所/買い方
SANDが購入できる取引所
国内取引所ではSANDが購入できないので、海外取引所に登録する必要があります。
SANDが購入できる&日本居住者の方も登録できる、おすすめ海外取引所はBinance(バイナンス)になります。
バイナンスのSAND取引量は全体の約30%を占めており、取引所の中でも圧倒的に1番多いです!
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SANDの買い方
- 国内取引所でBTCを購入
- 海外取引所にBTCを送金
- 海外取引所でSANDを購入
海外取引所で通貨を買う際は「国内取引所でBTCを購入&海外取引所に送金」という流れが必要になります。
その際に利用する国内取引所は送金手数料完全無料のGMOコインがおすすめです!他の取引所ですと、送金するだけで数千円かかることもあります。
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仮想通貨SAND/The Sandboxの競合比較
既存産業との比較
既存ゲームでの競合としては「Minecraft(マインクラフト)」が挙げられます。
マインクラフトはThe Sandboxと同じく、メタバース空間でプレイヤーが自由に生活するゲームです。ゲームの売上本数は2億本を突破しており、名実ともに世界ナンバーワンのゲームと言っても過言ではありません。
The Sandboxは目標としてマインクラフトを超えるゲームを掲げています。
しかし、現時点での月間アクティブユーザー数はマインクラフトが1億3000万人以上なのに対し、The Sandboxは100万人ほどと大きく差をつけられています。
競合プロジェクトとの比較
競合ブロックチェーンゲームとしては「Decentraland(ディセントラランド)」が挙げられます。
Decentraland(ディセントラランド)はイーサリアム上に構築されたメタバースとしてThe Sandboxと共通しており、度々比較対象として挙げられます。
それでは、両者の違いを一覧表で確認してみましょう。
The Sandbox | Decentraland | |
基軸通貨 | SAND | MANA |
時価総額ランキング | 33位 | 30位 |
Twitterフォロワー数 | 81.2万人 | 51.6万人 |
NFT取引数(直近7日) | 704 | 256 |
取引高(直近7日) | 871万ドル | 761万ドル |
NFT平均価格 | 1万2千ドル | 2万9千ドル |
[出典:nft-stats]
以前まで時価総額はDecentralandが大きく上回っていましたが、The Sandboxもどんどん知名度と人気を上げてきました。
NFT価格が大きく異なるのは、Decentralandが一般ユーザーのみが集まるメタバース空間から、ビジネス会議を行えるメタバース空間へと進化したことが原因かと思われます。
実際に、JPモルガンやサンタンデールなどの大企業がDecentraland上で会議を開催、コカコーラは独自のNFTを販売しました。
それに対し、The Sandboxはより一般ユーザーへの評価向上を目指し、有名アーティストによるメタバース空間上でのライブなどを開催しています。
仮想通貨SAND/The Sandbox まとめ
以上が、仮想通貨The Sandbox(SAND)についての解説でした。
The Sandboxを含めたメタバース銘柄は、2021年現在最も注目される分野でもあります。
ブロックチェーンゲームの台頭によって「ゲームで稼ぐ」ことがスタンダードになる将来も、そう遠くはないかもしれません。その分競合プロジェクトも非常に多く、今後はより熾烈な争いが繰り広げられることが予想されるでしょう。
いかにしてThe Sandboxが同分野でシェア率を高めていくか、今後の動向に注目です。
(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもCryptoManiaの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)