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分散型取引所(DEX)おすすめランキングベスト5!50種類のDEXから厳選して選んでみた

分散型取引所(DEX)って結局どこが一番いいんだろう….

そうお考えではありませんか?

たしかに、どの分散型取引所(DEX)がどういった特徴をもっているのかよく分かりませんよね。2021年のバブルから本格的に注目を浴びはじめたDEXですが、その数はなんと50を超えるとも言われています。

この記事では、CryptoMania編集部が選ぶ「分散型取引所(DEX)おすすめランキングトップ5」をご紹介していきます!

ぜひご自分の取引目的にマッチしたDEXを見つけていただければ幸いです。

目次

そもそも分散型取引所(DEX)とは?

分散取引所(DEX)とは、ブロックチェーンを利用した、特定の管理者がいない仮想通貨取引所のことです。

普通、仮想通貨取引所と聞くとCoincheckやGMOコインのような取引所を思い浮かべますよね。このような取引所は中央集権型取引所(CEX)と呼ばれており、特定の管理者が運営しています(Coincheckであればコインチェック株式会社)。

これに対して分散型取引所には特定の管理者がいません。

ガバナンストークンを保有するユーザーたちの投票によって意思決定がなされます。

ブロックチェーンを利用しているためサーバーダウンが起きる心配もありませんし、ハッキングのリスクも極めて低いというメリットがあります。

分散型取引所(DEX)ランキングベスト5

分散型取引所(DEX)
おすすめランキングトップ5
  1. パンケーキスワップ
  2. Sushiswap
  3. Uniswap
  4. 1inch Exchange
  5. カーブファイナンス

1位:パンケーキスワップ(Pancakeswap)

パンケーキスワップの概要表

利率・BNB建ペアの利率が高い
(数十~数百%)
・BTC.ETH.ステーブルコインの
流動性提供も高利率
(APR20%前後のものが多い)
使いやすさ非常に使いやすい
手数料スリッページ:0.8%
取引手数料:0.25%
その他、BSCガス代
対応ウォレットMetamask
TrustWallet
Binance Chain Wallet
その他….
TVL(総ロック数)
DeBank参考、DEX以外を除く
2位:約8,100,000,000ドル
公式サイトhttps://pancakeswap
2021年6月18日時点
パンケーキスワップの3つの特徴
  1. ファーミング利率が全体的に高い
  2. 非常に使いやすいポップなデザイン
  3. バイナンスの将来性に期待している人に向いている

パンケーキスワップ(Pancakeswap)は、バイナンススマートチェーン(BSC)上に構築されている分散型取引所(DEX)です。

BSCはイーサリアムチェーンに比べてガス代が非常に安いため、取引がしやすい利点があります。

さらにファーミングの利率も全体的にとても高いです!

中でもステーブルコインのようなホールドしやすい銘柄のペアや、BTCやETHのようなガチホしている人が多い銘柄でも、APRが20%前後と高めに設定されています。

パンケーキスワップは、初めてDEXを触る方にはもちろん、しっかりとDEXで資産を増やしていきたい方にもオススメです!

パンケーキスワップを始める前にやっておくべき準備

パンケーキスワップはBSC上に構築されていますので、国内取引所から直接資金を送ることができません。

そのため一度バイナンスを仲介してからBSC対応のウォレットに移動させる必要があります。バイナンス公式サイトへ

こちらの記事でパンケーキスワップの始め方〜使い方まで図解しています↓

2位:スシスワップ(Sushiswap)

スシスワップの概要表

利率・全体的にとても高い
・推定利回りの高すぎる銘柄には注意
使いやすさ非常に使いやすい
手数料スリッページ:0.1~1%
(手動調整可)
取引手:0.25%
その他ガス代
(eth/bsc/poly/fant/heco)
対応ウォレットETH:MetaMask他
BSC:MetaMask他
POLY:MetaMask他
TVL(総ロック数)
DeBank参考、DEX以外を除く
4位:約3,100,000,000ドル
公式サイトhttps://app.sushi.com/swap
2021年6月18日時点

スシスワップの特徴

スシスワップの3つの特徴
  1. ユニスワップを元に作られた分散型取引所
  2. 単なるユニスワップのコピーに止まらず、独自のサービスを多数展開
  3. ファーミングの利率が全体的に高め

スシスワップ(Sushiswap)は、ユニスワップという別のDEXの仕組みを元に作られた分散型取引所です。

ユニスワップはイーサリアムチェーン上でのみ構築されていますが、スシスワップは、イーサリアムだけでなく、バイナンススマートチェーンやポリゴンチェーンなど計9つのチェーン上に構築されています!

取引(スワップ)手数料が0.25%と比較的安いうえに、スリッページも自分でカスタマイズすることが可能です。

さらにファーミングの利率も高く、ステーブルコイン/wETHのような長期間ホールドしやすい銘柄でも、推定apyが10~20%前後と、高めの水準を継続しています!

イーサリアム系のDEXを使うならまずはスシスワップを使ってみるのが良いでしょう!

3位:ユニスワップ(Uniswap)

ユニスワップの概要表

利率・異なる手数料体系をもつ
3つのプールから選択できる(V3)
使いやすさ非常に使いやすい
手数料スリッページ:0.5%
(手動調整可)
取引手数料:0.1%/0.3%/0/5%
その他、ETHガス代
対応ウォレットMetaMask
Coinbase Wallet
Wallet Connect
その他….
TVL(総ロック数)
DeBank参考、DEX以外を除く
3位:約7,700,000,000ドル
(V1~V3の合計)
公式サイトhttps://app.uniswap.org
2021年6月18日時点

ユニスワップの特徴

ユニスワップの3つの特徴
  1. 数あるDEXの中で取引量No.1
  2. シンプルな操作画面でとても使いやすい
  3. ガス代を大幅削減するアップデートが控えている

ユニスワップ(uniswap)は、イーサリアムブロックチェーン上に構築されている分散型取引所(DEX)です。 プラットフォームへのトークン総ロック数を表すTVLのランキングでは、堂々の3位にランクインしています。

さらに数あるDEXの中でも圧倒的No.1の取引量を誇るのが、このユニスワップです。

ユニスワップは日本語に対応しており、操作画面もシンプルで使いやすい設計になっています!

2021年6月現在、ユニスワップ上での取引の際にかかるガス代はやや高い水準にあります。しかし今後、ガス代を大幅に削減する「レイヤー2」という技術の実装が予定されており、ごく少額のガス代で取引ができるようになる予定です!

このアップデートが実装されれば、今よりもさらに取引しやすいDEXになるでしょう。

4位:1inch Exchange(ワンインチ エクスチェンジ)

1inch Exchangeの概要表

利率・全体的に高い
・ステーブル×BTCorETHのペアは
他と比べるとやや低め
使いやすさ非常に使いやすい
手数料スリッページ:—-
取引手数料:0.16%
その他ガス代、eth/bsc/poly
対応ウォレットMetaMask
Ledger
Trezor
TVL(総ロック数)
DeBank参考、DEX以外を除く
38位:約230,000,000ドル
公式サイトhttps://app.1inch.io/
2021年6月18日時点

1inch Exchangeの特徴

1inch Exchangeの
3つの特徴
  1. 複数のDEXの中から最良レートを提示してくれるアグリゲーター
  2. 3つのチェーン「ETH/BSC/POLY」に接続できる
  3. 1inchトークンペアのファーミング利率が高め

1inch Exchange(ワンインチエクスチェンジ)は、複数の分散型取引所におけるリアルタイム売買レートの中から、最良レートを見つけ出してくれる分散型アグリゲーターです。

現在、イーサリアムチェーン上の「Uniswap」や「Sushiswap」といったように、一つのチェーン上にも複数の分散型取引所(DEX)が存在しています。一見、個性豊かな取引所がたくさんあって良いように思えますが、ユーザーからしてみると、どの取引所で取引するのが最適なのかが分からないといった状態に陥ってしまいます。

そこで登場するのが1inchです!

1inchは、同じチェーン上に存在する複数のDEXのリアルタイムレートを参照し、その中から最良レートを提示します。つまりユーザーは、取引するときに複数のDEXを見比べなくても、1inchさえ使っていれば大丈夫ということです!

たくさんのDEXをリサーチするのが面倒くさいという方にオススメです!

5位:カーブ ファイナンス(curve finance)

Curve financeの概要表

利率・「APY100%」のような
高利率ファーミングはできない
・高利率ではない分、
数%の金利を長期間得るのに向いている
使いやすさやや使いにくい
手数料スリッページ:0.5%/1.0%
(手動調整可)
取引手数料:0.05%
その他ガス代、eth/ftm/poly
対応ウォレットETH:MetaMask他
FTM:MetaMask他
POLY:MetaMask他
TVL(総ロック数)
DeBank参考、DEX以外を除く
1位:約8,800,000,000ドル
公式サイトhttps://curve.fi/

(2021年6月18日時点)

Curve financeの特徴

Curve financeの3つの特徴
  1. パンケーキスワップに並ぶTVLを誇る巨大DEX
  2. 類似コイン同士の交換に特化している
  3. 変動損失が発生しにくい

Curveは、パンケーキスワップに並ぶトータルロックバリュー(TVL)を誇る分散型取引所です。イーサリアム/ファントム/ポリゴンの3つのチェーンに対応しています。

Curveの一番の特徴は、類似性のあるコイン同士の取引(スワップ)において、最良レートを提示してくれる点です。

Curveで取引できるコインは、ステーブルコイン同士や、BTC価格と連動しているコイン同士(renBTCやwBTCなど)のような、似た値動きをする2つのコインに限定されています。これによって流動性提供者も似た値動きのコイン同士をプールすることになり、コインAとコインBの間の価格差によって生じる損失リスク(インパーマネントロス)を抑えて金利報酬が得られるメリットがあります!

この仕組みによって、他のDEXよりも最良レートが出やすくなっているのがCurveの魅力です!

分散型取引所(DEX)を利用する際の注意点

取引手数料が高くなりやすい

分散型取引所(DEX)での取引は手数料が高くなりやすいです。

というのもこれは、中央集権型取引所(CEX)と比べた時の話になります。

CEX内での取引は、ブロックチェーンに履歴が書きこまれない取引(オフチェーン取引)ですので、取引所が指定した手数料のみがかかります。一方DEXでの取引はほぼすべて、ブロックチェーンに履歴が書きこまれる取引(オンチェーン取引)になるため、取引手数料とは別にネットワーク手数料「ガス代」がかかってしまいます。

イーサリアムのガス代であれば、高いときだと数千円、安いときでも数十円〜数百円ほどかかるでしょう。

何か問題が起きても誰も助けてくれない

特定の運営主体がいるわけではないので、何かトラブルに巻き込まれたとしてもすべて自己責任です。

ウォレットさえあれば誰でも簡単に始められるのがDEXの利点ですが、リスクについては十分に理解した上で利用するするようにしましょう。

DEXで得た利益にも税金がかかる

分散型取引所で得た利益も、通常の仮想通貨取引と同じように税金がかかります。

仮想通貨の税金についてはこちらの記事をご参考ください↓

分散型取引所(DEX)おすすめランキング まとめ

分散型取引所は手数料問題や流動性問題など、まだまだ多くの課題を抱えています。

しかし今後予定されているイーサリアムの大型アップデートや、レイヤー2といった技術によって今よりもさらに使いやすくなれば、中央集権型取引所よりも多く使われる日がくるかもしれませんね。

ぜひたくさんのDEXを触ってみて、自分の取引目的にマッチしたDEXを見つけてみてください。

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この記事を書いた人

水野倫太郎のアバター 水野倫太郎 Ichizenholdings代表

慶應義塾大学経済学部。
2017年米国留学時にブロックチェーンと出会い、Web3の業界に足を踏み入れる。
2018年には、日本有数の仮想通貨メディアCoinOtakuに入社。
2019年には同社のCMOに就任し、2020年に東証二部上場企業とM&Aを行い、様々なクリプト事業を展開する。
2022年に現在代表取締役社長を務めるICHIZEN HOLDINGSを立ち上げ様々なWeb3事業を手がける。
複数のWeb3系事業に出資を行いながら有識者として活動。

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