CryptoPunks(クリプトパンクス)とは？VISAが購入したNFT作品の特徴・購入方法・最高価格を徹底解説！

CryptoPunksとは、最古のNFTプロジェクトの1つで、昨今最も人気のあるNFTシリーズです！

この記事では、Ichizen CapitalがそもそもCrypto Punksとはなにか、実際に購入するにはどうすればいいのか、儲けるにはどうしたらいいのかなど、Crypto Punksのことを詳しく解説していきます。

NFTアートCryptoPunks(クリプトパンクス)とは？

プラットフォーム名	CryptoPunks
決済通貨	イーサリアム
ブロックチェーン	イーサリアム
サービス開始	2017年
運営元	Larva Labs
規格	ERC20が多い
詳細	CryptoPunks公式サイト

CryptoPunksは、Larva Labsが提供するNFTプロジェクトの一つです。CryptoPunksは世界的に人気があり、NFT界を代表する超大物NFTシリーズです！

CryptoPunksは24✖︎24ピクセルのドットで作成されたもので、世界に1万点しかありません。

世界的に人気なNFT作品であるため、そもそも手放したい人が少なくいくらお金を持っていても手に入れる事が難しくなっています。(OpenSeaでもFloor Priceが付かなくなっています。)
現在販売されているものは、公式サイトを通じて確認することができます。

2021年5月には9体セットのCryptoPunksが約18.5億円で落札されたこともあったりと、その人気は留まるところを知りません。

CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴

ここでは、今注目を集めるCryptoPunksの概要を解説していきます。

CryptoPunksの特徴①ユニークで世界に一つだけのドット絵

CryptoPunksで売り出されているドット絵のNFTは、ブロックチェーンによって世界に1枚であることが証明されます。

CryptoPunksには92種類のアクセサリー(マスクやイヤリング、宝石など)と5つのタイプ(男性、女性、猿など)があり、それぞれ希少性に違いがあります。CryptoPunksはそれらの組み合わせによって作品の希少性が変わり、価格と人気に直結してくるのです。

中には「帽子 × 宇宙人」という希少な組み合わせによって、8億2,000万円で販売された作品(#7804)も誕生しています。

CryptoPunksの特徴②大手決済VISAや著名人が購入

CryptoPunksは、大手企業や著名人が購入したことでも話題となりました。

2021年8月には大手クレジットカード会社VISAが「1,700万円」で購入し、著名人のイケハヤ氏も2021年9月に「3,500万円」で購入を発表しました。

また、米国の音楽プロデューサーのSteve Aoki氏が当時のレートで「65ETH = 2,000万円」で購入したCryptoPunksを、3週間後に「300ETH = 1億500万円」で転売したこともTwitterで報告され、話題となりました。

私はこの将来性のあるパンクスを65ETH(約2000万円)で購入し、3週間後には300ETH(約1億円500万円)で売却しました！NFTの売却はこのCryptoPunksが初めてです。今回得た利益はまた他のNFTの購入に使いました。私は今は未来あるものに投資を行っているだけです！遥か彼方まで飛んで行こう！

I bought this visionary punk for 65 ETH and sold it three weeks later for 300 ETH. My first NFT sale and i took all the profits and bought more NfTs. The way I see it I’m just investing towards the future. To the moon we go! pic.twitter.com/Z0OX4HJ7a3 — Steve Aoki (@steveaoki) September 6, 2021

CryptoPunksの特徴③価格はかなり高額

今までに購入されたCryptoPunksの出来高は”1METH” を超えています。

一方、2023年3月時点での直近で売られている作品の最低価格は “10万2000ドル(約1,377万円)” です。簡単に手を出せる金額ではありません。

平均価格と現在売り出されている最低価格には大きな乖離があり、価格が異常に高騰しているのがわかります。

数千万円の価格つけるCryptoPunksですが、2017年の初期には無料で配布されていたものでした。誕生後、小さいながらも情熱的なコミュニティによって支持されてきたCryptoPunksは、数年の時を経て、今や最大8億円を超えるような額でも取引されています。

CryptoPunks(クリプトパンクス)の買い方・購入方法

ここからは、CryptoPunksを購入し、実際に手に入れるまでの流れを解説していきます。

CryptoPunks購入ステップ①アカウント作成

アカウント作成の手順は以下の通りです。

1. 国内取引所で口座開設する
2. メタマスクのアカウントを作成する

CryptoPunks購入の最初のステップとして、国内取引所で口座開設をします。CryptoPunksは現金で購入することはできないため、まずはイーサリアム(ETH)を入手することが必要です。

次に、メタマスクと呼ばれるウォレットのアカウントを作成します。メタマスクは無料でダウンロードすることが可能です。

国内取引所で口座開設する

イーサリアム入手のために、国内取引所を使うのがおすすめです。
まだ、口座をお持ちでない人はイーサリアムの送金手数料が無料のGMOコインで口座開設するといいでしょう。GMOコインでは、最短10分で審査完了します。

メタマスクのアカウントを作成する

メタマスクとは、仮想通貨の保管や送金するためのウォレットです。他のウォレットでも送金することはできますが、メタマスクがもっとも簡単に接続可能です。

CryptoPunks購入ステップ②ETHを購入する

イーサリアム(ETH)を購入する手順

1. 販売所か取引所でETHを購入する
2. メタマスクへ送金する

次に、支払いのためのイーサリアムを用意します。販売所や取引所でイーサリアムを購入するようにしてください。

イーサリアムを入手した後は、アカウントを作成したメタマスクに送金します。メタマスクは扱いやすいウォレットで簡単に支払いを行うことができます。

販売所か取引所でETHを購入する

仮想通貨取引所では「販売所」「取引所」の2つの買い方があります。

「販売所」とはお店(=運営会社)から買い「取引所」とは人(=ユーザー)から買います。「取引所」から買う方が、売りと買い価格の差がなく、お得に買うことができます。

メタマスクへ送金する

イーサリアムを入手した後は、メタマスクに送金します。送金から到着するまでの時間は、トランザクションの混み具合によって差はありますが、通常は10分前後で着金します。

CryptoPunks購入ステップ③NFTを選び購入する

購入ステップ①~③

1. 公式サイトでメタマスクのアクセスを許可する
2. 「For Sale」から購入したいNFTをクリックする
3. 「Buy」をクリックして購入

メタマスクに無事送金できた後は、CryptoPunksの公式サイトでメタマスクとの紐付け作業を行います。そして、販売されているNFTアートから好きなものを選び、購入手続きに進みます。

公式サイトでメタマスクのアクセスを許可する

その後、CryptoPunksの公式サイトに行き「MetaMaskへのアクセスを許可する」をクリックすると、自動でメタマスクが立ち上がります。その後パスワードを入力することで、連携が完了します。簡単な作業でメタマスクとの連携が可能です。

「For Sale」から購入したいNFTをクリックする

無事に連携できたら数あるNFTから購入したい作品を探してみましょう。

「For Sale」は背景が赤(橙)色になっていて、最初から購入金額が提示されている買い方です。CryptoPunksには「For Sale」を含め、3つのステータスがあります。

・赤(橙)色→購入可能
・青色→販売していない
・紫色→入札中

背景が「赤(橙)色」もしくは「紫色」の作品しか購入する権利がありません。「紫色」は入札形式で、持ち主が納得した場合のみ購入することができます。

「Buy」をクリックして購入

購入したいNFT作品を見つけた後は、支払いの手続きに移ります。「Buy」を選択すると自動でメタマスクが起動され決済を行うことができます。購入が完了すると、自分のウォレットに購入したNFT作品が表示されます。 NFT入手方法

CryptoPunks以外のNFTで稼ぐ方法

実現の可能性や、NFT以外の場所で稼ぐことを度外視したら以下の3つの方法があげられます。

NFTは転売することができます。その希少性から今後欲しがる人が増えることを期待し、値上がりした時の差益を狙う方法です。

また、NFT関連のアルトコインで値上がり益を狙うこともできます。例えば、プラットフォーム「Decentraland」では独自トークン「MANA」を用いて、仮想空間の土地を購入ができます。「MANA」は海外取引所バイナンスで購入することが可能です。今後の人気上昇に期待し、今のうちに仕込んでおくのもいいかもしれません。

NFTは自分でも作成し販売することができます。”もともと知名度があるアーティストじゃないと無理じゃないの？”と思っている方、実はそうでもないんです。

今年9月には自由研究の課題としてドット絵のNFTを作成した小学3年生が、合計380万円を売上げました。成功の裏にはSNSの活用や母の協力もあったようですが、歴史の浅いNFTにはたくさんのチャンスが眠っているとも言えます。

しかし、CryptoPunksはすでに高騰しており、安易に買える金額ではありません。「NFTの売買(転売)で儲ける」のであれば、他のNFTを探すのがおすすめです。

CryptoPunks(クリプトパンクス)に関するよくある質問

Q1. CryptoPunks(クリプトパンクス)はOpenSeaで買えるの？

OpenSeaとは、世界最大規模を誇るNFTマーケットプレイスで、CryptoPunksを購入することが可能です。OpenSeaでは誰でも簡単に出品、購入することができます。

OpenSeaにはCryptoPunks以外にも「Bored Ape Yacht Club」「Loot」など、有名NFTプロジェクトの作品を買うこともできます。CryptoPunksは高くて手が出なくても、他に手軽に購入できる作品がたくさんあるので、一度OpenSeaを覗いてみてはいかがでしょうか。

Q2. CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格はいくらぐらい？

2023年3月時点でのもっとも安いCryptoPunksを購入する場合でも、かなりの莫大な費用がかかります。

8月にクレジットカード会社のVISAが購入してから、価格は右肩上がりを続けています。VISAが購入した「CryptoPunks 7610」が49.5ETH(当時価格で15万ドル = 約1,700万円)でした。今の最低価格と比較しても2ヶ月半で3倍近く高騰していることになります。簡単に購入できる金額ではありません。

Q3. CryptoPunks(クリプトパンクス)はERC-721トークン？

CryptoPunksのほとんどは、ERC-721ではなくERC-20トークンです。

ERC-〇〇〇とは、NFT(Non-Fungible Token = 非代替性トークン)を作るときの規格です。ERC-721は2018年1月に提案されたもので、ERC-20よりも新しい規格です。CryptoPunksは2017年頃から作られている作品であり、ERC-721標準には準拠していません。

Q4. そもそもNFTやCryptoPunksはなんで高額なの？

CryptoPunksや他のNFTが高騰する背景には「替えが効かないもの」「新しい概念への注目」があると考えられます。

CryptoPunks含むNFTは「ブロックチェーンによって唯一無二のものであることが証明される」といった特徴があります。NFTはその「希少性」「収集性」により、投資・投機目的で多くの人が参入していることが、高額である理由の一つとして挙げられます。

もう一つは「新しい概念への注目」があります。もともと、デジタルデータは安易に複製が可能であり、元のデータであるかどうかに価値がつくことがありませんでした。しかし、NFTはブロックチェーン技術によって、デジタル上で世界に一つだけのものであることが証明できるようになりました。

NFTはデジタルデータ含む世の中すべてのものに応用が可能です。今後のNFTの可能性に期待し多くの投資が集まっていることも、高額である理由として考えられます。

Q5. CryptoPunks(クリプトパンクス)のdiscordチャットでは何ができるの？

CryptoPunksでは、すべての入札、注文、販売をリアルタイムでボットが通知するdiscordグループがあります。CryptoPunksに興味のある人であれば、誰でも入ることが可能です。

discord内では、CryptoPunks保有者とコミュニケーションをとることもできます。クローズドなコミュニティがCryptoPunksファンの結束を強め、人気を押し上げる要因となっているとも言われています。 まとめ

CryptoPunks(クリプトパンクス)まとめ

CryptoPunksは、NFTの分野でもっとも成功しているプロジェクトの一つです。世界的な大手企業や著名人が購入を発表するなど、大きな盛り上がりを見せています。

CryptoPunksはすでに安易に購入できない価格まで高騰しています。今からCryptoPunksで儲けるのは現実的ではありません。

これからNFTで儲けるためには、3つの方法があります。

・値上がり益を期待して、今はまだ安いNFTを購入する
・NFT関連のアルトコインを購入する
・自分でNFTを作る

NFTは歴史が浅く、今もビジネスチャンスは多く転がっています。まだ、NFTに触れたことがない人は、OpenSeaなどをしようしましょう！