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CryptoKittiesとは?猫を育成するイーサリアム​DAppsの始め方/遊び方/仕組み/稼ぎ方を解説!

​2018年以降、暗号資産(仮想通貨)はニュースなどで毎日のように話題になっています。

日本でも仮想通貨の取引が盛んに行われるようになっています。暗号資産(仮想通貨)は暗号通貨とも呼ばれ、CryptoCurrencyという英語を訳したものです。

暗号資産はブロックチェーン技術を利用した通貨として着々と広がりを見せています。そんな中、ブロックチェーン技術を利用した、これまでにない全く新しいゲームとしてリリースされたのが、CryptoKittiesです。

CryptoKittiesは、イーサリアム​のDAppsで作られた猫育成ゲームです。

本記事では、CryptoKittiesの始め方や遊び方について解説していきます。

目次

CryptoKitties(クリプトキティズ)とは​

​CryptoKittiesは、そのまま訳すと「暗号猫」となります。

これは暗号資産(仮想通貨)イーサリアムを通貨に、ブロックチェーン技術を応用して猫のデータをやりとりするというゲームです。

イーサリアムを使った技術でデジタルの猫を育成したり、繁殖したりするゲームです。

​イーサリアムで猫を飼育?

CryptoKittiesの公式サイトでは、「CryptoKittiesはビットコインみたいなものですか?」という質問に対して否定し、「CryptoCollectibleである」という見解を示しています。

「Collectible」とは、コレクター商品や、アート作品のようなものです。CryptoKittiesは、『唯一無二の価値を持つ猫』ということです。

​ゲームをしながら資産を増やせる!投資×ゲーム

猫のゲームということで、単なる子供の遊びかのようにお思いの方も多いと思います。しかし、単なるお遊びのゲームではありません。

前述のようにCryptoKittiesは暗号資産(仮想通貨)イーサリアムを介して猫のデータを売買します。イーサリアムといえば、ビットコインについで時価総額2位の代表的な暗号資産(仮想通貨)です。

猫のデータが既に現実的な価値を得ているイーサリアムと交換できるのです。

簡単な話、安く買った猫が高く売れれば、その差額分のイーサリアムを手にすることができます。

イーサリアムの価格が大幅に上昇すれば、猫の売買を通じた投資までできるということです。

CryptoKittiesの歴代最高取引価格

ここで、過去最高額で取引されたCryptoKittyをご紹介します。

​どんな素晴らしい猫のデータなのかと期待されると思いますが、いかがでしょうか?

とても素敵な猫?ですよね。

このFounder Cat #18君の取引履歴がこちらです。

この猫は過去3回飼い主が変わっています。そして、最後の取引では253ETHで購入されています。2017年12月7日当時は1ETH=55000円ほどですので、約1400万円で購入されたことになります。

信じられますでしょうか?#18君の前の飼い主は、154ETHで購入し、253ETHで売却していることから、差額の100ETH(550万円)ほどを利益として得ていることになります。これがCryptoKittiesの投資例です。

この猫の他にも多くの猫が超高額で取引されています。

​DApps(分散型アプリケーション)の大きな可能性

​CryptoKittiesのように、ブロックチェーン技術を利用してデータを取り扱っているアプリケーションを、DApps(Decentralized Applications​:分散型アプリケーション)と言います。

CryptoKittiesはDappsを利用したゲームの先駆け的な存在であり、非常に注目されました。一時期はイーサリアムの総トランザクション数の15%を占めるほどにも流行しました。

Yahoo!Financeの記事によると、2017年11月にリリースし半年も経っていないCryptoKittiesは、既に19億円もの売上を得たそうです。

その売上の源は、15分毎に生み出されるGen 0 Catの売却額と、Marketplace上での取引の3.75%の手数料です。

それだけで19億円もの売上を出せるところに、DAppsの大きな可能性を感じることができます。

​CryptoKittiesの始め方

​CryptoKittiesの魅力と、その影響力をお伝えしました。

言葉の説明だけでは、実際の様子が分かりづらいと思うので、ここからはCryptoKittiesの始め方を解説していきます。

​CryptoKittiesの始め方
  • イーサリアムを購入する
  • CryptoKittiesの公式サイトへ
  • MetaMaskに登録する
  • MetaMaskにイーサリアムを送金
  • ​CryptoKittiesのアカウント作成
  • 猫を選んで購入する

それぞれを解説します。

​イーサリアムを購入する

CryptoKittiesはイーサリアムでしか遊ぶ事ができません。イーサリアムを使って、猫を購入したり、育成したりします。

仮想通貨のひとつであるイーサリアムは、仮想通貨取引所と呼ばれる日本円と暗号資産(仮想通貨)を交換してくれる取引所に登録して購入しましょう。

仮想通貨取引所のことがよく分からないという方も多いと思うのですが、実際の取引はとっても簡単。イーサリアムを初めて購入する方にオススメの取引所はbitFlyerです。​​

bitFlyerは、操作が簡単で分かりやすい公式アプリもリリースされているので安心して利用できます。また、「世界一のセキュリティ」とも言われるほど、セキュリティ面に優れているため、初心者の方はまずbitFlyerから登録・購入されるのをオススメします。

CryptoKittiesの公式サイトへ

 イーサリアムを購入する事ができたら、いよいよCryptoKittiesを始められるように準備していきましょう。まずCryptoKittiesのWebページをみてみましょう。ChromeもしくはFirefoxの利用が推奨されています。

​右側にかわいい猫たちが写ったWebページの左側にある、矢印で指した「Start meow」を押して下さい。MetaMaskのインストールを促す画面に切り替わります。

MetaMaskに登録する

​MetaMaskについて説明します。MetaMaskは、イーサリアムなどの仮想通貨を保管するためのウォレットです。先ほど取引所で購入したイーサリアムはMetaMaskに送金する必要があります。

CryptoKittiesではMetaMaskをウォレットとして使います。

MetaMaskはGoogleChromeの拡張機能として簡単に導入する事ができます!

Start meow」を押した後の画面で、「Install MetaMask」を押すと、下のようなGoogleStoreの画面に移動します。

右上の「ADDED TO CHROME」を押し、確認すると、ChromeブラウザにMetaMask機能がインストールされます。

Chromeへの追加が済むと、ブラウザの右上に可愛いキツネのマークが追加されます。

右上のキツネマークを押すと、MetaMaskのアカウント作成画面となります。他人に予測されにくいパスワードを入力し「CREATE」を押すと、12個の英単語が表示されます。

この12個の単語は絶対にメモしてなおかつ厳重に保管してくださいパスワードを忘れてもこの英単語から再作成できるので便利な反面、他人にこの英単語を見られた場合ウォレットを乗っ取られます

これで、MetaMaskのウォレットが完成しました!

MetaMaskにイーサリアムを送金

​今のままではMetaMaskは空の財布のままです。仮想通貨取引所で購入したイーサリアムを、MetaMaskに送金しましょう。

Chromeのキツネマークを押すと、下のような画面が開かれると思います。

​矢印で指した「・・・」を押し、「Show QR Code」を選んで下さい。すると自分のMetaMaskウォレットのQRコードおよびアドレスが表示されます。そのどちらかを先ほど購入したイーサリアムが入っているウォレットで読み込んで、送金してください。

これで、CryptoKittiesで使えるウォレットとイーサリアムの用意ができました!

​CryptoKittiesのアカウント作成

​CryptoKittiesのページに戻り、Start meowを選択すると、今度はCryptoKittiesのアカウント作成画面になります。

Eメールアドレスと、Nicknameを入力すると、CryptoKittiesのアカウントが作成されます。

ちなみに、下の枠にある注意書きは、「MetaMaskの、ログイン情報とさっきの12個の単語は忘れないでね!両方忘れたら助けられないよ!」という意味です。

ログイン情報などは忘れないように気をつけましょう。

猫を選んで購入する

ようやく、CryptoKittiesで使うアカウントとウォレットとイーサリアムが用意できました。実際に猫を購入してみましょう。

画面上部に「My Kitties」​、「Marketplace」、「Activity」とあると思います。真ん中のMarketplaceが猫の市場です、押してみると、大量の猫が売りに出されている事が分かります。

​右上がソート方法です。ここでは、値段の安い順に並べています。そして各々の猫を見たとき、上部に記されているのが値段です。

単位はETHです。左上の猫は、撮影のタイミングで最も安い猫です。0.0018ETHとあるので、1ETH=70000円とすると、日本円で126円となります。

下部に記されているのが、名前、世代、クールダウンです。Gen(世代)とは、ブリード(交配)を繰り返した結果、この猫が何代目なのかを表しています。Genは小さければ小さいほど高価になります。理由は、ブリードと合わせてあとで説明します。

クールダウンは猫が次のブリードまでどれだけ時間がかかるかを示しています。ブリードについては、後述します!

選んだ猫を押し、表示された画面で「Buy now」、次の画面で「Ok, buy this Kitty」を押すと、確認が行われるのでOKしていくと、取引が行われます。

これで、Kittyの購入ができました!「My Kitties」の画面で確認してみましょう。

ちなみに、猫の値段は時間が経つにつれて下がっていきます。つまり理論的にはほぼ0円で購入することも可能です。しかし現実は、どこかのタイミングで他の人に買われてしまうので、そういった駆け引きも楽しめる要素としてあります。

​CryptoKittiesのブリード(交配)とは?

​猫をただ売り買いするだけでは、そのうち市場は縮小してしまいます。CryptoKittiesでは、現実と同じように2匹の猫から子猫を生み出すことができます。それがブリード(交配)です。

​2匹の猫を掛け合わせ、子猫誕生!

CryptoKittiesの世界では、全ての猫に性別が与えられません。公式ページのFAQsによると、「今は21世紀です。父親・母親、男の子・女の子、パパ・ママといったレッテルは消し去りましょう!」とのことです。

なので、ブリードするときは、その都度、Sire(父)とDame(母)を手動で決めます。Dameが妊娠することとなります。

2匹のMy Kittyをブリードする方法を軽く説明します。まず、「My Kitties」からブリードさせたい猫を選びます。次にその相手の猫を選びます。このとき、先に選んだ猫がSire(父)となることに注意して下さい。Dame猫が妊娠して、ある程度時間が経つと、子猫が生まれます。

生まれてきた子猫は、基本的には両親の遺伝子つまりは特徴を引き継ぎます。このとき、「Cattributes」というステータスを見ることで遺伝した特徴を見ることができます。​上記の写真の場合、父から顔立ちや模様を、母から色や頭と尻尾の形を継承しています。

​同じ猫が連続して交配できないように、それぞれの猫にはクールダウンが設けられています。クールダウンの長さは同じ猫が交配を繰り返すたびに増加していき、また、Genの値が大きくなるほど増加していきます

交配がすぐにできるという理由から、Genが小さい猫ほど高値で取引されます

Siringで他ブリーダーの猫と交配?

​自分で2匹の猫を持っていなくても、1匹いればブリードさせることも可能です。これをSiringといいます。

Marketplaceの「include」の項目で、「Siring」にチェックをいれてみて下さい。ここに表示された猫たちは、お金を払うことでSireの役割を担ってくれる猫たちです。

​レア種が生まれることも…

CryptoKittiesでは、突然変異が起きる場合があります。

突然変異種は「Fancy Cats」と呼ばれ、ブリードしたにも関わらず、親の特徴を全く引き継がずに突然生まれてきます

FancyCatsは普通の猫と比べて、高値で取引されます。貴重なFancyCatsを生み出すことができたら、一攫千金が期待できます。

​CryptoKittiesの特徴的な仕組みは?

CryptoKittiesの特徴的な仕組みについて解説します。

CryptoKittiesの特徴的な仕組み
  • ​ブロックチェーン技術による”血統書”
  • ​無限の特徴による無限の個性

それぞれを解説します。

​ブロックチェーン技術による”血統書”

​ブロックチェーンの最大の特徴は、過去のトランザクションを改変することが現実的に不可能なところにあります。

CryptoKittiesはイーサリアムのブロックチェーン上のトークンという形でデータを扱っています。

トークンとはブロックチェーン上でやりとりすることができる電子データのことを言います。トークンもまた、暗号資産(仮想通貨)と同様のブロックチェーンで管理されているため、情報の改ざんが不可能な形で全体に共有されています。

CryptoKittiesの猫の取引履歴は、ブロックチェーン状に記録され、全体に承認されています。そのため、自分の猫に首輪をつけなくても自分のものと証明できます。

また、その猫がどの猫から生まれたかその親の飼い主は誰かさらにその前は…と遡っていき、生まれた時間まで特定することができます。

現実世界でいうイーサリアムブロックチェーンによる血統書が作られているようなイメージなのです。

この血統書は、誰も改変することも取り消すこともできません、そのため、誰もが安心してCryptoKittiesの猫をやり取りできるというわけです。

​無限の特徴による無限の個性

CryptoKittiesでは猫の個性が無限にあります

​Marketplaceをちらっと見ていただけるとわかるのですが、目、眉、模様、色、尻尾…など、猫の個性的な違いは数え切れません。

これらの特徴が交配によって掛け合わされ、新しい1匹の猫の個性が決まります。

そのため、市場で高値がつかない猫であっても、唯一無二の自分の猫を育てることができます。

この世に1匹しかいない猫をCryptoKittiesで育てることができるので、自分の猫に特別な愛着が湧くというわけです。

​まとめ イーサリアムで猫を育てるCryptoKittiesについて

今回は、イーサリアムの​DAppsで作られたCryptoKittiesについて解説しました。

CryptoKittiesは猫を育てたり、交配させたりして、唯一無二の価値ある猫を育成するゲームです。現実の猫も可愛いですが、イーサリアムブロックチェーンで証明された自分だけの猫、という新しい価値が生まれました。

CryptoKittiesにはたくさんの猫がいます。安価で平凡な猫であっても、自分だけの猫ならば愛着も湧き、手放せなくなりそうです。しかも、ブリード(交配)をすることで、突然変異によって市場価値の高い猫の繁殖に成功するかもしれません。

さらにイーサリアム自体の市場価値が高まれば、莫大な富を築くことも夢ではありません。

DAppsはゲームだけでなく、分散型取引所(DEX)などの他の分野にも広がってきています

これを機会に、CryptoKittiesやイーサリアムの可能性に興味を持っていただけたら幸いです。

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この記事を書いた人

Eastのアバター East Ichizen Capital運営者

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