ビットコイン相場分析|高値での停滞が続く、次のチャレンジで今年最高値突破なるか
ビットコイン先物プレミアムが18カ月ぶりの高値に
ビットコイン先物プレミアムは7月4日に18カ月ぶりの高水準に達した。しかしトレーダーらは現在、デリバティブ指標が「過剰な上昇」を示しているのか、それとも長期にわたる弱気相場の後の「平均値への回帰」を示しているのか見極めている段階といえる。
ビットコインは6月22日以来、価格は4.4%という狭い範囲で取引されており、毎日の終値で測定すると29,900ドルから31,160ドルの間で推移している。
明確な傾向がないと判断する投資家も一定数いる中で、ビットコイン先物プレミアムが18カ月ぶりの高値を記録した。
ビットコイン四半期先物取引は、クジラや裁定取引デスクの間で人気がある取引である。ただし、これらの固定月契約は通常、スポット市場に対してわずかなプレミアムで取引されており、売り手が決済を遅らせるためにより多くの資金を求めていることを示している。
先物契約プレミアムが7月3日には1週間前の3.2%から6.4%に跳ね上がったため、レバレッジBTCロングの需要は過去1週間で大幅に増加した。18か月ぶりの高水準に達したことに加えて、この指標はついに中立から強気の領域に移行したと考えられる。
ビットコインデータ分析
デリバティブ基本データ
取引高 | -24.30% | $22.92B |
未決済建玉(OI) | -2.82% | $14.48B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | | $37.77M |
24時間の間に精算されたショート | | $12.39M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LiquidationData
ビットコインは高値でのレンジが継続しており、昨日から取引量は減少傾向にあります。
また、高値からの反落でOIは少々減少しました。
ファンディングレート
ファンディングレートは標準値での推移が続いています。
引き続き高値突破後の指標、相場の過熱感を測る基準としてファンディングレートをみていきましょう。
価格別OI分析
30,000ドル下の価格帯のOIがやや減少したものの、相変わらずかなりのOIが溜まっている状況に変わりはありません。
引き続き、高値更新後の相場の急変動に注意しましょう。
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | -35.57% | $10.57B |
24時間ショートボリューム | -33.52% | $10.96B |
https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
テクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
BTC/USDT4時間足チャート
BTC/USDT1時間足チャート
上昇のシナリオ
短期のシナリオとしては、30,000ドルを背に高値利確を目安でロングを入れる戦略がよいと思います。
ただ次の高値チャレンジで失敗した際には、30,000ドル手前で利確してしまいましょう。
今後高値に失敗した場合一度下落する可能性が高いです。
その際には28,500ドル付近で一度反発するのではないかと考えています。
下落のシナリオ
次の高値更新チャレンジで、高値を突破するにしろ、反落するにしろ、一度調整が入ると考えています。
ただ、トレンド自体は上目線であるため、下落のシナリオの推奨度は低めです。
高値を更新した場合は、33,000ドル目安にショート、反落した場合は30,000ドル割れエントリーで28,700利確を目安にしています。
相場一言アドバイス
高値での推移が続いているビットコインですが、下落のシナリオでも記載した通り、一度調整が入ると予想しています。
ただ、今のところ中長期的には上目線なので調整の下落をとるより、落ちたところの押し目でエントリーするのがお勧めです。
今後上昇トレンドが継続する形であれば、下がったら買う戦略を継続していきましょう。
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