【2023年3月21日】BTCトレード分析・ファンダメンタル情報

今の金融市場の懸念点簡単まとめ

1.インフレーション

世界中で最も懸念されている問題の一つです。新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、多くの国が財政政策や金融政策を導入し、過剰な流動性が市場に注入されました。これにより、過度な物価上昇、国内では賃金が上がらずに物価だけ上昇するスタグフレーションが起きています。

2.金利の上昇

世界的に景気回復が進んでいるため、中央銀行が金利を引き上げています。これにより、債券や株式市場に大きな影響を及ぼし、銀行が倒産するなど実際に影響が出始めています。

アメリカのクレジットカードのローン残高は1800兆円と言われています。
果たして超高金利の時代にこの額の返済ができるのか。疑問です。

3.新興企業のデフォルトリスク

金利の上昇によって資金の借入が難しくなり、資金繰りが悪化しているベンチャー企業が多くあります。
企業の倒産が相次いだ場合、銀行の財務状況の悪化につながります。

もし企業が倒産すると、銀行は融資の返済を受けることができなくなり、債権の価値が下がります。これによって銀行の収益が減少します。

もちろん銀行側もリスク管理を行なっており、1つの企業が倒産したくらいでそこまで大きな影響は出ませんが、今回のシリコンバレー銀行の破綻のように、銀行倒産リスクを危惧して、顧客の預金が大量に流失してしまうと倒産に追い込まれてしまうでしょう。

今後の重要指標

22日に開催されるFOMCはかなり重要です。
インフレを抑制するために金利を上げるのか。果たして利上げをした際に銀行や企業は持ち堪える体力を持て余しているのか。

利上げが見送りになれば、株式市場は一旦落ち着きを取り戻す形になり、インフレ継続ということでBTCも上を目指しそうです。

ビットコイン(BTC)相場分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT 4時間足チャート

上昇のシナリオ

28,500ドルを突破して30,000ドルで利確
チャネルセンターラインを割ったら撤退

相場一言アドバイス

チャネルラインだと平行線だの引いていますが、ビットコインが強気の相場になると、ラインをガン無視してぶち上げてきます。

一旦は上昇した際のロングにベットする形でポジションを取っていくので良いと思います。