ビットコイン(BTC)相場分析|上昇のためには30,500ドルの維持が必須、サポートラインの攻防に注目
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SECがブラックロックのビットコインETF申請を受理、規制当局の審査を示唆
米国証券取引委員会(SEC)は、Bitwiseによる前日の同様の申請に続き、BlackRockによるビットコインのスポット型上場投資信託(ETF)の申請を受理した。
SECの承認は、ブラックロックのETF提案に対する正式な審査プロセスの開始を意味する。これは長い規制の道のりの最初の一歩ではあるが、SECがビットコインのETFのアイデアを検討し、その潜在的な市場効果を評価する用意があることを示している。
ETFは通常、特定のインデックスに連動する投資ファンドで、取引所で取引されるのが一般的だ。暗号通貨の領域では、1つまたは複数のデジタルトークンの価値を反映し、さまざまな暗号通貨で構成されるファンドは暗号通貨ETFとして知られている。
7月14日(金)、規制当局はワイズ・オリジン・ビットコイン・トラスト、ウィズダムツリー、ヴァンエック、インベスコ・ギャラクシーを含む様々なファンドの申請も審査中であると発表した。
ビットコインデータ分析
デリバティブ基本情報
取引高 | +5.97% | $13.66B |
未決済建玉(OI) | +0.21% | $14.16B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | | $26.49M |
24時間の間に精算されたショート | | $21.53M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LiquidationData
ファンディングレート
ファンディングレートはやや数値に変動があったものの、正常範囲内での推移が続いています。
価格別OI情報
週末にかけてショートのOIが大きく増加しました。またショートだけでなくロングポジションも増加傾向で、レンジ内でOIが溜まっています。
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | -15.18% | $5.78B |
24時間ショートボリューム | -11.68% | $5.97B |
https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
BTC/USDT4時間足チャート
BTC/USDT1時間足チャート
上昇のシナリオ
30,000ドル付近がサポートラインとして強く機能しています。
同ラインで反発してレンジ上限を突破することができれば、価格は大きく上昇するでしょう。
エントリー:30,000ドルサポートライン
利確:32,500ドルから徐々に33,000ドルにかけて
損切り:29,000ドル
下落のシナリオ
30,000ドル付近のサポートラインを割った際には28,500ドル付近を目安に下落すると考えています。
また、直近ロングのポジションも増加傾向であり、ロスカットにより28,500ドルを割り込む下落となる可能性も十分に考えられます。
エントリー:29,500ドル
利確:28,500ドル
損切り:30,000ドルを実体で突破した時
相場一言アドバイス
過去数日間の価格動向により、相対力指数(RSI)は弱気の乖離を形成しており、これは強気の勢いが弱まっていることを示しています。レジスタンスラインとしては、3万1000ドルから3万2400ドルがショート側の防衛ラインとなりそうです。
今後上昇していく場合、30,500ドル付近より上の価格を維持する必要があります。
上昇後32,500ドル付近で一度売りが入ると考えていますが、同ラインを突破することに成功すればその後強く機能するようなレジスタンスラインがないため、40,000ドルまで価格が上昇する可能性も考えられるでしょう。
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