ビットコイン(BTC)相場分析|長期レジスタンスラインを突破して価格上昇、短期は調整下落に注意
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ビットコインの上昇した要因は?
ビットコインは、SECのCoinbaseとBinanceを提訴したことをきっかけに下落しました。
ブラックロックETF申請したタイミングで上昇に転じ、現在は28,000ドルまで上昇しています。
ブラックロックはSECにビットコインETFを申請した最初の企業ではありませんが、過去に申請したETFで申請が通らなかったものはたったの一件となっており、申請が通るのではないかという期待からビットコインが買われる展開となりました。
BlackRock は、8 兆 5,000 億ドルを超える資産を管理する世界最大の資産運用会社で、現在取引所で取引されているビットコインを全て購入できるほどの資金を保有しています。
また、もう一つの要因として考えられるのが、前回FOMCでの利上げの一時停止です。
直近ダウ平均株価が今年最高値を記録するなど、株式市場の上昇しており、このままドル安株高の相場が続くと、株式市場の上昇に釣られて仮想通貨市場も上昇していくことが過去の相場から予想できます。
ビットコインデータ分析
デリバティブ基本データ
取引高 | +88.01% | $59.53B |
未決済建玉(OI) | +8.94% | $12.99B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | | $33.46M |
24時間の間に精算されたショート | | $120.26M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LiquidationData
ビットコインのデリバティブ市場全体の取引量は+88.01%の増加となっています。
また、価格の大幅上昇に伴いショートの強制ロスカットが急増しました。
ファンディングレート
Bybitのファンディングレートはプラス値で、正常の範囲内での推移が続いています。
価格別OI分析
29,000から31,000ドルの間にショート25,500から26,000ドル付近に多くのロングポジションが溜まっているのがわかります。
また、直近の上昇によって26,000ドル付近にあったショートポジションが清算されました。
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | +73.8% | $29,98B |
24時間ショートボリューム | -56.66% | $27.37B |
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
長期で機能していたレジスタンスラインを突破することに成功しています。
BTC/USDT4時間足チャート
レジスタンスライン突破後、28,500ドル付近の高値ラインも突破することに成功しています。
BTC/USDT1時間足チャート
28,500ドルの高値ライン突破後1時間足で押し目をつけて再度上昇できるか注目です。
上昇のシナリオ
昨日の上昇のシナリオに乗りました。
昨日のシナリオでエントリーしている方は一旦利確して次のエントリーポイントをでエントリーしましょう。
次のエントリーポイントとしては28,500ドルで押し目をつけ、29,700ドル付近まで上昇することを想定しています。
下落のシナリオ
下落のシナリオとしては、大きく上昇後調整が入る可能性があります。
28,500ドル割れで28,000ドル付近から徐々に利確していきましょう。
相場一言アドバイス
大きく価格を上昇させたビットコインは長期で機能していたレジスタンスラインを突破することに成功しています。
今後の短期シナリオとしては一旦調整が入り、28,500ドルで反発できるかどうか注目しましょう。
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