ビットコイン(BTC)相場分析|底値反発も高値突破ならず、上昇の鍵は日足高値の切り上げか
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ブラックロックがビットコインETFを申請
米国初のビットコインETF承認を巡る憶測が仮想通貨市場市場で話題となっている。
9.5兆ドルの資産を管理する投資会社であるブラックロックは、7月16日に米国証券取引委員会(SEC)にビットコインETFを申請した。同社は過去に576のETFを申請したが、拒否されたのはたった1件だけだけとなっている。
ブラックロックの申請以来、仮想通貨市場は4.5%上昇しており、弱気の相場が続いていた市場が息を吹き返している。
2021年10月19日、アメリカで初めてビットコインETFが上場した。アメリカでは2017年からビットコインETFの申請を行なっていたが、申請しては承認されないという繰り返しであった。
しかし、10月19日にようやくアメリカETF大手のプロシェアーズ(ProShares)社のビットコイン先物ETFがニューヨーク証券取引所のArcaに上場し、取引が開始されたという過去がある。
ビットコインデータ分析
デリバティブ基本データ
取引高 | -10.8% | $18.94B |
未決済建玉(OI) | +0.6% | $11.51B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | | $24.91M |
24時間の間に精算されたショート | | $10.2M |
ビットコインのデリバティブ市場全体の取引量は減少傾向です。
OIは微増で大きな変動はありません。
ファンディングレート
https://www.coinglass.com/ja/FundingRate
大手取引所のファンディングレートは変動はなく、大きなポジションの偏りがないことがわかります。
価格別OI分析
http://ludwig.s602.xrea.com/oi/
29,000から31,000ドルの間にショート25,500から26,000ドル付近に多くのロングポジションが溜まっているのがわかります。
直近で大きく価格が動くシナリオとしてはレジスタンスラインで反落し、そのまま安値を更新しロングポジションの強制ロスカットで長い下ひげをつける可能性が考えられます。
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | -27.71% | $8.69B |
24時間ショートボリューム | -20.79% | $8.76B |
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
安値で反発したビットコインですが、前回高値を突破するに至っていません。
BTC/USDT4時間足チャート
4時間足レベルで見ると、26,793ドルがレジスタンスラインとして機能しています。
MACDは約18日ぶりにプラス値を記録するなど大きな反発となりました。
BTC/USDT1時間足チャート
1時間足では26,159ドルと26,793ドルの間の小さい値幅での推移が続いています。
上昇のシナリオ
直近の上昇の勢いは弱まり、買いは続きませんでした。ただ短期のレジスタンスラインを突破した際には、高値の目安となる26,800ドル付近まで上昇するでしょう。
短期でレジスタンスラインとして機能している26,795ドルを突破し、チャネル上限ラインで利確
下落のシナリオ
日足レベルでは高値を突破することはできておらず、トレンド転換には至っていません。
短期レジスタンスラインとして機能している26,795ドルで反落して、短期レンジ下限26,250ドル付近で利確
相場一言アドバイス
長い間RSIは売られすぎを示していましたが、今回の上昇で通常の水準まで戻ってきています。
デリバティブ指標を見ても中立を保っており、直近でロスカットによる相場の急変は起こらないでしょう。
ただ、日足レベルでまだ大きくトレンド転換した訳ではありません。目の前の上昇に気を取られず日足レベルの大きいトレンドを見ながら適切な場所でポジションを持っていきましょう。
Joの使っている取引所一覧
私joの使っている取引所一覧は以下の通りです。国内取引所はGMOコイン、海外取引所はBybitをメインに使っています。
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