ビットコイン(BTC)相場分析｜反発弱く前回安値突破できず、チャネル下限まで下落か

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米利上げを一時停止、米株は今年最高値を記録

米の中央銀行の役割を持つFRBは、日本時間15日に一年以上にわたり継続してきた利上げの停止を発表しました。米国内では、急速な利上げによって銀行の破綻が相次いでおり、FRBはインフレによる物価上昇との板挟みとなっていた中で利上げの停止を決定しました。

今回の利上げ停止は、今まで継続してきた利上げの効果を測るための期間を設ける狙いがあるとみられ、実際に消費者物価指数(CPI)は11ヶ月連続で鈍化するなど、目に見えた形で数値に表れてきています。

また利上げの停止に伴い、ダウ平均株価は今年最高値を記録しました。

FRB議長パウエル氏は会見で、残り年内に2回の利上げを示唆しており、金利政策の誘導目標を5.0%~5.25%とし、これは2007年以来の高水準です。

米国の金利政策は仮想通貨市場だけでなく、金融市場全体で重要な指標となっており今後も継続的に注目していきましょう。

ビットコイン-データ分析-

デリバティブ基本データ

ビットコインは安値を更新したのち反発する展開となり、未決済建玉も再度増加する傾向となりました。
全体の取引高は昨日より減少しており、再度大きく上昇するには出来高を伴う必要があります。

ファンディングレート

直近のファンディングレートは大きな動きはないもののプラス値での推移が続いています。
https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

価格別OI分析

25,000ドル台に復帰したビットコインですが、相変わらず多くのロング含み損を抱えています。
このまま安値を更新していくと、チャネル下限割れが損切りのラインとなるでしょう。

http://ludwig.s602.xrea.com/oi/

ロングショート比率

https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

下落のシナリオ

25,000ドル台に復帰したビットコインですが、反発で前回安値25,600ドル付近を突破できず停滞。
このまま同ラインを突破できず反落すればチャネル下限ラインを目安に下落すると考えています。

相場一言アドバイス

安値高値共に切り下げる展開となっており、弱気の相場が続いています。反発も弱く、出来高等もなかなか増えておらずなかなか買いが続かない状況です。

SECによるBinance、Coinbaseの訴訟というバッドなファンダがある中で、直近大幅な上昇は見込めないでしょう。

継続的に記載していますが、今の価格が下がったタイミングは現物を安く買い集めるチャンスです。
短期でショートを狙いつつ、安値で現物を仕込むなど相場にあった賢い投資をしていきましょう。

Joの使っている取引所一覧

私joの使っている取引所一覧は以下の通りです。国内取引所はGMOコイン、海外取引所はBybitをメインに使っています。