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仮想通貨ループリング(LRC)とは?特徴/将来性・価格予想/今後の見通し/買い方までまとめて解説!

LRC(ループリング)って将来性の高い仮想通貨なのかな….

そうお考えではないですか?

今話題のレイヤー2ソリューションとして注目されているループリング。将来性が高いなら今のうちに投資しておきたいですよね。

本記事では、仮想通貨LRC(ループリング)の特徴/今後の見通し/価格予想/買い方などをまとめて解説していきます!

読み終わるころには、CRLに投資してみるかどうか判断できていることでしょう。 目次  

目次

仮想通貨ループリング(LRC)とは?概要・基本情報まとめ

LRCの概要

Loopring(ループリング)は、イーサリアム上で次世代の金融エコシステムの創造を目指しているプロジェクトです。

イーサリアムレイヤー2である「Loopring Layer2」の構築や、分散型取引所(DEX)の開発、さらに他のDEXの開発を支援するサービスなど、幅広く手を伸ばしています。

仮想通貨LRCはガバナンスの投票権、ネットワーク内の取引手数料などに利用されます。

LRCの基本情報まとめ

通貨名Loopring(LRC)
公開日2017年8月6日
発行枚数1,395,076,054 LRC
トークン規格ERC20/SPL
公式サイトhttps://loopring.org/#/
公式Twitter@loopringorg
ホワイトペーパー
(デザインドキュメント)
https://github.com….

仮想通貨ループリング(LRC)の3つの特徴

仮想通貨ループリングの
3つの特徴

  • 高性能金融アプリケーションの基盤となるLoopring Layer2
  • エコシステムの中心となるLoopring Exchangeとウォレット
  • 他DEXの開発を支援するサービスを提供

高性能金融アプリケーションの基盤となるLoopring Layer2

「Loopring Layer2(以下:Loopring L2)」は、イーサリアム上に高性能な金融アプリケーションを構築するために作られた、レイヤー2ソリューションです。

そもそもレイヤー2とは、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解消するために作られた技術です。具体的には、親チェーンの仕事(取引処理)を子チェーンで一部代行することで親チェーンの負担を減らそうというものになります。

この子チェーンにあたるのがLoopring L2です。

Loopring L2も非常に高いスケーラビリティを有しており、イーサリアムの約1,000倍(一秒あたり)の取引処理が可能となっています。

イーサリアム上に金融アプリケーションを構築したいプロジェクトは、Loopring L2を利用することで、簡単に高スケーラビリティのものを作ることができるのです。

Loopring Layer2の根幹技術「zkRollup」とは

zkRollupは、高速処理と高セキュリティを実現するレイヤー2ソリューションです。Loopring L2はこのzkRollupをもとに作られています。

zkRollupは、親チェーンに取引データを引き渡す前に「このデータは正しいです!」と前もって正当性を検証することができます。このあらかじめ正当性が検証されたデータ(証明書)を「ゼロ知識証明」と呼び、知識のない人がみてもそのデータが正しいと分かるようになっていることから、この名前がついています。親チェーンはあらかじめ情報の信頼性が担保されたデータを処理するため、少しのコストで処理することができるのです。

エコシステムの中心となるLoopring Exchangeとウォレット

ループリングの目指すエコシステムは独自の分散型取引所とウォレットを中心として形作られます。

独自の分散型取引所は「Loopring Exchange」と呼ばれ、Loopring L2上に構築されています。

取引形式は、オーダーブック(板取引)とAMM(自動マーケットメイカー)の二種類に対応しています。

  • AMM:DEXで多く採用。一箇所のプールに集められた膨大なトークンを利用して取引する仕組み。
  • オーダーブック:既存の取引所で多く採用。買いたい人と売りたい人を直接マッチングさせる仕組み。

取引はLoopring L2を通して行われるため、ネットワーク手数料がほとんどかからず、処理も高速です。取引所自体でかかる手数料も、AMMが0.1%、オーダーブックがメイカー-0.02%/テイカー0.3%とどちらも安くなっています。

LoopringDEXの手数料概要を見る

ウォレットは、Loopring L2とイーサリアムの2チェーンに対応しており、このウォレット一つでイーサリアム上での資産管理が完結するようデザインされています。

LoopringスマホアプリのDLはこちら

他DEXの開発を支援するサービスを提供

ループリングは、分散型取引所の構築を支援するためのオープンソースプロトコルとしてのサービスも提供しています。

ループリングプロトコルを利用して作られたDEXは「リレイヤー」と呼ばれ、ユーザー間取引の仲介役として機能します。

リレイヤー自体はあくまでも取引を仲介するだけであり、トランザクションの処理自体はループリングが行なっています。

またDEX全体ではなく、ループリングの一部の機能だけを導入するといったことも可能で、自由度の高いサービスとなっています。

仮想通貨ループリング(LRC)の今後の見通し

仮想通貨ループリングの
今後を占う3つの要素

  • 様々なプロジェクトと提携が進んでいる
  • 現状、競合プロジェクトに遅れをとっている
  • Loopring Layer2がNFTの流通に対応

様々なプロジェクトと提携が進んでいる

すでにWeb2.0(Twitterのような従来のWeb)とWeb3.0の架け橋となることを目指すMaskNetwork*1や、DeFiとCeFiの両方に対応するアグリゲータであるOpenOcean*2などが、ループリングとの提携を発表しています。

これらのプロジェクトは、ループリングプロトコルを利用することで、イーサリアムと同等のセキュリティを維持したまま、低コスト&高速なシステムを実現できるようになります。

*1:Mask Networkとの提携情報

*2:OpenOceanとの提携情報

現状、競合プロジェクトに遅れを取っている

一方で、ループリングの利用率を見てみると、競合のDEXには遅れをとっているようです。

ループリングのTVL(ロックされた資金量の合計)は、大手DEXのユニスワップと比較すると約20倍の差が開いています(ループリングが約3億ドル/ユニスワップが約60億ドル)*3。

またレイヤー2ソリューションの競合であるOptimismとユーザー数を比較してみても、約4倍以上の差が開いていることがわかります(ループリングのウォレット数が約20,000/Optimismのユーザー数が約90,000)*4。

いかにして競合からシェアを奪うことができるかが、ループリングの今後に大きく影響するでしょう。

*3:各DeFiのTVL一覧

*4:ループリングウォレット数/Optimismユーザー数

Loopring Layer2がNFTの作成・取引・流通に対応

2021年8月、Loopring L2にてNFTが作成(マイニング)・取引・転送できるようになりました*5。

これによりNFTを低コスト&高速に利用できるようになりました。

イーサリアム上のNFT規格であるERC1155とERC721の両方に対応しているため、事実上イーサリアム上のNFTすべてが、Loopring L2と相互にやり取りできるようになったといえます。

今後は、すでにNFTのシェアを獲得しているレイヤー2ソリューションのポリゴンネットワークなどが競合になってくるでしょう。

*5:LoopringNFT対応の公式発表

仮想通貨ループリング(LRC)の価格予想・将来性

2022年3月時点、1LRC=約100円で推移しています。

今後価格の伸び代はどのくらいあるのでしょうか?

各専門メディアが公開しているLRCの2022年~価格予想は以下の通りです↓

仮想通貨CRLの
2022年~価格予想まとめ

これらの専門メディアは、過去のCRL価格データを参照し、独自のAIを活用するなどして予想を立てています。

どのメディアも上昇目線の予想をしています。Uptobrainは一年間で約2.9倍上昇するとの予想をしています。

予想は必ず当たるものではありませんので、最終的にはご自身の判断で意思決定するようにしましょう。

仮想通貨ループリング(LRC)の購入方法・買い方

LRCを購入できる取引所

LRCは世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)で購入できます。

Binanceは、LRCの取引量がもっとも多い取引所となっています。

LRCのようなレイヤー2/DEX関連の銘柄が多数上場しており、世界中の投資家から人気を集める取引所です。Binanceの詳細を見る

LRCの買い方

LRCを購入する流れ

  • 国内取引所でBTCを購入
  • 海外取引所にBTCを送金
  • 海外取引所でLRCを購入

Binanceは日本の取引所ではなく、海外取引所です。

そのため日本円を直接入金できず、一度国内取引所を経由して入金する必要があります。

海外取引所への送金には、送金手数料が安いGMOコインがおすすめです。

他の取引所だと、送金手数料がいくらかかかる業者が多い中、GMOコインは完全無料と国内最安値となっています。

口座開設の申込は5分ほどで終わるので、パパッと登録してしまうと、送金手数料に悩まされることはなくなるでしょう。

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仮想通貨ループリング(LRC) まとめ

以上が、仮想通貨ループリング(LRC)の特徴/今後の見通し/将来性・価格予想/買い方についての解説でした。

プロダクト自体は完成しているものの、思うようにユーザーを囲うことができておらず、競合に遅れをとっている現状があるといえます。

今後ループリングと提携するプロジェクトが増加し、競合シェアを奪えるかが重要になってくるでしょう。

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この記事を書いた人

水野倫太郎のアバター 水野倫太郎 Ichizenholdings代表

慶應義塾大学経済学部。
2017年米国留学時にブロックチェーンと出会い、Web3の業界に足を踏み入れる。
2018年には、日本有数の仮想通貨メディアCoinOtakuに入社。
2019年には同社のCMOに就任し、2020年に東証二部上場企業とM&Aを行い、様々なクリプト事業を展開する。
2022年に現在代表取締役社長を務めるICHIZEN HOLDINGSを立ち上げ様々なWeb3事業を手がける。
複数のWeb3系事業に出資を行いながら有識者として活動。

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