【2023年3月23日】BTCトレード分析・ファンダメンタル情報
FRBが0.25%の利上げを決定
アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は、0.25%の利上げを継続することを決定しました。FRBのパウエル議長は、最近の銀行倒産を踏まえて銀行の監督と規制の強化の必要性も強調しています。
21日に終了した2日間の会議で、FRBは、金融不安が続く中でもインフレと労働市場の指標が予想よりも強かったとして、0.25%の利上げを発表しました。
パウエル議長は記者会見で、「参加者たちは、インフレ率が徐々に低下すると予想しているが、年内に利下げはしないと予想している」と述べています。
さらに、FRBは18人の会議参加者の政策金利見通しを示し、今年もう1回の0.25%の利上げが予想されています。
パウエル議長は、シリコンバレー銀行の急速な事業拡大とリスク回避策の不足による経営の失敗が、その銀行の経営問題であり、米国全体の銀行システムの問題ではないと述べ、銀行の監督と規制の強化の必要性を説きました。
一方、カリフォルニアに拠点を置く地方銀行であるパシフィックウェスタンバンクの預金流出も明らかになっており。持株会社が、シリコンバレー銀行とシグネチャーバンクの2行の倒産が原因で、顧客からの預金引き出しが発生したと説明されています。
同社は22日、銀行の預金残高が今月20日時点で271億ドルであることを発表し、昨年末に比べ68億ドルまたは20%減少したと発表しています。
また、同行は金融機関に追加資金を提供するために連邦準備制度理事会が導入した新しい枠組みから21億ドルを借り入れ、民間投資会社から14億ドルを調達することにより、資金調達を強化しました。
また、カリフォルニア州に本拠を置くFirst Republic Bankも預金流出を経験し、11の主要金融機関が合計300億ドルを預け入れ、金融不安を支援・抑制することが報じられています。
ビットコイン(BTC)相場分析
BTC/USDT日足チャート
BTC/USDT4時間足チャート
BTC/USDT1時間足チャート
上昇のシナリオ
エントリー:28,582ドルを突破した時(4時間足実体抜け確定)
利確:30,000ドル
損切り:28,000ドル割れ
下落のシナリオ
エントリー:28,000ドルで戻り目をつけた時
利確:26,600ドル
損切り28,500ドルを実体で抜けた時
相場一言アドバイス
FMOCで利上げが継続が発表され、ビットコインは大きく下落する展開となりました。
28,000ドル付近でショートポジションが多く溜まっており、28,582ドル付近を上方向に突破した際にはある程度大きく価格は動くでしょう。
ただ、28,000ドル付近は戻り目のような形でかなり売られやすいところだと思うので、戻り売りor上記のレジスタンスライン突破でのエントリーを狙っていきましょう。
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