仮想通貨・ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)ニュース【2023年5月16日】
機関投資家は4週連続でビットコイン217億円を売却
資産管理会社CoinSharesは、仮想通貨の期間投資達はここ4週間続けて資金を引き揚げているという調査結果を発表。その額はおよそ271億円となっており、運用額の0.6%にあたる資金が流出。中でもビットコインが多く流出しており、その額は217億円に相当する。さらにここ最近の下落によって、総資産額は13%程減少していることも報告された。
一方ADA・SAND・TRXなどのアルトコインには僅かながら資金の流入が見られ、投資家がよりリスク先行的になっていることも調査では明らかになった。
LidoでETHステーキングが出金可能に|相場への影響は?
Lidoリキッドステーキングプロトコルでは、これまでステーキングでロックされていたイーサリアムの出金が可能となった。最初の3時間ではおよそ6500万円ほどのETHが引き出された。
イーサリアムステーキング者の平均取得価格は2400ドルほどとされていることから、直近での売り圧にはならないとの見立て通り、引き出し額はそこまで多く見られないように思える。
しかしここ最近の金融市場への懸念や、機関投資家の動きを踏まえると、引き出される際には一瞬で資金流出が起きる可能性がある。相場価格を見ながら、ステーカーの動きにも注目しておきたいところだ。
韓国当局がUpbitとBithumbを家宅捜査
韓国の検察当局は、キム・ナムググ議員の疑わしい仮想通貨取引を調査するため、韓国の大手仮想通貨取引所Upbit(アップビット)とBithumb(ビッサム)を家宅捜査した。
ここ最近の韓国で仮想通貨をめぐり様々な事件が多発している。これに対して韓国当局が国内の仮想通貨活動に対する取り締まりを強化し始め、4月には韓国の中央銀行が仮想通貨関連事業の運営者に対する調査を開始する権限を得ている。
韓国のみならず近年はアメリカを中心に、その他地域でも仮想通貨の規制が厳しくなりつつある。規制が仮想通貨市場に悪影響を及ぼさないことを切に祈る。
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