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NFTゲーム/Gamefi/Play to Earnとは?違いやおすすめゲーム、稼ぎ方を詳しく解説!

2021年に多くのNFTゲームが流行し、関連する仮想通貨は大きく高騰しました。

NFTゲームはゲームの価値観を変えるとともに、今までになかった新しい市場を作り出しています。

当記事では、NFTゲームに関すること全般を解説していきます。2022年以降も注目が集まる分野ですので、この機会に理解を深めておきましょう!

この記事をざっくりとまとめると⋯
  • NFTゲームとは、ゲーム内でNFTが使われているゲーム
  • 「Play to earn」と表現されるように遊びながら稼げる
  • 大手企業も投資を行い、将来性が大いに期待されている
  • ゲームを無料で始められるものもあるが、多くは最初にNFTを購入する必要がある
目次

NFTゲームとは

ゲーム内でNFTが使われているゲームを、NFTゲームと言います。

NFTとは「Non Funsible Token」の略であり、日本語では「非代替性トークン」と呼ばれます。その名の通り代わりを作ったり書き換えたりすることができません。

今までは、ゲーム内専用通貨を使い決められた範囲でプレイすることが一般的でした。しかし、ゲームにNFTを取り入れることで「投資目的」「転売」「収集」「自らNFTを作り出し稼ぐ」など、新しい可能性が拓かれました。

NFTゲームにはスクウェア・エニックスやソフトバンクを始め、Samsung、EAなど、世界中の大企業が参入し投資を行っています。

NFTゲーム/GameFi/メタバースの違い

NFTゲームと似た言葉に “GameFi” と “メタバース” があります。それぞれの違いを解説します。

NFTゲームとは、先述の通りゲーム内にNFTを使用したゲームのことです。

GameFiは “Game(ゲーム)” と “Finance(金融)” を合わせた言葉です。遊びながら稼げるゲーム全般のことを示し「Play to earn(遊びながら稼ぐ)」と並べて使われることが多いです。GameFiの中には「NFTゲーム」「ブロックチェーンゲーム」「Dappsゲーム」があります。

メタバースとは「デジタル上で人々が交流できる仮想空間」のことです。メタバースでは、働き、遊び、学び、友人や家族とコミュニケーションを行い、日常さながらの生活を送ることができます。最近では、SNSで有名なFacebook社が社名を「Meta」に変更し、今後注力していくことを発表しています。

NFTゲームでは何ができる?

NFTゲームでできること
  • NFTの売買でお金を稼ぐ
  • 自分でNFTを作る
  • NFTを他のゲームで使う
  • 他のユーザーと協力する

NFTゲームならではの特徴を紹介します。

NFTを売買することでお金を稼げる

NFTは仮想通貨で取引され、自由に売り買いすることができます。特に2021年は多くのNFTが高騰しており、転売や投資目的で購入する人も多いです。

2023年にかけて仮想通貨の冬が到来し、取引高自体は縮小しましたが、興味自体が薄れたかと言われればそれも違うと言えます。

「The Sandbox」というNFTゲームでは、NFT化された土地を売り買いすることができ、総額2000万円で落札された事例もあります。新しい技術を活用したゲームの土地を高値で購入する価値観は、従来のゲームしか知らない層を驚かせました。

自分でNFTを作れる

自らNFTを作れるNFTゲームもあります。

「Crypto Spells」では、ゲーム内で発行される “カード発行権” を使って自分のカードを作り出せます。作り出したカードはNFT化されており、ユーザー同士で売り買いすることが可能です。

NFTは簡単に作ることができますが、ただ作るだけではもちろん売れません。ニーズを分析し、他のユーザーが欲しいと感じるようなNFTを作ることが求められます。

NFTを他のゲームで使う

NFTは汎用性があり、他のゲームで使ったり動かすことができるものもあります。

NFT業界で有名なLarva Laboが提供する「Meebits」というNFTは「T-pose OBJ」というファイルによって、ほとんどの3Dモデリングやアニメ制作ソフトで動かすことができます。

他ユーザーと協力してゲームを進める

NFTゲームでは、他のユーザーと交流し協力しながらプレイすることができます。チームを編成してミッションに挑み達成することで、報酬を分け合うことができるのも特徴です。

また「Yield Guild Games(YGG)」というゲームでは、自分が購入した土地を貸し出し、その土地で経済活動をしてもらうことで収益を得ることができます。

自分が働くことなく不労所得を得る、というスキームも生まれてきています。 おすすめ

おすすめのNFTゲーム

おすすめNFTゲーム
  1. Axie Infinity:モンスターを育成し対戦させる
  2. Sorare:実名サッカー選手のカードゲーム
  3. The Sandbox:土地を購入して経済活動を行う
  4. Crypto Spells:日本発のNFTゲーム
  5. Illuvium:ゲームの品質が高く広報も盛ん

今後の将来性を期待できるNFTゲームを5つ紹介します。

Axie Infinity

Axie Infinityは、2021年にもっとも話題となったNFTゲームと言えるでしょう。Axie Infinityでは「アクシー 」と呼ばれるモンスターを育て、対戦させたりクエストをこなすことで仮想通貨を稼ぐことができます。

ゲーム内では仮想通貨を稼げるだけではなく、独自のレンタルシステム「スカラーシップ」を使うことで、アクシー購入の初期費用なく始めることが可能です。すでにフィリピンやベトナム、ブラジルでは人々の貴重な収入源にもなっています。

また、2022年には如月のファウンダーコミュニティである、GuildQBというBCGギルドがプロチームを発足し世界で1位を取ったゲームでもあります。

これからのBCGの拡大や、日本内でのAxieへの期待などが高まっているゲームのうちの一つです。

Sorare

Sorareは実名のプロサッカー選手のカードを使ったNFTゲームです。

現実の試合でのパフォーマンスによってスコアが算出され、大会で入賞することでイーサリアムを稼いだり、レアカードを入手することができます。人気スポーツのサッカーと、遊んで稼げるNFTゲームという2つの側面から、世界中にファンを抱えるゲームです。

The Sandbox

The Sandboxは、ソフトバンクやスクウェア・エニックスなども出資を行うNFTゲームです。

プレイヤーは「3Dボクセル」と呼ばれる立方体で作られたアバターを操作し、ゲーム上の土地でジオラマを作ったり、作ったNFTを販売することができます。

以前、コインチェックNFT(β版)でもThe Sandboxの土地(=LAND)が売り出されましたが、すぐ売り切れになってしまいました。日本人にも大いに注目されています。

Clone Xとも親和性があり、Clone Xアバターの所有者にはSand Boxで使える3Dボクセル版のアバターも配布される予定です。

他有名プロジェクトとのコラボが話題を呼びそうなNFTゲームのうちの一つです。

Crypto Spells

Crypto Spellsは日本から生まれたカードゲームで、対戦したり大会に出場して競い合うNFTゲームです。

カードはすべてNFT化されており、手に入るレアカードを売却したりミッションをクリアすることで、仮想通貨「MCH」を稼ぐことができます。また「ギルドストック」を保有することでメンバーの課金額の15%のイーサリアムを受け取れるなど、ユニークな特徴も持っています。

Illuvium

Illuviumは、Illuvialsと呼ばれるモンスターを捕獲・育成してチームを編成し、冒険に出たり戦わせることができるNFTゲームです。ゲームのグラフィックも綺麗で、質の高いゲームであることを感じさせます。

Illuviumでは「育成したモンスターやアイテムを売却」「アリーナで賭けをする」「仮想通貨 “ILV” のステーキングをする」など、稼ぐ方法が多くあります。Twitterの運用にも力を入れており、今後のユーザー拡大も十分に期待できることでしょう。

NFTゲームでの稼ぎ方

NFTゲームの稼ぎ方
  • クエストや大会で成績を残す
  • NFTを作る
  • 投資目的でNFTを購入
  • スカラーシップを利用

ここでは、NFTゲームの主な稼ぎ方を紹介します。

クエストや大会などで成績を残す

NFTゲームでは、クエストやミッション、大会が頻繁に開催されています。賞金や賞品がもらえる条件は「ゲーム内クエストをクリアする」「大会で他のユーザーと競い優秀な成績を収める」など各NFTゲームによって異なります。

当然、難易度が高いものを達成するほうが稼ぎやすいです。時間をかけて難易度が低いことを地道にこなしていくのもいいですが、最初から投資して強化する方が、早くに元を取りその後も稼ぎやすくなる場合があります。

自分でNFTを作成する

ゲーム内で自分でNFT作品を作り、他のユーザーに購入してもらうことで稼ぐこともできます。

例えばThe Sandboxでは「ボクセルエディター」と呼ばれる専用のソフトを使って、ゲームで使えるNFTのアイテムを作ることが可能です。ボクセルエディターにはテンプレートも用意されているので、初めてNFTに触れる人でも問題なく作成することができるでしょう。

自分でNFTを作るのは昨今のトレンドでもあります。NFTを生み出すアーティストについては他の記事でも紹介しているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

値上がりを見越してNFTを購入する

NFTは将来的な値上がりを期待して、投資・転売目的で購入することもできます。絵画のような投資対象として購入している人も多くいます。

発行制限や数に限りがあるNFTは、ゲームのユーザーが増えるほど価格は高騰していくことでしょう。2023年2月時点では、まだNFTゲームはブームが始まったばかりであり、まだまだ早期参入の余地がある段階です。

今はまだ人気のないNFTゲームの2年後、3年後を見越して、今から投資しておくのも面白いかもしれません。

スカラーシップを利用する(Axie Infinityのみ)

稼ぐためには初期費用を必要とするNFTゲームも多いですが、中には独自のシステムで、すぐに稼げるようになるものもあります。その代表格はAxie Infinityの「スカラーシップ」です。

Axie Infinityではゲーム開始時に3体のアクシーを購入する必要がありますが、スカラーシップという独自のレンタル制度を利用することで、初期費用なしで開始することができるのです。

スカラーシップでは「スカラー」と呼ばれるスカラーシップ希望者が「マネージャー」と呼ばれるアクシーの所有者からアクシーを借ります。「スカラー」が稼いだ仮想通貨SLPは「マネージャー」と30%〜50%の割合で分け合います。

スカラー側は初期費用なしで稼ぐことができ、マネージャー側は自分が動くことなく収入が得られる、双方にメリットがある画期的なシステムです。

NFTゲームでよくある質問

NFTゲームを始めるには何が必要?

パソコン(スマホ専用ゲームもある)と会員登録用のメールアドレス、外部ウォレット(MetaMaskなど)、仮想通貨取引所のアカウントが必要です。

ブラウザ上で動かせるゲームもあり、パソコンは高スペックなものでなくても十分に楽しむことができます。

中には無料で始められるものもありますが、多くは最初にNFTを購入する必要があります。NFTゲームは最初に費用がかかることを認識しておきましょう。

始めるのにはお金がかかるの?

「ゲームのインストール」と「アカウント作成」は無料、「NFTの購入」「ゲーム内のアイテムや土地の購入」などは有料としているゲームが多いです。

無料で最低限の装備が付与されるゲームであっても、通常最初から稼ぐことはできないと考えた方がいいでしょう。稼ぐためには時間をかけて地道に経験を積むか、NFTを購入してショートカットするか、どちらかになることが一般的です。

NFTを購入するにはどうしたらいい?

NFTを購入するには「イーサリアム」と「外部ウォレット」、NFTマーケットプレイスのアカウント開設が必要です。

イーサリアムは、仮想通貨取引所のアカウントを開設して現金を入金し「販売所」もしくは「取引所」で購入しましょう。購入はユーザー同士で売買できて手数料が安い取引所で購入するのがおすすめです。

外部ウォレットはMetaMaskを始めDapper、Authereumなどが様々な種類があります。特にこだわりがない場合は、日本語情報が多いMetaMaskを使うといいでしょう。

手順としては、イーサリアムを外部ウォレットに送り、NFTマーケットプレイスのアカウントと紐付けすることでNFTを購入できます。

日本語対応のNFTゲームはある?

日本語対応しているのは下記が挙げられます。

  • Crypto Spells
  • The Sandbox
  • PolkaFantasy
  • CRYPTO NINJA

現時点では日本語対応しているゲームは少ないです。

今後も続々と日本語対応のゲームがリリースされていくことでしょう。 まとめ

NFTゲーム まとめ

NFTゲームは遊ぶだけでなく、自らNFTを作り出し稼ぐ、投資目的でゲーム内のNFTを購入する、ゲーム内で日常生活さながらの生活を送る、などゲームに新しい価値観を生み出しました。

2021年はNFTゲームが流行した最初の年となりましたが、2023年〜2025年にかけて仮想通貨の冬も超えて、今後さらに多くのユーザーが参入し、企業からの投資が行われることでしょう。

NFTゲームはまだ歴史の浅い分野であり、稼ぐチャンスも多く転がっています。気になったゲームがあった方は、まずはインストールしてNFTゲームに触れていくことから始めていきましょう!

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この記事を書いた人

Eastのアバター East Ichizen Capital運営者

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