ビットコイン(BTC)相場分析|OIは減少傾向、今後の下落は限定的か。
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Hashdex、独自の戦略でスポットビットコインETF争奪戦に参戦
暗号資産管理会社ハッシュデックスがビットコインのスポット獲得競争に参加。同社は、スポットビットコインを保有するビットコイン先物ETFの申請を米国証券取引委員会(SEC)に提出した。
ETF は株式市場で取引される投資ファンドであり、その価値は株式、債券、商品、その他の金融商品などの資産の基礎となるバスケットから導き出されます。同様に、ビットコインETFはBTCの価値を追跡し、暗号通貨取引所ではなく従来の証券取引所で取引される。
Breaking: NYSE files a modification to another ETF, to be now called the Hashdex Bitcoin ETF
Their application is unique in that it will not use Coinbase, they will use prices and acquire spot BTC via CME.
It will hold a mixture of spot & futures positions
Hard to reject imo pic.twitter.com/K1ABKKZX5o— Alistair Milne (@alistairmilne) August 25, 2023
Hashdexのアプローチは、Coinbaseの監視共有協定に依存せず、CME市場内の物理的な取引所からスポットビットコインを取得することを選択しているため、最近の申請とは異なるという。NYSE Arcaが米国SECに提出した19b-4文書によると、ハッシュデックスはビットコイン先物ETFにスポットビットコインを組み入れ、名称を変更し、ティッカーをハッシュデックス・ビットコインETFに変更する予定だ。
ビットコインデータ分析
デリバティブ基本データ
取引高 | +60.83% | $10.17B |
未決済建玉(OI) | +3.52% | $11.16B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | | $9.85M |
24時間の間に精算されたショート | | $11.96M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LiquidationData
ファンディングレート
最も直近のファンディングレートはプラス値に傾いています。
大きな下落後依然としてロングに大きく偏る傾向です。
未決済建玉(OI)分析
ビットコインのOIは減少健康にあります。ロングの清算はほぼ完了しており、これ以上価格が下落する大きな燃料はないでしょう。
上からショートを持っていたトレーダーが利確する価格帯となっており現在のサポートラインが底値になる可能性を示唆しています。
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | +42.36% | $4.28B |
24時間ショートボリューム | +43.88% | $4.53B |
https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
BTC/USDT4時間足チャート
BTC/USDT1時間足チャート
上昇のシナリオ
ビットコインは反発後高値26,615ドル付近がレジスタンスラインとして機能としています。
今後同ラインを突破して27,000ドル台に復帰することができるか注目です。
エントリー:26,615ドルを突破して押し目をつけた時
利確:27,390ドル
損切り:26,288ドルを割り込んだ時
下落のシナリオ
ビットコインは下落後26,615ドルが短期レジスタンスラインとして機能しています。
今後の値動きとしては、25,000ドル割れにチャレンジするでしょう。
エントリー:26,230~26,500ドル
利確:25,200ドル
損切り:27,000ドルを実体で突破した時
相場一言アドバイス
OI分析の部分に書いた通り、ビットコインの建玉は減少傾向にあります。
今回の下落の大きな要因となったロングの清算は完了しており、燃料のないビットコインは下落したとしても大きな下落は発生しないと考えています。
この後のシナリオとしては、現在のサポートラインを背にレンジを形成していくでしょう。今後下落は限定的でレンジから30,000ドル付近に復帰する可能性が高いのではないかと予想しています。
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