NFTの活用事例を9個の領域に分けて紹介!NFTマーケットプレイスのコンサルで得た知見を活かして解説します!

NFTは2021年夏頃から普及し始め、現在ではさまざまな領域での活用事例が生まれています。
NFTが有名になり始めた頃はゲームでの用途が中心でしたが、最近では音楽やアート、スポーツなどのエンターテインメントから、地域創生、不動産、ファッションなど幅広い領域での事例が見られるようになりました。
本記事では、NFTの活用事例を9個の領域に分けて紹介していきます。

監修 水野 倫太郎
株式会社ICHIZEN HOLDINGS 代表取締役
慶應義塾大学経済学部。2017年米国留学時にブロックチェーンと出会い、Web3の業界に足を踏み入れる。2018年には、日本有数の仮想通貨メディアCoinOtakuに入社。2019年には同社のCMOに就任し、2020年に東証二部上場企業とM&Aを行い、様々なクリプト事業を展開する。2022年に現在代表取締役社長を務めるICHIZEN HOLDINGSを立ち上げ様々なWeb3事業を手がける。複数のWeb3系事業に出資を行いながら有識者として活動。
NFTとは?
NFTは「Non Fungible Token」の略で、日本語訳では非代替性トークンになります。
非代替性トークン、つまり他とは変えの効かないトークンという意味です。

上記のように、パイロットのサイン入りの制服は、普通の制服とは異なる唯一無二のものです。
他と替えの効くものではありません。
NFTは、ブロックチェーンの技術を通じてデジタルデータに唯一性を付与できる仕組みです。
各NFTにはIDや番号など固有の識別子が付与され、それらの情報は改ざんが困難なブロックチェーン上に記録されます。
そして、NFTとブロックチェーン上の情報を参照することで、所有者の追跡が可能となり、画像や音楽、動画などのデジタルデータに唯一性を証明することができるようになりました。
NFTの活用事例は年々広がっており、以下のような領域でも導入され始めています。
- NFT×音楽
- NFT×地域創生
- NFT×観光・旅行
- NFT×エンターテイメント
- NFT×スポーツ
NFTはデジタル資産としての価値を持つだけでなく、限定の特典を配布できる、ファンへ特別なインセンティブを付与する、過去の行動履歴を記録し思い出を色濃く残せるなどの特徴を持つため、幅広い領域で活用することが可能です。
NFTの技術は、デジタル世界の所有と希少性の概念を根本から変え、新たな価値を創造する手段として注目を集めています。

観光や不動産、ファッションなど、一見デジタルとは関連が薄そうな領域の事例もありますね!
NFTを活用するメリットを紹介!


- ユーザーやファンに新しい体験を提供できる
- 流動性を生み出すことができる
- クリエイターに収益を還元する方法がある
NFTを活用することでクリエイターや利用者だけでなく、活用領域となる業種や業界に対してもさまざまなメリットがあります。
ここでは、代表的なものについて詳しく解説していきます。
NFTは様々な活用が実現されはじめている為、ここに記載の無い他のメリットもあります。
ユーザーやファンに新しい体験を提供できる
NFTは、ブロックチェーンの技術によって、そのデジタルデータが本物であることや、そのデータの保有者が誰かを証明できます。
この特徴が、ファンやユーザーにとって新しい体験の提供に繋がる可能性があります。
従来、デジタルデータは安易にコピーが可能で、オリジナルがどれなのかを見極めるのは困難でした。
しかし、NFTの技術の登場により、デジタルアートや動画、音楽などのNFTコンテンツを出品したのは誰か、今は誰が持っているのか、いつ手に入れたのか、どうやって手に入れたのかまで証明できるようになります。
この技術により、ファンやユーザーに新しい体験を提供したり、一つ一つの体験の価値を高められる可能性があります。
例えば、スポーツやライブの観戦チケットをNFT化し、実際に観戦に来たら特典として来場記念NFTを配布するとします。ユーザーはそのイベントのチケットを持っていること、実際に観戦したことを2つのNFTを使って証明できます。
また、ライブやスポーツ観戦などは、その時の熱量・情景を覚えている方もいるでしょう。そういった思い入れのあるイベントチケットやアイテムが、形としてデジタル上に残り続けることで、ファンやユーザーの体験価値を向上できる可能性があります。
NFT化するメリットとして、通常のイベントグッズや紙のチケットと違い、デジタル上に残り続けるため経年劣化しないことも挙げられます。
このように、NFTは単なるデジタルデータに唯一無二の価値を付加し、ファンやユーザーの体験を向上させる技術として注目されています。



体験のあしあと化という意味でも注目されている技術です!
流動性を生み出すことができる
ブロックチェーンとスマートコントラクトの技術によって、簡単にNFTの取引ができ、流動性を生み出せる可能性があります。(一部のソウルバウンドトークンなどを除く)
例えば、美術品や歴史的な展示品、不動産の保有権利をNFT化することで、デジタル上での売買が容易になります。
動かすことが困難な大きさの絵画や、破損のリスクがある美術品などは、実物を動かすことなく所有権だけ売買することもできます。
また、不動産に関しては、土地や建物の一部、階層や部屋単位で小分けにして販売でき、高額で購入しにくい資産への小口投資が可能となります。
こうした特徴は、資金量や物理的な制約から難しかった取引を活発化させることにもつながり、市場の流動性を向上させることができるかもしれません。
このように、NFTによる資産のデジタル化は、新たな取引形態として注目されています。



NFTはデジタル資産としても注目されています!
クリエイターに収益を還元する方法がある
NFTは、スマートコントラクトというブロックチェーン技術を利用することで、クリエイターに収益を還元する仕組みを実現できます。
スマートコントラクトとは、あらかじめ決められた条件を達成すると自動的に実行されるプログラムのことです。
NFTにこの機能を活用すると、作品が二次流通で売買されるたびに、価格の一部がロイヤリティとしてクリエイターに支払われる仕組みを設定できます。
この仕組みにより、作品販売時の収益だけでなく、再販時にもクリエイターが報酬を受け取れる、持続的な収益モデルを確立できるようになりました。
つまり、NFTの価値が上がり取引される頻度が増えるほど、クリエイターの収益も増加し、経済的な恩恵も大きくなるということです。
二次流通時にロイヤリティが発生する仕組みは、デジタルコンテンツのクリエイターへメリットをもたらすだけでなく、クリエイティブ業界全体の構造を大きく変える可能性を秘めています。



作品が有名になることで転売が盛んに行われて、クリエイターへ継続に報酬が入る仕組みを構築できます!
9個の領域で使われているNFTの事例を紹介!
ここでは9個の領域で使われているNFTの事例を紹介します。
領域 | 事例紹介 | 解説 |
---|---|---|
①NFT×音楽 坂本龍一 | 坂本龍一氏の奏でた「Merry Christmas Mr. Lawrence」を595個の「音」に分けて販売しているのが特徴 | 解説 |
②NFT×地方創生 Nishikigoi NFT | 新潟県山古志村などで行われている関係人口創出を目的としたデジタル住民票NFTプロジェクト。 | 解説 |
③NFT×観光・旅行 関西周遊NFTスタンプラリー | ⼤阪まちごと万博共創プラットフォームが「自分たちの街をもうひとつの万博会場にして万博からの続きをつくる。」ことを目的に2024年4月から始まったイベント。 | 解説 |
④NFT×エンターテインメント WHITE SCORPION | アイドルグループの「WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)」は株式会社オーバースと共同で、ファンの推し活の記録や証明を目的としたNFTを作成し、2024年1月に発売。 | 解説 |
⑤NFT×スポーツ 鎌倉インターナショナルFC | 鎌倉インターナショナルFCによる、サッカーグラウンド1平米のオーナーになれる「鎌倉スタジアムNFTプロジェクト」が開始。 | 解説 |
⑥NFT×チケット Ticket Me(チケミー) | Ticket Meとは、ブロックチェーン技術を活用することで、よくあるチケットの悪質な転売の防止や、チケットを思い出として形に残し続けるという新しい体験を提供しているプラットフォーム。 | 解説 |
⑦NFT×不動産 NOT A HOTEL | NOT A HOTELは全国23の施設を構える宿泊サービスで、宿泊施設のオーナーになったり、年間10泊〜の宿泊権を購入して利用可能。宿泊券の購入者は使わない日を別の人にホテルとして貸し出すこともできるサービス。 | 解説 |
⑧NFT×ゲーム STEPN | スマホでできるNFTゲーム。スニーカーのNFTを入手して、屋外を指定のペースで歩いたりランニングすることで、グリーンサトシトークン(GST)や、グリーンメタバーストークン(GMT)などの暗号資産を獲得できる。 | 解説 |
⑨NFT×ファッション LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン) | LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)は、ブランドを愛するファンに特別な体験を提供するため、2023年6月にNFT作品「VIA トレジャー・トランク」の発売を発表。VIA トレジャー・トランクは、ルイ・ヴィトンによる新たな創造の旅「VIA」の入り口となるNFTとされている。 | 解説 |
①NFT×音楽:坂本龍一
音楽の領域でもNFTが活用されています。
音楽作品やコンサートのチケットなどをNFT化して発信することで、購入者に新しい体験と価値を提供できるメリットがあります。
GMOインターネットグループが運営するNFTマーケットプレイスAdam byGMOでは、坂本龍一を代表する作品の1つである「Merry Christmas Mr. Lawrence」の音源から、右手のメロディーである595音を1音ずつ分割して、NFT化して販売しています。
購入者特典として、『坂本龍一「Merry Christmas Mr. Lawrence」直筆楽譜を入手できる権利NFT』のオークションに参加できる権利が与えられています。



まさにファンにとってかけがえのない思い出となる事例の一つでしょう。
こういったファンや購入者の体験や思い出を、誰もがみれる形として残している部分がNFTを活用した体験と普通の体験の違いなのではないでしょうか!
②NFT×地方創生:Nishikigoi NFT
地方創生におけるNFTプロジェクトの取り組みは数多くあります。
全国で行われているWEB3と地方創生の事例を取り扱うWEB3地方創生ねっとによると、350以上の事例があり、その数はまだ増え続けていると言えます。
新潟県にある人口800人の限界集落である「山古志村」では、Nishikigoi NFTというプロジェクトがデジタル住民票NFTを発行しています。
デジタル空間を活用して関係人口を増やして、定住人口だけでなく色々な人を巻き込んだ地域づくりを目指しているプロジェクトです。



Nishikigoi NFTでは、実際にデジタル住民から移住している方もおり、一つの成功事例だと言えると思います!
1500個ものNFTが購入され、デジタル村民は人口よりも多い996人を記録しています!
③NFT×観光・旅行:関西周遊NFTスタンプラリー
関西周遊NFTスタンプラリーは、⼤阪まちごと万博共創プラットフォームが「自分たちの街をもうひとつの万博会場にして万博からの続きをつくる。」ことを目的に2024年4月から始まったイベントです。
近畿2府5県の観光施設を巡ってQRコードを読み取ることで、EXPO2025デジタルウォレット内でオリジナルのNFTスタンプをゲットすることができます。
関西と関東合わせて48箇所ある商工会議所管轄内の観光施設等を訪れることで、コレクション欲を満たしたり、旅程の参考の一つにしたりと、スタンプラリーならではの効果も見込めます。





こういったスタンプラリーを、周遊促進として大規模に実施できていると凄みがありますね!
万博を一時的なもので終わらせない。そして万博というフックを使って、最大限に観光地の魅力を伝えられるよう工夫がされている良いプロジェクトですね!
④NFT×エンターテインメント:WHITE SCORPION
NFTとエンターテインメントはこれまで数多くの事例が出ています。ファンとの交流やファンとしての活動の証などとして「行動のあしあと」を残すことができるためだと思われます。
アイドルグループの「WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)」は株式会社オーバースと共同で、ファンの推し活の記録や証明を目的としたNFTを作成し、2024年1月に発売しました。
WHITE SCORPIONのNFTは「デジタルブロマイドvol.2」という握手会イベントの開催を記念して発売されました。
購入したデジタルブロマイド1枚につき、ランダムでNFTが1枚付与される仕組みです。
全11種類のNFTコレクションだけでなく、「WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)」のメンバー1人につき3枚だけある手書きサイン入りのレアNFTや、似顔絵を描いてもらえる「にがおえ会参加NFT」も用意されていました。
他にもメタバースライブ配信や、ブロックチェーン、Web3.0に関する情報発信も積極的に行っているアイドルグループです。



アイドルグループがWeb3.0について情報発信する世界線がきています!
⑤NFT×スポーツ:鎌倉インターナショナルFC
NFTとスポーツは、特定のチームのファン交流やオーナーシップ制度、応援の気持ちを表すNFTなど多くの事例が存在しています。
たとえば、神奈川県社会人1部リーグ所属の「鎌倉インターナショナルFC」は、サッカーグラウンドの1平米のオーナーになれる「鎌倉スタジアムNFTプロジェクト」を2025年3月より開始しました。
スタジアムのグラウンド(102m ✖︎ 64m)の合計6528㎡を対象に6528平米分のNFTを発行し、その中の1平米を所有できるというプロジェクトです。
このNFTの保有者は「SHOOTZONE」というゲームに参加でき、保有している1平米の場所から鎌倉インターナショナルFCがゴールを決めた際にポイントがもらえます。
ポイントを貯めて、ランキング上位になると、さまざまな特典を得ることができるようです。



ベッティングに近しいゲーム性や、前半と後半でピッチが変わる部分でチャンスが変わってきたりしますし、その場所からのシュートが得意な人がいる場合の確率など、そのチーム自身に興味を持ってくれる人もいるかもしれません!
⑥NFT×チケット:Ticket Me(チケミー)
NFTはチケットの領域でも活用が進んでおり、今後も事例が増える可能性があります。
スポーツやコンサートなどのチケットをNFT化することで、販売や入場管理、転売対策などチケットに関する作業を円滑に行い、流通の活性化が期待できます。
Ticket Me(チケミー)は、株式会社チケミーがチケットに関する「困る」を解決するために、2023年5月より提供しているNFTチケットの売買プラットフォームです。
Ticket Meでは、ブロックチェーン技術を駆使したNFTチケットを販売しており、購入者と事業者、両者にメリットをもたらすプラットフォームとして注目されています。
よくあるチケットの転売問題などにも制限をかけることができ、転売目的のアカウントの転売制御やチケットごとの転売制御など、事業者と購入者の双方にとって良い環境を提供できるのがTicket Meの特徴の一つです。
購入者はスマートフォン上のQRコードをスキャンするだけで入場できる上、保有者限定の特典を受け取ることも可能です。
事業者は紙チケットを使用した場合よりも現場の負担を大幅カットして、入場者の正確な管理ができます。
また、コストの面においても、事業者のチケット手数料は5%、チケット購入者の決済手数料が5%となっており、販売コストを抑えることもできます。
さらに、他言語にも対応しており、海外へのリーチも可能です。
Ticket Meは従来のチケットに関する悩みを解決し、高い収益化とファンとの絆を両立できるサービスです。



NFTチケットの導入によって、購入者と事業者、両者にさまざまなメリットがありますね!
⑦NFT×不動産:NOT A HOTEL
NFTは不動産の領域でも数多くの事例が生まれています。
不動産にNFTを活用することで、デジタル上の取引による不動産の流動性向上や宿泊施設の空室を減らして稼働率を向上させ、NFT保有者に限定の特典を提供できるなど、さまざまなメリットが見込めます。
NOT A HOTEL株式会社は、自社が提供するサービス「NOT A HOTEL」を多くの人に利用してもらうために、2022年12月より3種類のメンバーシップ会員NFTを提供しています。
NOT A HOTELは「世界中にあなたの家を」がコンセプトで、全国23の施設を構える宿泊サービスです。宿泊施設のオーナーになったり、年間10泊〜の宿泊権を購入して利用できます。
オーナーは全国のNOT A HOTELを相互利用、宿泊券の購入者は使わない日にホテルとして貸し出すことも可能です。
NOT A HOTELが発行するメンバーシップ会員NFTには、以下の3種類があります。
- MEMBERSHIP S
- MEMBERSHIP Y
- MEMBERSHIP X
NFTの有効期限は47年間で、1年の中でSは1泊、Yは2泊、Xは3泊施設が利用可能、宿泊日と場所は毎年ランダムで決まる仕組みです。
また、NFTの保有者はNOT A HOTELが日本全国で企画するイベントに参加でき、Xの保有者は1日1組だけ予約可能なレストラン、プライベートリビング、日本各地を回るグランピング施設を利用できます。
この事例は、利用者に柔軟性と付加価値を提供すると同時に施設の稼働率向上を実現し、不動産業界での新しいビジネスの可能性を示したといえるでしょう。



宿泊地や日にちは自分で選ぶことができない、ユニークな仕組みです!
⑧NFT×ゲーム:STEPN
NFTはゲームの領域とも相性が良く、これまでに数多くの事例が誕生しました。
ゲームへのNFT活用によって、現実世界とゲームを組み合わせた新しい体験を提供し、経済的価値を生み出すことが可能になります。
STEPNは、オーストラリアに拠点を置く「Find Satoshi Lab社」が、ウォーキングやランニングによって暗号資産を稼ぐことができ「Move to Earn」として、2021年12月より提供しているサービスです。
STEPNはスマートフォンのアプリを通じて利用できます。
NFTスニーカーを入手して、屋外を歩いたりランニングすることで、暗号資産のグリーンサトシトークン(GST)や、グリーンメタバーストークン(GMT)の獲得が可能です。
入手した暗号資産を使って新しいスニーカーを購入したり、法定通貨に換金することもできるため、新しい活用事例として注目されていました。
STEPNの日常活動に経済的価値を付与する概念は革新的であり、リリース後には世界的なヒットを記録しました。
健康促進と暗号資産普及の両立を実現した仕組みは、新しいビジネスモデルの可能性を示しています。



「Play to Earn」「Learn to Earn」など、「〇〇 to Earn」にはさまざまな種類があります!
⑨NFT×ファッション:LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
NFTはファッションの領域においても、さまざまな方法で活用されています。
ファッションにNFTを導入することで、現物のアイテムとデジタルの境界を超えた体験を提供し、新たなブランド価値を創造できます。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)は、ブランドを愛するファンに特別な体験を提供するため、2023年6月にNFT作品「VIA トレジャー・トランク」の発売を発表しました。
VIA トレジャー・トランクは、ルイ・ヴィトンによる新たな創造の旅「VIA」の入り口となるNFTです。NFTは移転・譲渡ができないソウルバウンドトークンであり、購入から3年間、年に2-3回行われるドロップを通じて新作や限定アイテムが紹介されます。
また、VIA トレジャー・トランクの保有者は、公式サイトでVIA デジタルコレクティブルが購入可能です。VIA デジタルコレクティブルは転売が可能で、購入した人はリアルとデジタルが融合した「フィジカルツイン」の限定製品を取得申請する権利を得られます。
VIA トレジャー・トランクは熱心なルイ・ヴィトンのファンや高級品コレクターに向けて展開されています。
ブランドの価値観を保ちつつ、デジタルとリアルの世界を融合させた新しい事例といえるでしょう。



プラダやティファニーなど、各ハイブランドでもNFTの導入が進んでいます!
NFTの活用事例 まとめ
- NFTが活用される領域は年々拡がっている
- NFTの活用によって希少価値と流動性を生み出し、クリエイターに還元される仕組みを構築できる
- NFTはファンや顧客に新しい体験や価値を提供する
NFTの活用領域は急速に拡大しており、アート、エンターテインメント、スポーツ、ファッション、観光など、オフライン・オンライン問わずさまざまな領域に浸透しています。
NFTは、デジタルコンテンツに希少価値を付与し、同時に高い流動性を実現することで、クリエイターに新たな収益モデルをもたらすことができ、ファンや顧客には今までにない独自の体験や特別な権利を提供することが可能です。
また、NFTはファンや顧客に今までにない独自の体験や特別な権利を提供しています。
NFTの技術はデジタル時代の新たな可能性を切り拓き、あらゆる領域におけるビジネスモデルが変革する可能性を秘めています。



今日も「NFTの活用事例を9個の領域に分けて紹介!マーケットプレイス運営の知見を活かした事例から解説します!」をお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆様の次のご来訪をお待ちしております。どうぞ良いNFT旅をお過ごしください。