【初心者必見】仮想通貨投資の始め方|使うべき取引所から稼ぐ方法まで徹底解説!

「仮想通貨を始めたい!」
と考えているそこのあなた!
仮想通貨投資歴7年、月間300万PVの仮想通貨メディアを経営していた筆者が、仮想通貨を始める時のベストプラクティスを教えます!
どこで買えるのか?使うべき取引所は?仮想通貨投資のメリットは?稼ぐ方法は?気をつけるべきことは?
などなど…これまでに家族・親戚・友人に伝えてきた内容を丸々紹介します!
よくある変な仮想通貨投資の教材に課金する前に、ぜひご一読ください!
仮想通貨投資の始め方:どこで買える?
仮想通貨は銀行でも証券会社では購入できません。
暗号資産取引所という専用のプラットフォームで購入できます。
株式を購入できる証券会社のようなイメージです。
「仮想通貨は難しいのでは?」と思われがちですが、購入は非常に簡単です!
仮想通貨購入までの基本的な流れ
仮想通貨の購入は、たった3ステップで完了します。
仮想通貨取引所の口座開設
まずは仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。作業自体は5分程度で終わります。
今この瞬間にやり始めても大体30分後程度には諸々完了しているかと思います。
詳細は後述しますが、GMOコイン・bitbankがおすすめです。
日本円の入金
開設した取引所の口座に、日本円を入金します。
銀行振込で簡単に終わると思います。
仮想通貨を購入
入金した日本円で仮想通貨を購入します。
本当に初めての場合は、無難であり原点であり頂点であるビットコインをおすすめします。
このように、仮想通貨の購入自体は特段難しいことはありません。
仮想通貨はいくらから買える?
簡単に始められる仮想通貨投資ですが、そんな仮想通貨は大体500円から始められます。
(取引所によっては少し変わります。)
株式投資は、100株単位で大体10万円程度からしか始められないことが多い中、仮想通貨投資は意外と始めやすいですよね。
ただし、18歳未満の未成年は大体の場合で口座開設ができません。
成人済みであれば500円から仮想通貨投資が始められます。
おすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨初心者であればあるほど、使う取引所選びは非常に重要です。
結論から言うと、GMOコインもしくはbitbankがおすすめです。筆者も愛用しまくっていますし、友人・親戚にはこの2つしか基本お勧めしていません。
これから仮想通貨投資を始める方に対して、おすすめする取引所を選ぶ観点は、基本的に1つだけです。
それは「情弱ビジネスをしようとしていないか」です。
仮想通貨は基本的に「販売所形式」か「取引所形式」で購入します。
- 販売所形式:ユーザーは取引所と直接売買取引をします。取引所が提示した値段で購入・売却する形式
- 取引所形式:ユーザー同士が買いたい値段・売りたい値段を出して、マッチした人たちが取引する「板取引」を行う形式
販売所形式は購入する額を選択するだけで簡単ですが、スプレッドと呼ばれる実質的な手数料が非常に高額です。
例えば、Coincheckのスマホアプリの販売所で1BTCを購入しようとすると、買値と売値の差が約100万円もあります。どれだけ少額を買っても、買った瞬間に実質6%も損する計算です。
Coincheckでは、スマホアプリから取引所形式を使うには、Q&Aあたりの小さい小さいところからブラウザを開いていく必要があります。(舐めてますよね)
お得に仮想通貨を買うには「取引所形式」を使う必要があります。
取引所形式をちゃんと押し出していて、使いやすいかが本当に見るべきポイントです。
そこでGMOコインとbitbankです!
GMOコインは、各種手数料無料ですし、取引所形式もちゃんとあります!(ただし、IEOというのには参加しないように)
そしてbitbankも、各種手数料が安く、使いやすく、取引所形式をちゃんと押し出しています。
迷ったらこの2つのどちらかにしておいてください。

仮想通貨投資のメリット3選
- 投資家的メリット:稼ぎやすい!
- 経済情勢的メリット:インフレする世界でビットコインは最強
- 政治的メリット:自分で自分の資産を守れる
投資家的メリット:稼ぎやすい!
仮想通貨投資は他の投資よりも「儲かりやすい」と考えています。
仮想通貨の王様「ビットコイン」の価格推移を見てみましょう。

- 2022年1月:1BTC = 約550万円
- 2023年1月:1BTC = 約210万円
- 2024年1月:1BTC = 約620万円
- 2025年11月現在:約1,650万円
このように圧倒的な値幅で着実な成長を遂げてきています。(1回すごい落ちていますが)
ビットコインで分かるように、仮想通貨は比較的値動きが大きいものが多いです。
仮想通貨界の中でも堅いと言われるような銘柄であれば、それなりのリターンは望めます。また、DeFiなどしっかり勉強することで安定した運用もできるため、個人的にはかなり稼ぎやすいと思います。
経済情勢的メリット:インフレする世界でビットコインは最強
インフレする世界においてビットコインは最強です。
そもそもこの世界における富の総量は増加しており、貨幣供給量が増えていくため、基本的にはインフレする設計になっています。
ありとあらゆる国が国債を発行し、借金しまくっている中、この借金の実質的な価値を下げるには、どんどんインフレさせるしかありません。
アメリカの公的債務は34兆ドル、日本円では4000兆円もあります。
少しでもこの借金を実質的に薄めるために、インフレが必要なのです。
そんなインフレが進んでいく世の中で、投資商品として人気なものは「インフレに強いもの」です。
不動産やゴールドがその最たる例ですが、私はビットコインがインフレに強い資産としてより伸びるのではないかと考えています。

ビットコインの発行枚数は設計上2100万枚と決まっており、2025年11月時点では約1995万枚が既に発行されています。
毎日少しずつビットコインは発行されており(2025年11月時点では毎日450BTC)、2140年に向けて残りの約105万枚が発行されていきます。
そして実は全体の18%に当たる約370万枚は永久に失われていると言われています。
ビットコインを動かすために必要な秘密鍵を無くしてしまうと、そのビットコインが失われてしまうためです。
世界の富の総量・貨幣の枚数が無限に増えていく中、ビットコインはこれ以上増えることがないというシンプルで原点的な設計がインフレに強い性質をもたらしています。
政治的メリット:自分で自分の資産を守れる
私たちは日本という比較的安全な国に住んでいますが、国によっては政府が国民のお金を没収するという事態が発生しています。
- 2013年:キプロスで預金への課税措置を行うにあたって預金封鎖
- 2002年:ウルグアイで銀行業務の停止措置
チェコを例に挙げると、1953年に政府は一夜にして国民の貯金を無価値にしました。
政府は「通貨変更はない」と明言していたにも関わらず、たった14日後に「お金の価値を変えます」と発表。5000コルナを持っていた人は翌日には100コルナに落ちてしまい、何十年もかけた貯金がたった一晩で消えてしまいました。
この事件から、チェコでは「政府は信用するな」という教訓が根付くほどになりました。
そこで政府に依存しない、誰にもコントロールされないお金としてビットコインが際立ちます。
日本においても金融所得に対する大幅な課税が検討されているなど、いつでも政府は私たちのお金を奪える立場にいます。何かの拍子に預金封鎖など起こってしまうかもしれません。
いつ何が起こるか分からない激動の今だからこそ、ビットコインが輝く存在になっています。
【初心者向け】仮想通貨投資で稼ぐ方法
仮想通貨投資の本質:いかに安くビットコインを仕込むか
TwitterやSNSを見ると、よく「楽して爆益!」みたいなものを見かけますが、そういうのはノイズでしかありません。
仮想通貨投資においての本質は「いかに安くビットコインを仕込むか」です。
正直、本当にこれに尽きると思います。
ビットコインは2100万枚と数が限られているだけでなく、価値がだんだんと上がるような設計が取られています。
インフレが続く世界なので、まず基本的に長期目線が大事です。
その上で、いかにビットコインを1Satoshi(ビットコインの最小単位)でも多く安く保有しておくのかが、大事だと思っています。
水野 倫太郎私自身、1BTCが40万円の時から、川崎フロンターレの試合のバイトをやってはセコセコとビットコインを積み立ててきました。
これまでに一度も利確せずに保有し続けています。(長期用は)
ビットコインはいつ買うべき?
ビットコインに投資するのであれば、基本的には毎月一定額コツコツと積み立てておくことを推奨したいのですが、そんなのはありきたりで面白くないかと思います。
そこで、あくまで筆者が購入タイミングかどうかを判断する指標を2つご紹介します。
もちろんこれだけではありませんが誰でも参考にできるので、積み立て戦略を念頭に置いた上でご覧ください。
- 4年サイクルの法則:半減期
- 世間の興味度合い/熱量:Googleトレンド
4年サイクルの法則:半減期
ビットコインは4年に1度「半減期」というお祭り的なイベントがあります。
具体的には、ビットコインのマイニング報酬が半分になる節目で、端的にビットコインの新規供給量が1/2になるものです。
2025年11月現在は、3.125BTCが大体10分ごとに新規発行されていますが、次の2028年には1.5625BTCになります。
需給が引き締まるため、「価格が上昇しやすい!」と市場が反応し、ビットコインだけでなく仮想通貨市場全体が最高値を更新しがちです。
大体半減期の半年ほど前から、半減期後の1年から1.5年程度は価格が上昇する傾向にあります。
前回の半減期は2024年4月だったので、2025年の10月以降は購入する目安だと言えます。
実際に2025年11月現在は、長期目線では比較的買いごろかなと思います。
世間の興味度合い/熱量:Googleトレンド
2つ目は、世間がどの程度ビットコインや仮想通貨に注目しているか?というポイントです。
世間の注目度合いは、「Googleトレンド」でざっくりと見ます。
Googleトレンドは、全世界で特定のキーワードがどの程度調べられているかを示すものです。
例えば仮想通貨を表す「crypto」と検索すると、全世界で仮想通貨が検索されなくなってきていることが分かります。


投資の格言に「人の行く裏に道あり花の山」とあるように、多くの人が興味を失っている時期こそが、絶好の買い場である可能性があります。僕はそう信じています。
とはいえ、こんな状態だと購入するのは怖くなってしまいますよね。
その気持ちはすごく分かります。
そのため、今すぐに買えということではなく、このような指標を見ながら自分の納得できるタイミングを見るべきかもしれません。
特に仮想通貨業界全体に影響を与えるようなニュースがなければ、このままいけばきっと2026年あたりは狙い目かもしれませんね。
基本戦略:BTCを長期で積立!
これから仮想通貨投資を始めるという方に最もおすすめしたい”仮想通貨投資の基本戦略”は、「ビットコインを長期目線でコツコツと積み立てていく」ということです。
先ほどご紹介したような買うタイミングの見極めなどもありはします。
ただ、仮想通貨で楽に儲けたい人も、しっかり勉強してリターンを狙いたい人も、まずはビットコインを長期目線で積み立てていく。というところからやってみて欲しいです。
正直ビットコインという原点にして頂点の存在への理解が低い状態では、いくら他の通貨を見ても良さがピンとこないのではないかと思います。
まずはビットコインを長期目線で買っていく、ビットコインの設計の美しさを理解する。
ここから是非始めて欲しいです。
もしちまちま投資するのではなく、アクティブにトレードしたいという方は、私たちが運営するコミュニティBTC Maxi Labを見てみてください。
よくあるビットコインのテクニカル分析だけでなく、オプション取引まで分析した上での情報を発信しております。1つずつ学べるようなコンテンツを用意しているので、よりしっかり勉強したい方は見てみてください。
プロが選ぶ将来性の高い仮想通貨3選:BTC以外
2018年ごろから仮想通貨投資をしている筆者は、生粋のビットコイン推しです。
ビットコイン以外は、DeFiを触るくらいで基本的にはアルトコインを推していません。
そんな私でもおすすめできるアルトコインを3つご紹介します。
「ビットコイン以外でも何か投資してみたい!」という場合はまずこの3つから検討をおすすめします。



宗教上?の関係でXRPはおすすめしていません。
あくまで「仮想通貨」の中でBTC以外のおすすめの3つを紹介します。
HYPE(Hyperliquid/ハイパーリキッド)
仮想通貨HYPEは、独自のL1ブロックチェーンを基盤にperpDEXを運営するHyperliquidが発行するネイティブ・ユーティリティトークンです。
Hyperliquidは、独自の L1 ブロックチェーン(Hyperliquid L1)を基盤に、特にオンチェーンオーダーブックを用いた「永続(perpetual)契約」「マージン取引」「スポット取引」など高頻度・高性能な取引機能を提供する分散型取引所の取引プラットフォームです。
ハイエンドな取引機能と収益フィードバックの構造により、Hyperliquid は「高性能取引インフラ ✖︎ 代替領域の DeFi」領域で差別化を図っており、perpDEX系の中で圧倒的な存在です。
そのHyperliquidのエコシステムの中で、HYPEトークンは、「ガバナンス」「ステーキング/ネットワーク保護」「手数料支払い/割引」などの役割を担っています。
また、Hyperliquidには「Assistance Fund」という毎日取引手数料の一部でHYPEを自動的に買い支えをするコントラクトが設計されています。2025年1月から10月15日までで、合計644億ドル分のバイバックを行っています。



各国で変な規制が起きれば起きるほど、Hyperliquidの覇権が確固なものになっていくと思っています。変な規制が起きなくても、プロダクトとしての使いやすさも圧倒的なため、どんな場合においてもHyperliquidは成長するだろうと思っています。
ETH(Ethereum/イーサリアム)
次に、ビットコインに次ぐ時価総額第2位のイーサリアム(ETH)です。
イーサリアム(ETH)は、単なる仮想通貨にとどまらず、革新的なブロックチェーンプラットフォームとして、金融システムや契約のあり方を根本から変革しています。その中心には、スマートコントラクトがあり、これにより中央集権的な仲介者なしで、取引や契約を自動的に実行できるようになりました。これが、従来の銀行や金融機関を介さずに資産を貸し借りできるDeFi(分散型金融)の発展を可能にし、実際に数十億ドル規模の市場を形成しています。
イーサリアムはL2(Layer 2)ソリューションの採用によって、取引速度やコストの改善を進め、現実世界での利用が拡大しています。特に「Optimism」や「Arbitrum」といったL2技術により、ETHの取引はより速く安く行えるようになり、決済手段としても日常的に使われる可能性が高まっています。
さらに、イーサリアムはその開発者コミュニティの強さにおいて他のブロックチェーンと差別化されており、企業がETHを基盤にしたトークン化を進め、資産の管理や取引がより効率的で透明に行われるようになっています。これにより、従来の金融市場が持つ非効率さや高コストを削減できる可能性があります。
イーサリアムの最大の強みは、その持続的な進化を支えるエコシステムとガバナンス機能です。ETHは、単なる投資対象を超えて、次世代のデジタル経済を支える基盤として、ますます多くの実世界のユースケースを提供し続けるでしょう。



イーサリアムは価格がどうなるかは分かりませんが、プラットフォームとしての成長は今後も止まらないと思います。
より学びたい方は、ポジショントークが混ざっていますが「全財産イーサリアム」さんのXをおすすめします。ポップに学べると思います。


SOL(Solana/ソラナ)
ソラナ(Solana)は、スピードとスケーラビリティを重視したブロックチェーンで、非常に高い処理能力を誇ります。その最も大きな特徴は、Proof of Historyと呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用している点です。
これにより、従来のブロックチェーンに比べて取引処理速度が飛躍的に向上し、数千件のトランザクションを秒単位で処理できるようになっています。結果として、ソラナは高頻度の取引を必要とする分野で特に強力なプラットフォームとなっています。
ソラナのブロックチェーンは、特にDeFiやNFT市場において注目されており、その高速な取引能力を活かして、分散型取引所(DEX)や貸し借りプラットフォームなど、ユーザーの取引を効率的に処理しています。
これにより、ソラナは取引手数料が低く、高速な決済が求められるアプリケーションにとって理想的なプラットフォームとなっています。例えば、「Serum」などのソラナ上で動作するDEXは、従来のEthereumベースのDEXに比べてはるかに低コストで高速な取引を提供しています。
また、ソラナは開発者の支援にも力を入れており、開発者向けのツールやリソースが充実しているため、イーサリアムや他のブロックチェーンに比べて新規プロジェクトの立ち上げがしやすい環境が整っています。これが、ソラナが急速に成長している理由の一つです。特に、NFTやゲームの分野では、低い手数料と高い処理速度を活かして、ユーザー体験が大きく改善されています。
ソラナの将来性は、その圧倒的な取引速度とスケーラビリティに基づいており、今後もデジタル経済を支える重要なインフラとして、さらに多くの分野で活躍が期待されています。
仮想通貨投資で注意すべきこと3点
これから仮想通貨投資を始めようと思っている方に、本当に気をつけるべきこと3つを紹介します。
3つを手っ取り早く要約すると、「詐欺に気をつけて。まずあなたのところに儲かる話は来ない。」です。
- 変な通貨には投資しない!
- 変な取引所は使わない!
- 仮想通貨の美味しい話なんかまず嘘!詐欺!
変な通貨には投資しない!
「この銘柄は絶対儲かる」
「今度超大手企業の〇〇とコラボする」
「あの有名人が関わっている」
これらに類する言葉を見た際には、その仮想通貨銘柄は詐欺です。
上記3つがあったら役満級のスキャムです。
変な通貨にお金や時間という大切なリソースを使うのであれば、黙ってビットコインを勉強して、買っておいてください。
過去には、ミュージシャンであり大物?芸能人であるGACKTが宣伝等で関わった「スピンドル」という仮想通貨がありました。これはめちゃめちゃなスキャムで多くの被害者を生んだという伝説的な事件もあります。
華々しいものは気をつけください。
まだ、ミームコインで遊ぶ方がマシです。
変な取引所は使わない!
変な通貨への投資以上にタチが悪いのは、変な怪しい取引所です。
こんな場合は、まず入金したお金は戻ってきませんし、カスタマーサポートなんかもありません。
最近は、SNSの発達や規制のおかげでかなり減ってきたと思いますが、仮想通貨が盛り上がると絶対にこの手のやばい取引所が出てきます。
「この取引所を使えば儲かるんだ!」みたいなノイズは無視しましょう。
海外取引所であれば、最低でもCoinMarketCapで最低上位20位以内になっているかは確認してください。
仮想通貨の美味しい話なんかまず嘘!詐欺!
仮想通貨投資は、多くの人がイメージする通り怪しい人やプロジェクトが本当に多いです。
よくあるのが「絶対に上がる仮想通貨」や「絶対に勝てるトレーダーがいるからお金を預けたら自動で増える」とか古来からある投資詐欺の仮想通貨verが多くあります。
けど、本当に冷静になってください。
そんな美味しい話があっても、あなたのところには回ってきません。
「僕は稼ぎすぎちゃったから、みんなに幸せになって欲しいんです。」
こんな戯言よく目にします。詐欺師の常套句です。
世界の大金持ちを見てください。飽くなき欲求でお金以上に何かを成し遂げようとしている人ばかりですし、ずっと売り上げ・利益=お金を追い求めています。
SNSなどでいるような人間でそんな高尚な人間はいません。
せめて出家していたり、”世界一貧しい大統領”でお馴染みウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領みたいな生活をしているかチェックしてください。
日々SNS上では「仮想通貨で楽して儲かった!ファイアー!」みたいな人をたくさん見るかと思います。
ちょっと美味しい話に飛び乗りたくなる気持ちは分かりますが、みんな儲けていません。
変な怪しい話に乗るのではなく、基本的にはビットコインを長期目線で買っていく。ビットコインの設計の美しさを理解する。
ここから是非始めて欲しいです。仮想通貨投資は本当にそれからです。
仮想通貨の税金|よくある誤解と知るべきポイント
仮想通貨に限らず、投資を始めるなら切っても切り離せない存在である「税金」。
ここでは、仮想通貨の税金で抱かれがちな誤解と、最低限知っておくべき3つのポイントについて解説していきます。
まずは以下の仮想通貨の税金分類などの項目をご確認ください。
- 仮想通貨取引の利益は「雑所得」であり「総合課税」の対象
- 総合課税では給与など他の所得を合算して税額を計算する
- 1円から課税対象。確定申告が利益額によって必要有無が変わる
仮想通貨の税率は本当に55%?半分以上取られる?
「仮想通貨の税金は50%以上で高い」と思っていないでしょうか?
これは合っているが間違っています。
まず、↑↑言う方々は本業など仮想通貨以外の給与収入等で4,000万円以上もらっているのでしょうか?
仮想通貨取引の利益は雑所得で給与収入等との総合課税です。
大まかに「給与収入+仮想通貨利益=4,000万円以上」の場合は仮想通貨の利益からほぼ半分持っていかれます。
この計算は、所得税(最大45%)+住民税(一律10%)+復興特別所得税(一律2.1%)で構成されています。
税率的には確かに2037年までは最大57.1%の税金がかかってきます。
ここで実際に1億円稼いだ場合の税額を見てみましょう。
結論から言うと、57.1%取られるのではなく、稼いだ額に対して約51%取られます。
- 所得税:40,204,000円(税率45% / 控除額4,796,000円)
- 住民税:10,000,000円(一律10%)
- 復興特別所得税:844,284円(一律2.1%)
- 合計:約5,104万円(約51%)
株式などは「申告分離課税」の対象として20.315%が一律にかかるだけなので、税金面では仮想通貨は厳しいです。
ただ、仮想通貨も株やFXと同じように分離課税にすると言う検討は進んでいるみたいです。
知っておくべき税金の3つのポイント
仮想通貨の税金の基礎を把握した上で、絶対にしておくべきポイント3つにいきましょう。
以下のポイントは心に刻んだ上で、仮想通貨投資をしていきましょう。
- 20万円以上の利益で確定申告が必要
- 仮想通貨の相続は最大110%
- 仮想通貨同士の交換も課税対象
20万円以上の利益で確定申告が必要
仮想通貨は雑所得に分類されており、1円の利益から課税対象であり、20万円以上の利益を出すと確定申告が必要になります。
海外取引所を使う場合など、ドル建てになってしまい複雑になってしまうので、日本円で大体どの程度利益が出ているのかと言うのは意識しておきましょう。
仮想通貨の相続は最大110%
| 法定相続分に応ずる取得金額 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 1,000万円以下 | 10% | ー |
| 1,000万円超から3,000万円以下 | 15% | 50万円 |
| 3,000万円超から5,000万円以下 | 20% | 200万円 |
| 5,000万円超から1億円以下 | 30% | 700万円 |
| 1億円超から2億円以下 | 40% | 1,700万円 |
| 2億円超から3億円以下 | 45% | 2,700万円 |
| 3億円超から6億円以下 | 50% | 4,200万円 |
| 6億円超 | 55% | 7,200万円 |
もし日本で6億円以上もの仮想通貨を相続する場合は、資産に最大税率の55%の相続税がかかってきます。
相続した仮想通貨を売却すると、先ほど説明した所得税もかかってきます。
そのため、厳密には違いますが、「相続税でMAX55%+所得税でMAX45%+住民税で一律10%」の最大110%がかかってきます。
国税庁:相続税に関して
仮想通貨同士の交換も課税対象
日本では、仮想通貨を日本円に換金していなくても、保有している仮想通貨を別の仮想通貨に交換した時点で利益が確定したとみなされ、課税対象となります。
例えば、海外の取引所などで持っているビットコインを他の通貨に交換したとすると、その時点でビットコインの利確とみなされます。これは本当に計算も面倒です。
2017年あたりは、この性質によって最初儲かったけどガチャガチャ交換していたり、触っている間に全部溶かしてしまい、結果として税金が払えなくなってしまった人などが出ていました。
仮想通貨投資に関するFAQ
仮想通貨投資は危険?
仮想通貨に限らず、どのような投資もリスクはあります。どれだけ安全なと言われているものでも、「必ず」安全で儲かるというものはありません。
また、”投資”を特定のものに全ツッパするという前提に立った際、日本円を貯金し続けるのはグローバルな時代において日本に投資していることと同義になります。
日本円への投資は安全ですか?
どのような場合においてリスクはあるため、せめてしっかり勉強して納得した上で投資するようにしましょう。
ビットコイン以外の通貨は買わない方がいい?
初心者の方はまずビットコインから始めることをおすすめします。
ビットコインの理解を深めることが何よりも大事だと考えています。
ビットコイン以外では、今回の記事で紹介した「HYPE」「ETH」「SOL」あたりが良いかと思います。
仮想通貨取引所が倒産したらどうなる?
まず日本の取引所は金融庁の登録を受けており、一定の安全性があります。
仮想通貨の場合は何かあった場合の保証制度は特にありません。
銀行にはペイオフという保証制度があり、金融機関が破綻しても上限1,000万円+利息までの預貯金は戻ってきます。
一応これまでに日本の取引所がハッキングされた際に、お金を失ってしまうまでのことは起こっていません。そこまでリスクが怖いなら、仮想通貨投資をせず日本円に投資し続ければ良いかと思います。
仮想通貨投資は毎日価格をチェックする必要がある?
長期投資の場合は、全く必要ありません。
特にビットコインに投資しているのであれば、一定額を毎月積み立てしながら完全に気絶することをお勧めします。
フィデリティという運用会社が2003年から2013年の顧客の運用パフォーマンスの調査において、「運用を忘れていた人」のパフォーマンスが最も良かったそうです。一度信じたら余計な心配をせず、堂々としていましょう。
仮想通貨にはいくら投資すればいい?
流石に余剰資金の範囲内で、失っても生活に影響のない金額から始めてください。
ただ、日本円を持ち続けるというのは日本に投資している状態でもあります。
仮想通貨に限らず、自分の資産の持ち方は考えておく必要があると思います。
仮想通貨投資の始め方 まとめ
この記事では、仮想通貨投資歴7年の私が、身近の大切な人に「仮想通貨投資」に関して伝えている内容をほぼそのまままとめました。
長い文章を読むのは大変だし、面倒だったかと思いますが、仮想通貨を始めるならお願いしますので調べる時間をしっかり取りましょう。
仮想通貨投資で負ける人は大体「勉強不足」という特徴が見られます。
この記事をここまで読んでいただいた方々は、仮想通貨投資というものの理解度・解像度が上がったのではないかと思います。このような地道な1歩1歩が積み重なって、身を結ぶと思いますので、ぜひこのままインプットを増やしてみてください。



私たちICHIZENではテクニカル分析だけでなくオプション取引までを分析した情報を発信する「BTC Maxi Lab」というコミュニティも運営しています。無料で見れる情報もたくさんあるので、是非トレードに興味ある人は覗いてみてください。(*楽して儲かるみたいなコミュニティではありません)
