エアドロップ(AirDrop)とは?無料で仮想通貨が手に入るイベントを解説!
「エアドロップで暗号資産(仮想通貨)が無料でもらえるらしいけど、どういう仕組みなの?」
そんな悩みをお持ちの方のために今回は暗号資産(仮想通貨)のエアドロップについての情報まとめました!
この記事を読めばエアドロップとはどういうことなのかが分かり、過去のエアドロップ例も参考にしながら実際にエアドロップに参加する方法が理解できるでしょう。
また、現在のおすすめエアドロップ案件も紹介しているのでそちらも参考にしていただけたらと思います。
- 通貨の知名度向上などを目的として無料で暗号資産(仮想通貨)が配布されるイベント
- 過去にはビットコインキャッシュ(BCH)などもエアドロップされている
- 通貨の公式アカウントのなりすましによる詐欺には注意
- 2020年現在もステラ(XLM)など様々な通貨でエアドロップが開催中!
暗号資産(仮想通貨)のエアドロップ(AirDrop)の意味とメリット
エアドロップのメリット①無料でトークンがもらえるイベント
エアドロップを簡単に言うと、無料で暗号資産(仮想通貨)やトークンがもらえるイベントのことをいいます。
エアドロップが行われる主な目的は
- 通貨の知名度や流動性の向上
- ハードフォークによるトークン分配
の二種類が考えられます。エアドロップでもらえるコインは草コインであることが多く一回でもらう量もわずかですが、中には将来的に価格が100倍以上になるコインもあり、非常に夢のあるイベントであると言えます。
エアドロップのメリット②ICOとの違い
エアドロップとICOの最大の違いは、エアドロップは宣伝を目的としたトークンの配布であるのに対し、ICOは事業のための資金調達を目的にしたトークンの販売であると言う点です。
ICOで投資したコインが実は詐欺コインであり資金を失ってしまうことはよくある話ですが、エアドロップは無料でトークンが手に入るのでそのリスクはありません。
過去にあった3つのエアドロップの例
エアドロップの例①Byteball(バイトボール)
Byteball(バイトボール)とはブロックチェーンの代わりにDAGという仕組みを採用したプラットフォームです。
2016年12月から満月の日にエアドロップが定期的に行われ、所有するビットコインもしくはバイトボールの数に応じてコインが配布されました。
2017年5月にはアルトコインバブルに乗じて1バイトボール=1000$を超え、非常にお得なエアドロップとなりました。
エアドロップの例②Ontology(ONT)
Ontrogy(ONT)は、NEOのプラットフォームを利用しており、非常に高い処理能力を持った暗号資産(仮想通貨)です。エアドロップ前にメーリングリストに登録していた人には1000ONTが配布されました。
様々な要因が重なり2018年4月に1ONT=$10を超えたためメーリングリストに登録してた人にとっては一万ドル(約100万円)を無償で手に入れたことになり、。まさに夢のようなエアドロップでした。
メーリングリストに登録していなくても、BinanceやKucoinで保有していたNEOの量にに対応してONTが配布されました。
エアドロップの例③ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド
2017年の8月1日に発生したビットコインのハードフォークにより新たにビットコインキャッシュ(BCH)が誕生し、当時ビットコインを所有していた人にはその所有量と同量のBCHがエアドロップされました。
ビットコインキャッシュは一時期、約$4000まで達しているため、BTC所有者にとっては嬉しいイベントとなりました。
また、2017年10月には同じくビットコインのハードフォークによりビットコインゴールド(BTG)が誕生し、ビットコインキャッシュと同様のエアドロップが実施されました。
エアドロップのやり方
AirDropに必要なもの4つ
エアドロップでトークンを受け取るために必要なものは
- メールアドレス
- イーサリアムアドレス
- Telegramアカウント
- Twitterアカウント
の4つです。後にも述べますが、セキュリティ対策のためメールアドレスは捨ててもよいものを、イーサリアムアドレスは取引所のアドレスではなくMyEtherWalletなどを使い新たなアドレスを作成することをオススメします。
エアドロップで受け取るトークンはイーサリアムトークンであることがほとんどなのでMyEtherWalletがあると非常に便利です。
3ステップでわかる実際のエアドロップの参加方法
エアドロップのやり方3ステップ
- STEP1:現在開催されているエアドロップの情報を探す
- STEP2:各通貨のエアドロップの条件を確認し実行する
- STEP3:エアドロップ報酬を受け取る
では実際に具体的なエアドロップの流れを上の3ステップに沿って見ていきましょう。
STEP1:現在開催されているエアドロップの情報を探す
まずは現在開催されているエアドロップ情報を探しましょう。
「世界から最新Airdrop一覧」などのサイトに現在開催されているエアドロップの情報が豊富に載っているので、興味のある通貨のエアドロップ手順や条件、必要なアカウントなどをチェックしましょう。
STEP2:各通貨のエアドロップの条件を確認し実行する
それぞれの通貨のエアドロップの手順を確認し、実行します。
エアドロップの参加方法は運営元によって異なるので通貨ごとにしっかり確認するようにしましょう。
エアドロップの参加方法一例
- 指定の取引所に登録しKYC(本人確認)を済ませる
- エアドロップフォームにアクセスして送信
- Telegramグループに参加
- Twitterアカウントをフォロー
- 少なくともフレンド一人を紹介
STEP3:エアドロップ報酬を受け取る
エアドロップの条件を満たすとウォレットに報酬が付与されます。
ただすぐには反映されないケースも多いので、配布が遅い場合でも気長に待ちましょう。
また、前でも述べましたがエアドロップに使われるトークンはイーサリアムトークンであることが多く、報酬を入手しウォレットから送金する際にはガス代(手数料)のイーサリアムが必要になるので注意しましょう。
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エアドロップにおける3つの危険性
エアドロップの危険性①個人情報悪用のリスク
トークンを受け取るためには個人のアドレスを入力することになりますが、運営側が手に入れた個人情報を悪用する可能性があります。
例えば、使ったメールアドレスに大量の広告を送る、パスワードを他で使えないか試すなど、運営側は手段を選ばずに利用してくるかもしれません。
特にAirDropを利用している人には投資家が多く、彼らの情報(イーサリアムアドレスなど)がハッキングの標的になっているかもしれません。
エアドロップの危険性②なりすましによる詐欺
悪意のある運営側がユーザーの個人情報を手に入れると、「あなたのイーサリアムウォレットがロックされたので秘密鍵を教えてください」などのメールを送り、秘密鍵を聞き出そうとする可能性が高いです。
秘密鍵を相手に教えてしまうと持っているコインを全て盗まれてしまいます。
暗号資産(仮想通貨)Tronを例にとると、Twitterの偽アカウントを作成し偽サイトにアクセスさせることでユーザーの情報を盗もうとするということがありました。
基本的に、秘密鍵の入力を要求する案件は全て詐欺と思ってください。
エアドロップの危険性③税金が発生する可能性あり
エアドロップで貰えるトークンのほとんどはその時点で市場価値がついてないためトークンを所有するだけでは税金の対象外ですが、後にトークンが上場し利確した場合には通常の暗号資産(仮想通貨)と同様に課税対象となります。
一方で、すでに上場している暗号資産(仮想通貨)をエアドロップで貰った場合には、トークンが法人からの贈与により得た資産と見なされ「一時所得」に分類される可能性があります。
暗号資産(仮想通貨)に関わる税金の計算は個人では判断が難しい部分があるため、後々面倒なことにならないためにも税理士などに相談することをオススメします。
エアドロップを行う際の2つの注意点
エアドロップの注意点①秘密鍵は絶対に入力しない
暗号資産(仮想通貨)の管理のための鍵として公開鍵と秘密鍵というのがあります。
公開鍵は個人の口座番号のことで他人に知られても特に問題はありません。しかし秘密鍵とは口座のコインを移動させるためのパスワードの役割を持つためこれを他人に知られ、悪用されるとコインを盗まれてしまいます。
先程も述べましたがエアドロップの登録の際に秘密鍵を要求してくるものは全て詐欺なので絶対に秘密鍵を入力してはいけません。
↓公開鍵と秘密鍵の詳しい説明はこちら
エアドロップの注意点②メールアドレス・イーサリアムアドレスは普段のとは別のものを用意する
ハッキングの被害を防ぐためにも、エアドロップ登録の際には毎回違うメールアドレス、イーサリアムアドレスを用いるようにしましょう。
できればパスワードの使い回しもしない方が良いです。
また、エアドロップ案件ごとに違うアドレスを用いれば登録後に送られてくる大量の広告メールを整理しやすくなるため、重要な情報を見逃すリスクを軽減できます。
現在オススメのエアドロップを紹介!
おすすめエアドロップ①ベーシックアテンショントークン(BAT)
ベーシックアテンショントークン(BAT)は、ページの高速表示とプライバシー保護に特化したインターネットブラウザである「Brave」で使用することができるトークンです。
Braveで広告を見ると報酬としてBATが付与されるという仕組みをはじめとして、BATはBraveの運営において欠かせない仕組みの一つとなっています。
2020年に入ってからコインチェックなど国内大手取引所で立て続けに取り扱いが開始されたことでも注目を集めています。
公式サイト | https://basicattentiontoken.org/ja/ |
ホワイトペーパー | Whitepaper |
Twitterアカウント | https://twitter.com/attentiontoken |
- 1.Braveブラウザをダウンロード
- 2.設定の中で「Brave Rewards」を有効にする
- 3.毎月BraveユーザーにランダムでBATトークンが付与される
- 4.受け取ったBATはコンテンツ作成者などにチップを付与するのに使用できる
おすすめエアドロップ②イオス(EOS)
イオス(EOS)は、スマートコントラクトを利用した分散型アプリケーションフォームの構築を目指すプロジェクトの資金調達に用いられた暗号資産(仮想通貨)です。
トランザクションにおいてビットコインやイーサリアムなどの主要通貨とは比べ物にならないほどの圧倒的な処理速度を誇っていることがイオスの大きな特徴でもあります。
2020年12月現在は国内取引所での取り扱いはありませんが、今後国内取引所に上場した際は大きな価格高騰が期待されるでしょう。
公式サイト | https://eos.io/ |
ホワイトペーパー | Whitepaper |
Twitterアカウント | https://twitter.com/block_one_ |
- 1.Coinbase(コインベース)のアカウントを作成
- 2.専用ページで必要事項を記入し、タスクを完了させる
- 3.EOSコインで最大50ドルを獲得
- 4.獲得した報酬は図具に取引で使え、ウォレットにも送信できる
おすすめエアドロップ③Free Bitcoin(BTC)
今や不動の人気No.1となっている主要通貨のビットコインにも、無料でエアドロップを受けられるサービスがあります。
ビットコインは2020年12月に約3年ぶりに200万ドルを突破し、バブル期以来の大幅な価格上昇を見せました。
今後もビットコインETFの承認や暗号資産(仮想通貨)決済サービス「Bakkt(バックト)」の普及など、ビットコインの発展を促進するイベントに期待がかかっています。
公式サイト | https://bitcoin.org/ja/ |
ホワイトペーパー | Whitepaper |
Twitterアカウント | https://twitter.com/btc |
Free Bitcoinのエアドロップ参加方法
- Free Bitcoinのサイトに登録
- 報酬を得るためのサイコロゲームをプレイ(1時間に1回)
- でたサイコロの数字によって報酬が決定
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エアドロップに関するQ&A
- エアロドップで使われるTelegram(テレグラム)って何?
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エアドロップのやり方の項目でも出てきましたが、Telegram(テレグラム)は匿名性の高いメッセージアプリのことです。
非営利団体によって運営されているため広告掲載がなく、様々な企業によるプロモーションにも頻繁に利用されています。
暗号資産(仮想通貨)のエアドロップの手順にも、「そのプロジェクトのTelegramグループに参加する」などといった条件が組み込まれることが多いため、エアドロップを利用する際はTelegramアカウントも作成しておくとよいでしょう。
- エアドロップで得た通貨には税金はかかるの?
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エアドロップで得た通貨にかかる税金は、次の2つの場合で扱いが異なります。
- 入手した通貨に市場価値がついている場合(取引所に上場している)
- 通貨に市場価値がついていない場合(未上場の通貨である)
1の場合は入手した時点での時価総額が損益として認識され、税金が発生します。
2の場合は取得金額は0となり所得は発生しません。ただし、その通貨を売却した際には売却金額が所得金額となり税金が発生します。
暗号資産(仮想通貨)のエアドロップまとめ
- 通貨の知名度向上などを目的として無料で暗号資産(仮想通貨)が配布されるイベント
- 過去にはビットコインキャッシュ(BCH)などもエアドロップされている
- 通貨の公式アカウントのなりすましによる詐欺には注意
- 2020年現在もステラ(XLM)など様々な通貨でエアドロップが開催中!
暗号資産(仮想通貨)のエアドロップは無料でトークンがもらえるイベントであり、将来的に通貨の価値が上がれば大きな利益を得ることができます。しかし中には、個人情報を悪用した詐欺案件もありリスクもあることを知っておくべきです。
現在、新しいエアドロップが常に発生しているので情報収集を行い、エアドロップをうまく利用してもらえればと思います。