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仮想通貨のDeFiトークンとは何か?急騰中の分散金融トークンを5分で解説します!

仮想通貨業界でDefiが盛り上がっているけど、聞いたことなかった…
仮想通貨の投資経験者でもこんな風に思い、焦った人も入るのではないでしょうか?

安心してください、2022年2月時点でDefiに出会ったあなたは、世界的に見ても敏感な方です!

ただ確かにDeFiは分散金融と言われても、何のことは分からないし、理解しにくいですよね。

そこで暗号資産(仮想通貨)の専門家が、初心者でも分かるよう徹底解説していきます!  

この記事をざっくりまとめると…
  • DeFiとはブロックチェーン上で構築される金融エコシステム
  • 新たなマイニング法イールドファーミングがトレンド
  • 急上昇中だが、高値掴みになる可能性がある

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目次

DeFiって何?ざっくり解説! 

DeFiとは分散型金融と呼ばれる、ブロックチェーン上に構築される金融のエコシステムです。

ちなみに読み方はデフィーではなく、ディファイです。
よく間違えやすいので気をつけましょう!

特徴としてすべての人々が平等にシステムにアクセスし、資産管理ができます。
またスマートコントラクトを活用することで仲介者を排除し、様々な金融領域において利便性や透明性の向上を目指しています。

DeFiのメリット

DeFiのメリット
  • 仲介する金融機関がいなくても安心して取引できる
  • 金融サービスへの参入障壁が低く、誰でも簡単に金融資産を持てる

1.信頼できない人とも安全に取引ができる

DeFiのメリット一つ目は、信頼できる金融機関が仲介しなくても安心して取引ができることです。

DeFiでの取引はブロックチェーン上に記載され、特徴が3つあります。

①契約内容は誰にも書き換えられない
②スマートコントラクトにより契約が自動で実行、不正な二重支払いが起きない
③取引内容が共有されるので透明性が高い

ですので顔を見たことない相手でも安心して契約でき、仲介者がいなくても取引ができます!

2.誰でも簡単に資産が保有できる 

DeFiのメリット二つ目は、従来の金融サービスを利用できない人でも、容易にアクセスができることです。

営利目的の金融機関が仲介せず、面倒な手続きもないので、金融サービスへの参入障壁を下げることができます。

どんな人でも簡単に資産を保有することができるのは、DeFiの大きな魅力です!

DeFiの注意点

DeFiの注意点
  • 非中央集権なのでスピードが遅い
  • ユーザーの負担が大きい

1.非中央集権なのでスピードが遅い

DeFiは、中央集権のように意思決定者・意思決定プロセスが明確、ではないため決定スピードが遅いです。

しかしデメリットは透明性が高い・適切なガバナンスが図られるなど、非中央集権のメリットの裏返しです。

ですので、どちらの体制も一長一短だといえます。

2.ユーザーの負担が大きい 

DeFiのシステムは仲介者がいないことで、過失の責任をユーザーが負うリスクがあります。
他の金融サービスでは仲介者が責任を負うのに対し、DeFiではユーザー自身があらゆる責任を負う必要があります。

またDeFiに分類されるプロジェクトは150種類以上あるので、適切なプロジェクトを見つけ出すのは骨が折れるでしょう。

ユーザーにとって、責任が重い・最適なプロジェクトを見つけ出すのが困難、というのはかなりの負担と言えるでしょう。

DeFiの代表的なプロジェクト2選

1.Maker DAO

MakerDAO(メーカーダオ)とは、Maker財団が運営しているDeFi市場最大・最古参プロジェクトです。

MakerDAOは通貨DAIと呼ばれる、ETHやBATなどの通貨を担保に米ドルと価値が紐づくステーブルコインを発行・借用するためのシステムです。

MalerDAOは、2020年7月26日に預かり資産が10億ドルを突破し、DeFi市場を牽引する存在です!

⇩ステーブルコインについて詳しく知りたい方はこちら!

2.Compound

Compound(コンパウンド)とは、ネット上で自由にやりとりができる暗号資産(仮想通貨)の銀行のような役割をしています。
特徴は、貸し暗号資産(仮想通貨)の利息収入やローン組成などができ、預けた資産はデータベースとして金銭価値を保存できることです。

また2020年6月16日から4年間、トークン「COMP」を配布します。
COMP配布の目的は、オンチェーンガバナンスと呼ばれる、投票によって決定されたコードが自動的に採用される仕組みにすることです。

Compoundは、DeFi市場でMakerDAOについで有名で、COMP配布でさらに需要が高まっています。
今後に期待できるDeFiプロジェクトの1つです!

DeFiが注目されているのは何で?

DeFiが注目される理由をまとめると…
  • DeFiにおいてETHは長期的なプレミアムを生み出している
  • 主にBTCの投資家がDeFi市場に流入してきている
  • 新たなマイニング法、イールドファーミングがトレンドに!

1.イーサリアムとの関連性が強い

イーサリアムは分散型プラットフォーム全体のことで、DeFiはイーサリアムブロックチェーンを基盤としています。

BTC・ETHの7月後半の価格高騰は、DeFiの成長によるもので、、2020年4月の終値からCOMPが1000%LENDが530%、BNTが490%と驚異的な値上がりを見せました。

投資家スペンサー・ヌーン氏は「イーサリアムはDeFiにおける唯一のトラストレスな担保となり、長期的なプレミアムを生み出している」と述べています。
トラストレスとは第三者を信頼することなく、ブロックチェーン技術を利用して安心・安全な取引を実現できることです。

このように、DeFiの成長を語るにはイーサリアムは切っても切れない関係といえます。

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⇩イーサリアムについて詳しく知りたい方はこちら!⇩

2.個人投資家がDeFi市場に関心!

2つ目の理由は、個人投資家がDeFi市場に参入していることです。

2020年7月、100億相当のビットコインがイーサリアムに流れこみました。
ビットコインをイーサリアムのブロックチェーン上でトークン化することにより、トレーダー・投資家はDeFiを利用できるようになります。

イーサリアムをブロックチェーンの基盤としているDeFiにとって、ビットコインを取り込むことは、ユーザー層・サービスの拡大につながります。

CoinListのアンディ・ブロムバーグ氏は「イーサリアムのブロックチェーン上でトークン化することは、DeFiにとって最大の成長チャンスだ」と述べています。

3.イールドファーミング

3つ目の理由は、イールドファーミングと呼ばれる、新たなトークンの増やし方がトレンドになっているからです。

イールドファーミングとは、DeFiスタートアップのアプリケーションへ一時的に暗号資産を預け、より多くの暗号資産を稼ぐ概念です。
これによりDeFiブームに火がついたと言われています。

特徴として、DeFiのスタートアップがガバナンストークンを発行する前であれば、銀行に預けるより多く稼げます。
しかしその分リスクが高く、もし取り付け騒ぎが起これば、ユーザーはお金を引き出せなくなる可能性があります。

イールドファーミングはDeFiブームの火付け役で、大注目のマイニング方法です!

DeFiの今後・将来性を専門家が予想!

 DeFiの今後・将来性をまとめると…
  • 市場自体が発展途上なので、伸び代がある
  • DeFiトークンは急上昇中だが、高値掴みになる可能性があるので要注意!

DeFi市場はこれから!

ブロックチェーン分析企業メサーリのライアン・セルキス氏は、「DeFi市場には伸び代がある」と述べています。

市場規模の棒グラフ

現在のDeFiが占めるシェア率まだ低く、リップルやビットコインキャッシュより市場は小さいです。
しかし2019年のトレンドで、2020年現在でも話題となっている今の現状を踏まえると、まだまだ伸び代があると言えます!

DeFiトークンが急上昇!

COMPをはじめ、イーサリアムベースのDeFiに分類される通貨は上昇傾向にあります。
たとえばカイバーネック(KYC)やバンコール(BNT)など10個のトークンは、年初来で500%以上の上昇となっています。

しかしイーサリアム の共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は「多くの投資家がスマートコントラクトのリスクを過小評価している」と現在の市場に警鐘。
現在のDeFi市場は投機的に過熱しており、「ICOバブルを彷彿とさせるものがある」と業界関係者からの懸念の声も上がっています。

現在のDeFiは期待が集まり好調ですが、高値掴みしてしまう可能性があることは認識しましょう。

DeFiまとめ

この記事をざっくりまとめると…
  • DeFiとはブロックチェーン上で構築される金融エコシステム
  • 新たなマイニング法イールドファーミングがトレンド
  • 急上昇中だが、高値掴みになる可能性がある

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以上で見てきた通り、イールドファーミングの登場BTCの投資家たちの流入により、DeFiは急成長中です!

ただ、バブルとも言える過熱は、高値掴みをしてしまう可能性があります。
ですのでDeFiトークンを購入するときは、しっかり精査しましょう!

現在の過熱後に、DeFiが健全で持続的な金融エコシステムへと発展していくのが楽しみです!

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この記事を書いた人

水野倫太郎のアバター 水野倫太郎 Ichizenholdings代表

慶應義塾大学経済学部。
2017年米国留学時にブロックチェーンと出会い、Web3の業界に足を踏み入れる。
2018年には、日本有数の仮想通貨メディアCoinOtakuに入社。
2019年には同社のCMOに就任し、2020年に東証二部上場企業とM&Aを行い、様々なクリプト事業を展開する。
2022年に現在代表取締役社長を務めるICHIZEN HOLDINGSを立ち上げ様々なWeb3事業を手がける。
複数のWeb3系事業に出資を行いながら有識者として活動。

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